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公開日 2023/05/22 15:09
審査で却下されたアプリは約170万

App Storeのアプリ数は178万3232。アップルが初のレポート公開

Munenori Taniguchi
アップルは先日、App Storeに関する初めての透明性レポートを発表した。この資料によると、2022年現在、App Storeでは178万3232個ものアプリを配信していることがわかる。

また、2022年内のアプリ審査件数は、新規リリースとアップデート後の再審査などをあわせて610万1913件にものぼっている。なお、審査が却下されたアプリは169万9694件だ。

興味深いのは、アプリの却下理由の大半が、アップルが定めるパフォーマンスに関するガイドラインに準拠していないというところだ。その他の理由としては法的な問題のために申請を却下されたアプリが44万1972件もあった。

一方、2022年にApp Storeから削除されたアプリの数は18万6195件あり、なかでも削除依頼があった1474件のうち1435件は中国国内からの依頼だったという。また、中国のApp Storeから削除されたアプリに対する不服申し立ては5484件にのぼり、申し立てが認められ復活したアプリは169件だった。

iPhone、iPad、Macの各App Store合計で、毎週平均7億4787万3877個のアプリがダウンロードされている。一方で再インストールされているアプリは毎週平均15億3927万4266個であり、これを含めるとさらに素晴らしい数字となるだろう。

この透明性レポートは、2019年にアップルがApp Storeを通じたアプリ販売で市場を独占しているとして起こされた訴訟に対する2021年の和解の一環として公開が約束されていたもの。アップルは和解当時、このレポートについて「さまざまな理由により却下されたアプリの数、無効化された顧客と開発者アカウント数、検索クエリと結果に関する客観的データ、App Storeから削除されたアプリの数など、アプリ審査プロセスに関する有意義な統計データを共有する」と述べていた。

上で紹介した以外にも、2022年現在のアプリ開発者の登録人数が3697万4015人であることや、開発者アカウントを停止された人数が42万8487人、毎週平均37億321万1396のユーザーアカウントがApp Storeで何らかのアプリを探していることなどがわかる。いずれも、開発者やマーケティング担当者などにとっては有用な資料といえる。アップルはこの報告を2ページの書類にまとめているので、興味があるのであれば、ダウンロードして目を通してみると良いだろう。

Source: Apple(PDF)
via: Engadget, The Verge

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