公開日 2023/08/22 10:57
サブカルチャーの聖地として知られる東京・中野に4月1日、「カメラのキタムラ 東京・中野サンモール店」がオープンした。郊外ロードサイドでお馴染みの従来の“カメラのキタムラ”とは一線を画し、中古の腕時計とカメラを目玉に据え、プリントも若い客層にシフトした新しいコンセプトの店舗。インバウンド回復も追い風に集客も好調で、大きな注目を集めている。
全国に620店を展開するカメラのキタムラでは、ロードサイド店を中心とした約400店で2022年3月より腕時計の買取サービスをスタートした。嗜好品であるカメラの買取りで培った接客技術やノウハウが活かされ、同年9月には買取価格を事前に確認できる「時計買取専門サイト」も立ち上げ、腕時計に対する取り組みを強化する。「カメラのキタムラ 東京・中野サンモール店」1階には、そうして全国から集まった約200点もの中古腕時計が揃う。
中野にはヴィンテージウォッチに至る幅広い品揃えを誇る「ジャックロード」(創業1987年創業)や「かめ吉」(同1998年)など、世界のウォッチコレクターが注目する名だたる腕時計専門店が顔を揃える。数多くのインバウンドのお客様も時計の購入を目当てに足を運ぶ、まさに“聖地”だ。
そんな“中野”へ「時計のフラグシップ店を!」と熱い想いを抱いていた同社会長・武田宣氏の願いも叶い、駅から中野ブロードウェイへと続くサンモールへの出店が実現した。従来のカメラのキタムラにはない新たなコンセプトとなる店舗は、いざ開店するや中古腕時計が好調な売れ行きを見せているという。
「来店客の約7割をインバウンドのお客様が占め大変驚きました」と語る同店店次長・平尾雅人氏。「願ってもない好立地で、キタムラも腕時計をやっているのかと足を止めて見ていかれます。資産価値目的の購入も多いと言われる腕時計ですが、当店の場合はビギナーからマニアのお客様まで、箱や保証書がなくてもいい、少し傷があっても構わないと、自分が身に着ける気に入るものを手に入れたいお客様が多いようです」と大きな支持を集めている。
店内は木製の棚を基調にして、シンプルにブランドごとに分けられ、じっくりと品定めができる落ち着いた雰囲気を演出。中央に配した4つのショーケースには、これぞという商品を月替わりで紹介する。
2階には、ライカをはじめとする中古舶来カメラ約300点を含めた約1,200点の中古カメラを品揃え。中古腕時計同様、全国のカメラのキタムラで買取った品物が集まる。
同社系列のカメラ修理専門店で修理のプロが点検・整備したお墨付き「UCSプロメンテ済」のマークが付いた品物も少なくない。「過去にフリマサービスやオークションサイトで中古を手に入れたものの、結局は使えなかった苦い経験をされた方が買い直しで来られるケースも少なくありません」とのことで、お客様が寄せる“信頼”は大きな武器のひとつ。
インバウンド客から圧倒的な人気を集めているのは富士フイルムのカメラ。中国、韓国、台湾、ベトナム、シンガポールなどアジア圏のお客様からの要望が特に強い。「日本でも品薄の状況が続いていますが、海外ではさらに輪をかけて手に入りにくいため、中古でもいいからと人気が高まっています」と説明する。
インバウンドのお客様からは、帰国時のお土産としてチェキフィルムの指名買いも多く見られるが、こちらも品薄のため、現在は1人ひとつに購入を制限している。
お客様が目を皿のようにして物色する「ジャンクコーナー」は、平尾氏曰く“宝物探し”。約500点もの商品が1ヶ月で回転する。状態が良いものや掘り出し物も多く、「自ら修理できる高い技術をお持ちで、再リユースを目的に購入されるお客様もいらっしゃいます」と注目度が高い。
一昔前はコンパクトなフィルムカメラが注目されたが、市場に出回る点数が少なくなり、今は“一人一台時代”と言われた全勢時のコンパクトデジタルカメラが人気の的。「購入されるのは主に若いお客様です。低画素なCCDでの撮影を、反対に魅力として受け止めていらっしゃいます」。近くには大学もあり、商店街は常に若い人で活気にあふれる。「育ってきた環境のなかで、メルカリなどに身近に接してきたZ世代は、中古に対してまるで抵抗がありません」と情報発信でもインスタ等のSNSに力を入れている。
中古腕時計、中古カメラに次ぐもうひとつの柱であるプリントサービスは、若いお客様が中心だ。「駅近」「フィルムが現像できる」「証明写真が急に必要な時も夜21時まで営業している」など、Z世代の要望に応える。
「Z世代のキーワードは“タイムパフォーマンス”です。チェキが大きな支持を得るのも、写したその場でプリントして共有できるから。また、デジタルネイティブですがアナログに対する関心も大変高く、当店ではフィルムプリントがデジタルプリントを上回っています。同時にデータ化するケースが多いですね」。
フィルムからの現像とデータ保存をセットで注文した方を限定に、フィルムからの写真プリントが680円(税込)でできる「得プリパック」も好評。「デジタルデータとして保存するだけでなく、せっかくですからとアナログのプリントをお薦めしています」とアナログプリントのよさを積極的にアピールする。
チェキのほか、アフターコロナに人気が急上昇して一時は品薄になった「写ルンです」、各種フィルムなども豊富に取り揃えている。プリントで人気を集めるのは、チェキ風サイズがかわいい「ハーフサイズプリント」。「スマホや写ルンですで撮り、ハーフサイズプリントして、スマホの背面の透明ケースに入れるのが人気になっています。ハーフサイズのプリントはLサイズよりも多く、特に写ルンですでは同時プリントが目につきます」。
スマホの写真は撮りっ放しで、一時はプリントニーズの減少が危惧されたが、多彩な商品の登場もあり、写真の楽しみ方は着実に広がりを見せている。手軽に写真を飾って楽しめる「フォトフィーユ」、厚みのある発泡パネルにかんたんにプリントを貼って立て掛けられるフォトパネル「パネろ」が人気上昇中だ。
ブライダル需要にも注目する。アフターコロナで籍を入れてから1年後、2年後に結婚式・披露宴を行う例が珍しくない今、スマホで撮影した動画を披露宴でも流せる動画に簡単に編集できる「フォトスタ」の利用者も増えている。式場のウェルカムスペースで便利に活用できる各種商品を案内するなど提案を強化。なかには披露宴の会場で出席者が皆で写ルンですを使って撮影をして、その現像をまとめて請け負うケースもあったそうだ。
これまでのカメラのキタムラの客層の二本柱となっていたのは、年配のカメラファンと子育て世代のママ層だ。しかし、東京・中野サンモール店が地域密着を目指して平尾氏が目を向けるのは若い世代。
「大切なのはきっかけ。こちらからどんどん提案していきます」と大きな可能性に手応えを感じ取る。キタムラの旗艦店「新宿 北村写真機店」でもZ世代に影響力があるインフルエンサー(YouTuber)を起用し、セルフ写真館『PICmii(ピックミー)』に招いてイベントを行ったり、コラボしたギャラリーを開催したり、色々な試みを矢継ぎ早に展開している。「この店は小さなコミュニティにはなりますが、サブカルの街はさすがに情報伝達のスピードが早く、とても強力です」と存在感をさらに高めていく構え。
同店はスタッフの平均年齢が25歳と若いのも特徴で、フットワークも軽い。カメラとプリントは平尾氏と芥川直輝店長が、時計は専門スタッフ3名が担当。5名の社員全員が研修を行った新宿 北村写真機店も同様に若手のスタッフが多く、中古腕時計も取り扱い、販売・買取りに加え、修理も手掛けている。切磋琢磨して成長を競い合う存在として、常に情報をやり取りするなど連携を強化している。
さらに、「プロ写真家を目指している日大芸術学部写真学科の学生さんなど、多彩なキャラクターのパート・アルバイトの皆さんが大活躍しています」と話す。ライカのカメラをすでに所有するという大学生にライカの展示を任せると、背景にズラリと箱を並べることで一気に高級感を高めるなど、「アイデアがあふれ出る柔らかい発想力には本当に感心させられます」と舌を巻く。
「Z世代が今、何を求めているのかは、一緒に働いているので肌で感じ取ることができます。極端な話をすれば、一緒に働いている従業員が欲しがるものを提供すればいい。新しいサービスを始めるときにも必ず事前に意見を聞きます。『いいんじゃないですか』『いまいちかな』とストレートな答えが返ってきます(笑)」。
安田顕さん、伊藤沙莉さんを起用したCMで大々的に露出をはかるなど、認知度も大きく高まったカメラのキタムラ。勢いに乗り、カメラ愛好家が集まる街・新宿に、これまでになかった写真体験を、これまでになかった規模でお届けする旗艦店「新宿 北村写真機店」を2020年7月にオープン。そして、全国の店舗から集めた中古腕時計を扱う店舗として、サブカルの聖地・中野の玄関口にオープンした新業態「カメラのキタムラ 東京・中野サンモール店」。
キタムラが仕掛ける新たなチャレンジに、平尾氏は「『目配り・気配り・心配り』の三配りは、キタムラでも昔から言い続けられ実践してきました。お客様もお名前で呼びます。これはすべての世代の方へと共通するニーズであると実感しており、お客様おひとりおひとりに寄り添うことを意識して、もう一度真摯に接客を心掛ければ、お客様にキタムラを選んでいただくことができます。そのことが見えてきました」と力を込める。次の時代を見据え、「大きな役割を担う店舗です」と飛躍を誓う東京・中野サンモール店。今後の進化に注目したい。
【店舗概要】
カメラのキタムラ 東京・中野サンモール店
〒164-0001 東京都中野区中野5-60-6
TEL 03-5318-5160
営業時間 11:00-21:00
プリントサービスはZ世代から高い支持
【販売店レポート】カメラのキタムラ中野サンモール店、中古腕時計&カメラの新業態が“聖地”で存在感
PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純■カメラのキタムラ全国400店から集結した中古腕時計が大人気
サブカルチャーの聖地として知られる東京・中野に4月1日、「カメラのキタムラ 東京・中野サンモール店」がオープンした。郊外ロードサイドでお馴染みの従来の“カメラのキタムラ”とは一線を画し、中古の腕時計とカメラを目玉に据え、プリントも若い客層にシフトした新しいコンセプトの店舗。インバウンド回復も追い風に集客も好調で、大きな注目を集めている。
全国に620店を展開するカメラのキタムラでは、ロードサイド店を中心とした約400店で2022年3月より腕時計の買取サービスをスタートした。嗜好品であるカメラの買取りで培った接客技術やノウハウが活かされ、同年9月には買取価格を事前に確認できる「時計買取専門サイト」も立ち上げ、腕時計に対する取り組みを強化する。「カメラのキタムラ 東京・中野サンモール店」1階には、そうして全国から集まった約200点もの中古腕時計が揃う。
中野にはヴィンテージウォッチに至る幅広い品揃えを誇る「ジャックロード」(創業1987年創業)や「かめ吉」(同1998年)など、世界のウォッチコレクターが注目する名だたる腕時計専門店が顔を揃える。数多くのインバウンドのお客様も時計の購入を目当てに足を運ぶ、まさに“聖地”だ。
そんな“中野”へ「時計のフラグシップ店を!」と熱い想いを抱いていた同社会長・武田宣氏の願いも叶い、駅から中野ブロードウェイへと続くサンモールへの出店が実現した。従来のカメラのキタムラにはない新たなコンセプトとなる店舗は、いざ開店するや中古腕時計が好調な売れ行きを見せているという。
「来店客の約7割をインバウンドのお客様が占め大変驚きました」と語る同店店次長・平尾雅人氏。「願ってもない好立地で、キタムラも腕時計をやっているのかと足を止めて見ていかれます。資産価値目的の購入も多いと言われる腕時計ですが、当店の場合はビギナーからマニアのお客様まで、箱や保証書がなくてもいい、少し傷があっても構わないと、自分が身に着ける気に入るものを手に入れたいお客様が多いようです」と大きな支持を集めている。
店内は木製の棚を基調にして、シンプルにブランドごとに分けられ、じっくりと品定めができる落ち着いた雰囲気を演出。中央に配した4つのショーケースには、これぞという商品を月替わりで紹介する。
■高い回転率を誇るジャンクカメラは“宝物探し”
2階には、ライカをはじめとする中古舶来カメラ約300点を含めた約1,200点の中古カメラを品揃え。中古腕時計同様、全国のカメラのキタムラで買取った品物が集まる。
同社系列のカメラ修理専門店で修理のプロが点検・整備したお墨付き「UCSプロメンテ済」のマークが付いた品物も少なくない。「過去にフリマサービスやオークションサイトで中古を手に入れたものの、結局は使えなかった苦い経験をされた方が買い直しで来られるケースも少なくありません」とのことで、お客様が寄せる“信頼”は大きな武器のひとつ。
インバウンド客から圧倒的な人気を集めているのは富士フイルムのカメラ。中国、韓国、台湾、ベトナム、シンガポールなどアジア圏のお客様からの要望が特に強い。「日本でも品薄の状況が続いていますが、海外ではさらに輪をかけて手に入りにくいため、中古でもいいからと人気が高まっています」と説明する。
インバウンドのお客様からは、帰国時のお土産としてチェキフィルムの指名買いも多く見られるが、こちらも品薄のため、現在は1人ひとつに購入を制限している。
お客様が目を皿のようにして物色する「ジャンクコーナー」は、平尾氏曰く“宝物探し”。約500点もの商品が1ヶ月で回転する。状態が良いものや掘り出し物も多く、「自ら修理できる高い技術をお持ちで、再リユースを目的に購入されるお客様もいらっしゃいます」と注目度が高い。
一昔前はコンパクトなフィルムカメラが注目されたが、市場に出回る点数が少なくなり、今は“一人一台時代”と言われた全勢時のコンパクトデジタルカメラが人気の的。「購入されるのは主に若いお客様です。低画素なCCDでの撮影を、反対に魅力として受け止めていらっしゃいます」。近くには大学もあり、商店街は常に若い人で活気にあふれる。「育ってきた環境のなかで、メルカリなどに身近に接してきたZ世代は、中古に対してまるで抵抗がありません」と情報発信でもインスタ等のSNSに力を入れている。
■Z世代の定番は「ハーフサイズプリント」。フィルム現像も堅調
中古腕時計、中古カメラに次ぐもうひとつの柱であるプリントサービスは、若いお客様が中心だ。「駅近」「フィルムが現像できる」「証明写真が急に必要な時も夜21時まで営業している」など、Z世代の要望に応える。
「Z世代のキーワードは“タイムパフォーマンス”です。チェキが大きな支持を得るのも、写したその場でプリントして共有できるから。また、デジタルネイティブですがアナログに対する関心も大変高く、当店ではフィルムプリントがデジタルプリントを上回っています。同時にデータ化するケースが多いですね」。
フィルムからの現像とデータ保存をセットで注文した方を限定に、フィルムからの写真プリントが680円(税込)でできる「得プリパック」も好評。「デジタルデータとして保存するだけでなく、せっかくですからとアナログのプリントをお薦めしています」とアナログプリントのよさを積極的にアピールする。
チェキのほか、アフターコロナに人気が急上昇して一時は品薄になった「写ルンです」、各種フィルムなども豊富に取り揃えている。プリントで人気を集めるのは、チェキ風サイズがかわいい「ハーフサイズプリント」。「スマホや写ルンですで撮り、ハーフサイズプリントして、スマホの背面の透明ケースに入れるのが人気になっています。ハーフサイズのプリントはLサイズよりも多く、特に写ルンですでは同時プリントが目につきます」。
スマホの写真は撮りっ放しで、一時はプリントニーズの減少が危惧されたが、多彩な商品の登場もあり、写真の楽しみ方は着実に広がりを見せている。手軽に写真を飾って楽しめる「フォトフィーユ」、厚みのある発泡パネルにかんたんにプリントを貼って立て掛けられるフォトパネル「パネろ」が人気上昇中だ。
ブライダル需要にも注目する。アフターコロナで籍を入れてから1年後、2年後に結婚式・披露宴を行う例が珍しくない今、スマホで撮影した動画を披露宴でも流せる動画に簡単に編集できる「フォトスタ」の利用者も増えている。式場のウェルカムスペースで便利に活用できる各種商品を案内するなど提案を強化。なかには披露宴の会場で出席者が皆で写ルンですを使って撮影をして、その現像をまとめて請け負うケースもあったそうだ。
■地域に根差した強力なコミュニティ形成へ
これまでのカメラのキタムラの客層の二本柱となっていたのは、年配のカメラファンと子育て世代のママ層だ。しかし、東京・中野サンモール店が地域密着を目指して平尾氏が目を向けるのは若い世代。
「大切なのはきっかけ。こちらからどんどん提案していきます」と大きな可能性に手応えを感じ取る。キタムラの旗艦店「新宿 北村写真機店」でもZ世代に影響力があるインフルエンサー(YouTuber)を起用し、セルフ写真館『PICmii(ピックミー)』に招いてイベントを行ったり、コラボしたギャラリーを開催したり、色々な試みを矢継ぎ早に展開している。「この店は小さなコミュニティにはなりますが、サブカルの街はさすがに情報伝達のスピードが早く、とても強力です」と存在感をさらに高めていく構え。
同店はスタッフの平均年齢が25歳と若いのも特徴で、フットワークも軽い。カメラとプリントは平尾氏と芥川直輝店長が、時計は専門スタッフ3名が担当。5名の社員全員が研修を行った新宿 北村写真機店も同様に若手のスタッフが多く、中古腕時計も取り扱い、販売・買取りに加え、修理も手掛けている。切磋琢磨して成長を競い合う存在として、常に情報をやり取りするなど連携を強化している。
さらに、「プロ写真家を目指している日大芸術学部写真学科の学生さんなど、多彩なキャラクターのパート・アルバイトの皆さんが大活躍しています」と話す。ライカのカメラをすでに所有するという大学生にライカの展示を任せると、背景にズラリと箱を並べることで一気に高級感を高めるなど、「アイデアがあふれ出る柔らかい発想力には本当に感心させられます」と舌を巻く。
「Z世代が今、何を求めているのかは、一緒に働いているので肌で感じ取ることができます。極端な話をすれば、一緒に働いている従業員が欲しがるものを提供すればいい。新しいサービスを始めるときにも必ず事前に意見を聞きます。『いいんじゃないですか』『いまいちかな』とストレートな答えが返ってきます(笑)」。
安田顕さん、伊藤沙莉さんを起用したCMで大々的に露出をはかるなど、認知度も大きく高まったカメラのキタムラ。勢いに乗り、カメラ愛好家が集まる街・新宿に、これまでになかった写真体験を、これまでになかった規模でお届けする旗艦店「新宿 北村写真機店」を2020年7月にオープン。そして、全国の店舗から集めた中古腕時計を扱う店舗として、サブカルの聖地・中野の玄関口にオープンした新業態「カメラのキタムラ 東京・中野サンモール店」。
キタムラが仕掛ける新たなチャレンジに、平尾氏は「『目配り・気配り・心配り』の三配りは、キタムラでも昔から言い続けられ実践してきました。お客様もお名前で呼びます。これはすべての世代の方へと共通するニーズであると実感しており、お客様おひとりおひとりに寄り添うことを意識して、もう一度真摯に接客を心掛ければ、お客様にキタムラを選んでいただくことができます。そのことが見えてきました」と力を込める。次の時代を見据え、「大きな役割を担う店舗です」と飛躍を誓う東京・中野サンモール店。今後の進化に注目したい。
【店舗概要】
カメラのキタムラ 東京・中野サンモール店
〒164-0001 東京都中野区中野5-60-6
TEL 03-5318-5160
営業時間 11:00-21:00
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