ニュース
HOME > ニュース > Gadgetニュース
公開日 2023/05/25 12:53
常時表示できるiPhone 14 Proモデル限定
iPhoneを「スマートディスプレイ化」する機能、次期iOS 17で追加か
多根清史
アップルは6月5日(現地時間)の世界開発者会議WWDCにて、主要OSの次期メジャーアップデートにつきプレビューを公開する見通しだ。そんななか、次期「iOS 17」ではiPhoneをスマートディスプレイ化する機能が追加されると著名ジャーナリストが主張している。
BloombergのMark Gurman記者によると、iPhone用にカレンダーや天気、通知などの情報をスマートディスプレイのように表示する新たなインターフェースが計画されているという。iOS 17に対応する全てのモデルではなく、常時表示できるiPhone 14 Proモデルに限定されているそうだ。
具体的には、iPhone 14 Proモデルを横向きにロックしたときに表示され、Googleやアマゾンの専用ディスプレイと同じように動作するとのこと。現在iPhoneの常時表示は、壁紙や時刻、通知、最大5つのウィジェットが薄暗く表示されるだけだ。そしてロック画面やホーム画面は、横向きに対応していない。
この新機能の目的は、例えばiPhoneを机やナイトスタンドに置いたときに、より便利に活用するためだそうだ。また視認性を高めるために、暗い背景と明るいテキストを使うことになるという。
アップルが独自のスマートディスプレイ製品を開発中との噂は、何度か伝えられてきたことだ。昨年秋にも、iPadとスマートスピーカーを組み合わせた製品や、iPadを置くと一体となるスピーカーハブを準備中と報じられていた。
もっとも現在のiPadは、Proモデルを含めて常時表示機能がなく(長時間にわたる表示で節電する仕組みがない)、従ってスマートディスプレイ機能も望み薄だろう。2024年に有機EL版iPad Proが登場しそうだが、その際にiPhoneと同じ技術が導入されることもあり得そうだ。
現行のiOS 16.xは2022年6月、すなわち同年秋にiPhone 14シリーズが登場する前に発表されたものだ。そしてiOS 17は、常時表示できるiPhone 14 Proモデルを前提とした初めてのメジャーアップデートとなる予定である。アップルの強みはハードウェアとソフトウェアの統合にあり、購入後に独自ハードを活かしたアップデートが提供されることが魅力だ。
また常時表示ディスプレイは、今週の「iPhone 15」シリーズでもPro専用となる見通し。その一方でダイナミックアイランド(画面上部の楕円状スペース)は標準モデルにも実装される可能性が高く、そちらも新機能が追加されるかもしれない。
最後にGurman氏は、iOS 17の一環として「iPhoneのWalletアプリに大きな変更が加えられ、位置情報サービスの強化が行われる」と付け加えている。またiPadOSに関しては「iPad用の新しい横向きインターフェース」が開発中だと述べているが、ロック画面のウィジェットがまだiPhone専用(常時表示が前提のためだろう)であることから、こちらも次期iPad Proのハードウェアありきとも思われる。
WWDC 2023は、日本時間6月6日(月)午前2時からスタートする。本イベントはソフトウェアが中心ではあるが、今年は長らく噂されたアップル初のヘッドセットに大きな注目が集まりそうだ。
Source: Bloomberg
via: 9to5Mac
BloombergのMark Gurman記者によると、iPhone用にカレンダーや天気、通知などの情報をスマートディスプレイのように表示する新たなインターフェースが計画されているという。iOS 17に対応する全てのモデルではなく、常時表示できるiPhone 14 Proモデルに限定されているそうだ。
具体的には、iPhone 14 Proモデルを横向きにロックしたときに表示され、Googleやアマゾンの専用ディスプレイと同じように動作するとのこと。現在iPhoneの常時表示は、壁紙や時刻、通知、最大5つのウィジェットが薄暗く表示されるだけだ。そしてロック画面やホーム画面は、横向きに対応していない。
この新機能の目的は、例えばiPhoneを机やナイトスタンドに置いたときに、より便利に活用するためだそうだ。また視認性を高めるために、暗い背景と明るいテキストを使うことになるという。
アップルが独自のスマートディスプレイ製品を開発中との噂は、何度か伝えられてきたことだ。昨年秋にも、iPadとスマートスピーカーを組み合わせた製品や、iPadを置くと一体となるスピーカーハブを準備中と報じられていた。
もっとも現在のiPadは、Proモデルを含めて常時表示機能がなく(長時間にわたる表示で節電する仕組みがない)、従ってスマートディスプレイ機能も望み薄だろう。2024年に有機EL版iPad Proが登場しそうだが、その際にiPhoneと同じ技術が導入されることもあり得そうだ。
現行のiOS 16.xは2022年6月、すなわち同年秋にiPhone 14シリーズが登場する前に発表されたものだ。そしてiOS 17は、常時表示できるiPhone 14 Proモデルを前提とした初めてのメジャーアップデートとなる予定である。アップルの強みはハードウェアとソフトウェアの統合にあり、購入後に独自ハードを活かしたアップデートが提供されることが魅力だ。
また常時表示ディスプレイは、今週の「iPhone 15」シリーズでもPro専用となる見通し。その一方でダイナミックアイランド(画面上部の楕円状スペース)は標準モデルにも実装される可能性が高く、そちらも新機能が追加されるかもしれない。
最後にGurman氏は、iOS 17の一環として「iPhoneのWalletアプリに大きな変更が加えられ、位置情報サービスの強化が行われる」と付け加えている。またiPadOSに関しては「iPad用の新しい横向きインターフェース」が開発中だと述べているが、ロック画面のウィジェットがまだiPhone専用(常時表示が前提のためだろう)であることから、こちらも次期iPad Proのハードウェアありきとも思われる。
WWDC 2023は、日本時間6月6日(月)午前2時からスタートする。本イベントはソフトウェアが中心ではあるが、今年は長らく噂されたアップル初のヘッドセットに大きな注目が集まりそうだ。
Source: Bloomberg
via: 9to5Mac
- トピック
- Gadget Gate