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公開日 2023/06/01 11:46
Appleシリコン版Mac Proが先行き不透明なため
まもなく「15インチMacBook Air」とM2 Ultra搭載「Mac Studio」同時登場か
多根清史
アップルが6月6日午前2時〜(日本時間)に開催する世界開発者会議WWDCでは、「iOS 17」や「watchOS 10」といった次期OSのほか、噂のAR/VRヘッドセットなどハードウェア新製品も発表が予想されている。
そんななか、「いくつかの新しいMac」が登場し、そこにはM2 MaxやM2 Ultra(M2 Maxの上位構成)を搭載した “デスクトップMac” が含まれている可能性を有名ジャーナリストが示唆している。
アップルの未発表製品に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、WWDCでは「複数の新しいMac」と「複合現実(AR+VR)ヘッドセット」に焦点が当てられて次期OSは後回しにされる、とTwitterでほのめかしている。新たなハードウェアとソフトウェアがすべて登場するため、基調講演はアップル史上最長の2時間超えになるという。
次期OSのほとんどが地味な変化に留まるのは、数か月前から予想されていることだ。たとえばiOS 17は、コントロールセンターの再設計やロック画面の更新(常時表示対応iPhoneのスマートディスプレイ化など)が噂されている。一方で、macOS 14やtvOS 17、iPadOS 17についての噂はほぼ皆無。唯一、watchOS 10のみがインターフェースの全面刷新が囁かれているが、基調講演の主役にはならないだろう。
Macのハードウェア製品に関しては、新たな15インチMacBook Airの発表が有力視されるほかは、不確定要素が多い。次期「M3」チップ搭載の13インチMacBook Airや13インチMacBook Proが開発中と噂されているものの、それらの発売は諸事情から年末になるとみられている。
だが、その後まもなくGurman氏は新たなレポートを発表。アップル社内ではWWDCに先がけて、M2 MaxとM2 Ultraを搭載した、2つの新型デスクトップMacをテスト中だと主張している。
開発コード名 “Mac 14,13” と “Mac 14,14” の新型Macは両方ともデスクトップであり、1つは(すでに14/16インチMacBook Proに採用された)M2 Maxチップで動いているという。もう1つは、未発表チップのM2 Ultraとのことだ。
M2 Maxは12コアCPU(8つの高性能コア+4つの高効率コア)と30コアGPUを搭載し、最大96GBのRAMをサポートしている。それに対してM2 Ultraは、24コアCPU(16個の高性能コア+8つの高効率コア)と60コアGPU、最大192GBのRAMに対応する予定だという。つまり、M2 UltraはM2 Maxのちょうど2倍ということになる。
またM2 Ultraチップの上位バージョンは76コアGPUを搭載し、RAMは64GB/128GB/192GBを搭載する構成もあるとのことだ。
このM2 Ultraチップは、元々は次期Mac Pro用に設計されたと噂されてきた。以前にGurman氏は、M2 Ultra搭載Mac Studioについて、Mac Proと被るために登場しないと述べていたことがある。
だがMac Proは、外付けGPUが使えない、RAMも後付けで増設できないなど「現行のMac Proの存在意義」といえる諸要素が欠落しているとみられている。そうした諸事情を考えると、Mac StudioのチップをM1 Max→M2 Max、M1 Ultra→M2 Ultraに置き換えた後継モデルが登場する可能性が高そうだ。
Source: Bloomberg
via: MacRumors
そんななか、「いくつかの新しいMac」が登場し、そこにはM2 MaxやM2 Ultra(M2 Maxの上位構成)を搭載した “デスクトップMac” が含まれている可能性を有名ジャーナリストが示唆している。
アップルの未発表製品に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、WWDCでは「複数の新しいMac」と「複合現実(AR+VR)ヘッドセット」に焦点が当てられて次期OSは後回しにされる、とTwitterでほのめかしている。新たなハードウェアとソフトウェアがすべて登場するため、基調講演はアップル史上最長の2時間超えになるという。
次期OSのほとんどが地味な変化に留まるのは、数か月前から予想されていることだ。たとえばiOS 17は、コントロールセンターの再設計やロック画面の更新(常時表示対応iPhoneのスマートディスプレイ化など)が噂されている。一方で、macOS 14やtvOS 17、iPadOS 17についての噂はほぼ皆無。唯一、watchOS 10のみがインターフェースの全面刷新が囁かれているが、基調講演の主役にはならないだろう。
Macのハードウェア製品に関しては、新たな15インチMacBook Airの発表が有力視されるほかは、不確定要素が多い。次期「M3」チップ搭載の13インチMacBook Airや13インチMacBook Proが開発中と噂されているものの、それらの発売は諸事情から年末になるとみられている。
だが、その後まもなくGurman氏は新たなレポートを発表。アップル社内ではWWDCに先がけて、M2 MaxとM2 Ultraを搭載した、2つの新型デスクトップMacをテスト中だと主張している。
開発コード名 “Mac 14,13” と “Mac 14,14” の新型Macは両方ともデスクトップであり、1つは(すでに14/16インチMacBook Proに採用された)M2 Maxチップで動いているという。もう1つは、未発表チップのM2 Ultraとのことだ。
M2 Maxは12コアCPU(8つの高性能コア+4つの高効率コア)と30コアGPUを搭載し、最大96GBのRAMをサポートしている。それに対してM2 Ultraは、24コアCPU(16個の高性能コア+8つの高効率コア)と60コアGPU、最大192GBのRAMに対応する予定だという。つまり、M2 UltraはM2 Maxのちょうど2倍ということになる。
またM2 Ultraチップの上位バージョンは76コアGPUを搭載し、RAMは64GB/128GB/192GBを搭載する構成もあるとのことだ。
このM2 Ultraチップは、元々は次期Mac Pro用に設計されたと噂されてきた。以前にGurman氏は、M2 Ultra搭載Mac Studioについて、Mac Proと被るために登場しないと述べていたことがある。
だがMac Proは、外付けGPUが使えない、RAMも後付けで増設できないなど「現行のMac Proの存在意義」といえる諸要素が欠落しているとみられている。そうした諸事情を考えると、Mac StudioのチップをM1 Max→M2 Max、M1 Ultra→M2 Ultraに置き換えた後継モデルが登場する可能性が高そうだ。
Source: Bloomberg
via: MacRumors
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