トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2023/04/25 17:21
日本のアーティストには対応が不十分かも

iPhoneでChatGPTが使えるアプリ「Petey」、Apple Musicのプレイリスト作成にも対応

多根清史
Apple Watch上でAIチャットボットChatGPTを利用できるアプリPetey(旧名watchGPT)は、「手首から音声で対話できる」ことが大きな話題を集めた後、iOS版も提供が始まっている。watchOS版よりも素早く回答が得られるほか、ショートカットによりSiriと入れ替えることもでき、ChatGPTをより身近なものにしたと好評を得ているようだ。

そのPetey最新版(バージョン2.1)では、Apple Musicと接続できるようになり、ユーザーの好みに合わせたプレイリストを作成したり、曲をApple Musicライブラリに追加できるようになった。

そのやり方は、たとえば「明るく楽しいプレイリストを作って」と好みを述べてプレイリスト作成を指示。すると条件と符合する曲の一覧が提示された後に、Apple Musicとの連携を許可するボタンが表示される。これをタップするとプレイリストが作成できるようになり、名前を付けるとApple Musicのライブラリにも反映される仕組みだ。

またプレイリストを作らなくとも、1曲ずつ試聴もできる。画面下にはそれぞれの曲のプレビューが表示されて再生でき、左にスワイプすれば他の曲も選べる。気に入った曲があれば、右の3点メニュー(…)をタップして「Apple Musicで開く」/「ライブラリに保存」などが選択可能だ。

もっとも、現時点では日本語での質問、あるいは日本のアーティストに関しては十分に機能していないようだ。一例としては「90年代のアニソンのプレイリストを作って」と頼むと、「残酷な天使のテーゼ」など5曲を紹介してくるものの、プレイリストとしては「RHYTHM EMOTION」1曲入りしか作ってくれないという具合である。

本機能と共に、バージョン2.1では最新のAIモデル「GPT-4」にアクセスできるようになったほか、アプリアイコンの選択やバグ修正など、いくつかのアップデートが提供されている。

これらの機能を利用するには、もちろんApple Musicに加入していることが前提だ。またiOS版のPeteyを使うには、サブスクリプションのBasic(月額900円)かPremium(月額3500円)のいずれかに課金するか、自らのOpenAI APIキーを使う必要がある。

かたやwatchOS版もGPT-4に対応しつつ、アプリ内購入で400円の買い切りということで、より敷居が低い。こちらもテキスト/電子メール/SNSを通じてチャットの結果をシェアできたり、音声で質問して回答も読み上げられるなど、十分にSF的な体験ができる。まずは、Apple Watch版を試してみてもよさそうだ。

Source: App Store
via: TechCrunch

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 アイ・オー「RECBOX」がパナソニック「miyotto」に対応
2 100年の歩み、ここにあり。ラックスマン「L-100 CENTENNIAL」「D-100 CENTENNIAL」の音質と技術を徹底レビュー
3 DALIのコンパクトスピーカー「KUPID」は国産家具ブランドにマッチ!5カラーの置き方をプロが提案
4 「今、売れているオーディオアクセサリー」<売れ筋ランキング11月 番外編>
5 LG、世界初の「RGBストライプ」「240Hz駆動」両立した4K有機ELパネル
6 Campfire Audio、グリーンのアルミ筐体を採用した10BAイヤホン「Andromeda 10」
7 得意のソフト開発力で独自R-2Rの音を深化!HiBy「RS8 II」のサウンドをプロトタイプで先行体験
8 Cayin、最大出力560mWの“ハイパーモード”搭載ポータブルDAC/アンプ「RU3」
9 着工後でも100型/4.1.2chを叶えた、マンションのペンション風LDK
10 LG、積層型有機ELディスプレイの新ブランド「Tandem WOLED」「Tandem OLED」
12/25 10:49 更新

WEB