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公開日 2021/01/06 11:00
医薬品の定温物流分野へ新規参入
シャープ、液晶技術を応用した“業界初”の「医薬品向け定温輸送容器セット」を開発
編集部:杉山康介
シャープは、医療機器の販売などを行う(株)スギヤマゲンとの協業により、医薬品の定温物流分野への新規参入することを発表。共同開発した医薬品向け「定温輸送容器セット」を1月5日より発売した。
同製品では、シャープの社内ベンチャー「TEKION LAB(テキオンラボ)」が液晶材料の研究で培った技術をベースに新開発した「3℃適温蓄冷材」を使用。これは3℃の状態で融け始め、周囲の熱を吸収することで材料自体や周囲の空気、接触している対象物の温度を3℃に保持できるというもの。
医薬品輸送の際、検体・ワクチン・細胞などの場合は2-8℃、血液の場合は2-6℃の範囲内での定温管理が必要なため、これまでは季節に応じて保冷温度の設定や蓄冷剤の組み合わせを変更するなどの工夫が行われてきた。また、一般的な定温輸送容器では、凍結した蓄冷材が適切な温度に上昇するまでの待機時間が必要だったが、3℃適温蓄冷材は設定や待機の必要なく使用できるため、大幅な業務効率化が可能になったという。
待機時間がなく、年間を通して同一運用ができる定温輸送容器セットは業界初だとしており、両社は「今後も、高度な温度管理を容易に実現する医薬品の定温輸送ソリューションの展開を進めてまいります」とコメントしている。
同製品では、シャープの社内ベンチャー「TEKION LAB(テキオンラボ)」が液晶材料の研究で培った技術をベースに新開発した「3℃適温蓄冷材」を使用。これは3℃の状態で融け始め、周囲の熱を吸収することで材料自体や周囲の空気、接触している対象物の温度を3℃に保持できるというもの。
医薬品輸送の際、検体・ワクチン・細胞などの場合は2-8℃、血液の場合は2-6℃の範囲内での定温管理が必要なため、これまでは季節に応じて保冷温度の設定や蓄冷剤の組み合わせを変更するなどの工夫が行われてきた。また、一般的な定温輸送容器では、凍結した蓄冷材が適切な温度に上昇するまでの待機時間が必要だったが、3℃適温蓄冷材は設定や待機の必要なく使用できるため、大幅な業務効率化が可能になったという。
待機時間がなく、年間を通して同一運用ができる定温輸送容器セットは業界初だとしており、両社は「今後も、高度な温度管理を容易に実現する医薬品の定温輸送ソリューションの展開を進めてまいります」とコメントしている。
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