トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2024/01/18 15:26
さすがにバッテリー内蔵は不可

「PS5ポータブル」を自作したYouTuber登場。14インチ画面のタブレット型

多根清史
昨年末に登場した新型PlayStation 5は、小型・軽量化しながらも、バッグに入れて持ち歩けるサイズになったわけではない。かたや、PS5のゲームを手元で遊べるPlayStation Portalもリモートプレイ専用機であり、完全な携帯ゲーム機とは言えない。

この2つの強みを1つとすべく、PS5の中味を超薄型の筐体に丸ごと収めつつ、ディスプレイと一体化させてタブレット型に改造したYouTuberが現れた。

YouTuberのマシュー・パークス氏は、新型PS5の基板が従来より大幅に小型化したことから、今回の改造に踏み切った。驚くべきことに「PS5として動作させること」に関するパーツは、電源を除けば、ほとんどPS5本体のものを流用している。

2020年末の発売以来、PS5の外見は変わっていないものの、内部的には細かな改良が重ねられてきた。ヒートシンクを再設計してヒートパイプを追加する一方、消費電力も減り、発熱も下がり、軽量化を実現していた次第だ。

とはいえ、PS5内部で大きなスペースを占めているヒートシンクや、冷却ファンをそのまま使うわけにはいかず、パークス氏は代用品を取り寄せ、あるいは自ら作り直している。

初期バージョンの表面温度は、65度を超えて「PS5の温度が上がり過ぎている」との警告が表示。だが、改良版では42度まで下がっている。小型のファンを数個追加したことで、事態は改善されたようだ。

またディスプレイは液晶パネルではなく、壊れたAlienWareのノートPCから流用。14インチの4K有機EL画面はPS5の表現力をフルに引き出し、近くで見ても精細さが保たれている。

最大の難関は、やはりポータブルの域を超えた電源だろう。本来のPS5は最大負荷時に平均約200Wの電力を消費するため、パークス氏は250Wの電源と独自のカスタムケーブルを用意している。そのため、常にコンセントに繋ぎっぱなしとなるが、PS5の性能を余すところなく発揮でき、存分にゲームが楽しめている。

完成した改造PS5は、タブレットとしてもノートPCとしても分厚いが、それでも小さくなった新型PS5と比べて、はるかに薄くてコンパクトだ。一緒に電源とコードを持ち運ぶ必要もあるが、家庭内の部屋と部屋の移動ぐらいには耐えるだろう。

ソニーはPlayStation Vitaが成功とはほど遠かったため、再び携帯ゲーム機を投入する可能性は低そうだ。それでも初代PSを小型化しつつ、専用の液晶モニターを装着できる「PS One」を発売したこともあり、いつの日かそのPS5版を期待したいところだ。

Source: DIY Perks(YouTube)
via: Gizmodo

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新

WEB