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公開日 2019/01/22 12:28
ノートPCやタブレットも新モデル発表
NEC、声で起動できる世界初のWindows10 PC「LAVIE Desk All-in-one」
PHILE WEB編集部
NECパーソナルコンピュータは、世界初の音声によるOS起動を備えた一体型PC「LAVIE Desk All-in-one」、大学生の声から改良を加えたノートPC「LAVIE Note Mobile」をはじめとした春モデルの新製品を1月24日より発売する。また本日都内で発表会が開催、その模様をレポートする。
■LAVIE Desk All-in-one
オールインワンタイプのデスクトップPC「LAVIE Desk All-in-one」は、27型に「DA970/MAB」「DA500/MAB」の2機種、23.8型に「DA770/MAB」「DA370/MAB」の2機種の計4タイプをラインナップ。量販店モデルのほかに直販サイト用モデルが用意され、価格は27型が205,000円からで、23型が134,000円から。
TVチューナー(DA500/MABを除く)、TVレコーダー、YAMAHAサウンドシステムも搭載するなど、PCとして以外の用途にもこだわったモデル。DA970/MABはHDMI入力も備え、家庭用ゲーム機などのモニターなどとしても利用できるほか、日本オーディオ協会が定める基準をクリアしたヤマハ製のハイレゾスピーカーも備えている。
Windows 10搭載PCとして世界初となる、音声によるOS起動に対応。シャットダウンやスリープ状態などにおいて「LAVIE、起きて」と声をかけるだけで本体を起動することができる。起動後はWindows10に内蔵されている音声アシスタント「Cortana」により、音声操作から音楽の再生などが行える。なお、ボイス起動を含む音声コントロールのために遠距離の集音性に優れた4マイクアレイを内蔵している。
音声起動を採用したきっかけは、「スマホやタブレットを使う人が多い中で、PCを立ち上げるのがおっくうという意見があった」と製品担当の森部氏。「PCはマウスとキーボードの呪縛を受けていた。ホームPCとしてのあるべき姿のため、音声を用いることで1段階進化させたい」という。また質疑応答の中でGoogleアシスタントやAlexaへの対応について、「拡大に取り組んでいる」とコメントした。
また音声起動にくわえ、起動時間を高速化する「パっと起動」に対応し、高速起動を実現するインテルのOptaneメモリーを搭載している。このパっと起動は同社が対応機種の拡大を現在進めており、今回発表された一連のモデルの登場により、38製品中33製品が対応することになるという。
この背景にはユーザーの不満調査の1位に「起動が遅い」という意見が多いことがあり、「今現在ユーザーが困っていることをサポートしていく」という同ブランドの姿勢を反映させているという。また、「使い方が変わったらすぐ仕様を変えていく。もしかしたら半年後の製品では変わっているかもしれない」と、同社執行役員の河島氏は述べた。
余談だが、同社の調査の結果によると、PCを使用するたびにシャットダウンを行うユーザーは7割以上存在するという。スリープの活用など起動時間を短縮する方法はあるが、やはりその都度シャットダウンする方が多いのだとか。
デザインには狭額縁フレームを採用したほか、正面には液晶・スピーカー・光学ドライブのみを搭載することで、没入感を追求。正面のメーカーロゴも廃されており、「浮遊する1枚の板」がデザインコンセプトとして掲げられているという。
■LAVIE Note Mobile
LAVIE Note Mobileシリーズは、デザイン、軽さ、コンパクトさ、価格という大学生がPCに求める4つの要素をバランスよく追及したというコンセプトのモデル。12.5型の狭額縁ディスプレイを採用している。量販店モデルのほかに直販サイト用モデルが用意され、こちらは95,000円前後から。
「大きさ(A4以下)」「軽さ(1kg以下)」「価格(15万円以下)」「デザイン(外でも使える)」という4つの条件において、2018年現在、POSに登録されている170モデルのうち4モデルしか満たしているモデルがないとのこと。そのうち3モデルは同社の製品ということで、同社が大学生向けモデルに力を入れていることがアピールされた。また今回のモデルは3代目。初代と比較し2代目は1.8倍の売上だったと説明し、今回のモデルにも意気込みを見せた。
本モデルでは、大学生の95%がレポート作成用途にPCを使用しているという調査結果を反映。従来モデルよりもキーサイズを10%向上させ、フルサイズのキーボードに迫るタイピング感を実現したという。また、図書館等での使用を考慮し、図書館でのノイズとされる40dbを下回るタイピング音の静音性を実現している。
「キーボードのサイズ向上は、インターフェイスを背面に移動したことが大きい」と森部氏。これにより、キーボードが筐体の左右ギリギリにまで設置されている。さらに大学で使用する際にも、横に広がることがないので、インターフェイスの背面化はスペースの活用にも有効だという。
そのほかUSB Type-Cを充電ポートとして備え、PDに対応。静音&低発熱ファンレス設計となっているほか、満員電車にも耐えられるよう、150kgfの面耐圧を備える。
■LAVIE Note Standard
15.6型ディスプレイのホームノートPC「LAVIE Note Standard」の上位モデルを刷新。量販店モデルの他に直販サイト用モデルが用意され、価格は120,000円前後から。
インテル OptaneメモリーをNS700/MAシリーズ、NS300/MAシリーズに採用することなどで高速起動「パっと起動」に対応。また、AMD Ryzen 7、SSDを搭載したNS600/MAシリーズもラインナップしている。
■LAVIE Tab TE510/JAW
Androidタブレット“LAVIE Tab”シリーズに10型のハイエンドモデルTE510/JAWを追加。発売日は1月24日で、想定価格は37,800円前後。高輝度な400nitsの液晶、4つの前面スピーカーとDolby Atmos対応のサウンドシステムなど、プレミアムなスペックを採用している。専用ケースも用意され、想定価格4,980円前後で1月24日に発売。
各シリーズの仕様は以下の通り。
LAVIE Desk All-in-one
LAVIE Note Mobile
LAVIE Note Standard
LAVIE Tab TE510/JAW
■LAVIE Desk All-in-one
DA970/MAB | DA500/MAB | DA770/MAB | DA370/MAB | |
ディスプレイ | 27型ワイドスーパーシャインビューLED IPS液晶(フルHD) | 23.8型ワイドスーパーシャインビューLED IPS液晶(フルHD) | ||
想定価格 | 244,800円前後 | 194,800円前後 | 229,800円前後 | 159,800円前後 |
発売時期 | 2月以降順次 | 1月24日 | 2月以降順次 |
オールインワンタイプのデスクトップPC「LAVIE Desk All-in-one」は、27型に「DA970/MAB」「DA500/MAB」の2機種、23.8型に「DA770/MAB」「DA370/MAB」の2機種の計4タイプをラインナップ。量販店モデルのほかに直販サイト用モデルが用意され、価格は27型が205,000円からで、23型が134,000円から。
TVチューナー(DA500/MABを除く)、TVレコーダー、YAMAHAサウンドシステムも搭載するなど、PCとして以外の用途にもこだわったモデル。DA970/MABはHDMI入力も備え、家庭用ゲーム機などのモニターなどとしても利用できるほか、日本オーディオ協会が定める基準をクリアしたヤマハ製のハイレゾスピーカーも備えている。
Windows 10搭載PCとして世界初となる、音声によるOS起動に対応。シャットダウンやスリープ状態などにおいて「LAVIE、起きて」と声をかけるだけで本体を起動することができる。起動後はWindows10に内蔵されている音声アシスタント「Cortana」により、音声操作から音楽の再生などが行える。なお、ボイス起動を含む音声コントロールのために遠距離の集音性に優れた4マイクアレイを内蔵している。
音声起動を採用したきっかけは、「スマホやタブレットを使う人が多い中で、PCを立ち上げるのがおっくうという意見があった」と製品担当の森部氏。「PCはマウスとキーボードの呪縛を受けていた。ホームPCとしてのあるべき姿のため、音声を用いることで1段階進化させたい」という。また質疑応答の中でGoogleアシスタントやAlexaへの対応について、「拡大に取り組んでいる」とコメントした。
また音声起動にくわえ、起動時間を高速化する「パっと起動」に対応し、高速起動を実現するインテルのOptaneメモリーを搭載している。このパっと起動は同社が対応機種の拡大を現在進めており、今回発表された一連のモデルの登場により、38製品中33製品が対応することになるという。
この背景にはユーザーの不満調査の1位に「起動が遅い」という意見が多いことがあり、「今現在ユーザーが困っていることをサポートしていく」という同ブランドの姿勢を反映させているという。また、「使い方が変わったらすぐ仕様を変えていく。もしかしたら半年後の製品では変わっているかもしれない」と、同社執行役員の河島氏は述べた。
余談だが、同社の調査の結果によると、PCを使用するたびにシャットダウンを行うユーザーは7割以上存在するという。スリープの活用など起動時間を短縮する方法はあるが、やはりその都度シャットダウンする方が多いのだとか。
デザインには狭額縁フレームを採用したほか、正面には液晶・スピーカー・光学ドライブのみを搭載することで、没入感を追求。正面のメーカーロゴも廃されており、「浮遊する1枚の板」がデザインコンセプトとして掲げられているという。
■LAVIE Note Mobile
NM550/MAシリーズ | NM150/MAシリーズ | |
ディスプレイ | 12.5型ワイドLED IPS液晶(ノングレア・フルHD) | |
カラー | メタリックピンク・パールブラック・パールホワイト | |
発売時期 | 2月以降順次 | 2019年1月24日 |
想定価格 | 144,800円前後 | 109,800円前後 |
LAVIE Note Mobileシリーズは、デザイン、軽さ、コンパクトさ、価格という大学生がPCに求める4つの要素をバランスよく追及したというコンセプトのモデル。12.5型の狭額縁ディスプレイを採用している。量販店モデルのほかに直販サイト用モデルが用意され、こちらは95,000円前後から。
「大きさ(A4以下)」「軽さ(1kg以下)」「価格(15万円以下)」「デザイン(外でも使える)」という4つの条件において、2018年現在、POSに登録されている170モデルのうち4モデルしか満たしているモデルがないとのこと。そのうち3モデルは同社の製品ということで、同社が大学生向けモデルに力を入れていることがアピールされた。また今回のモデルは3代目。初代と比較し2代目は1.8倍の売上だったと説明し、今回のモデルにも意気込みを見せた。
本モデルでは、大学生の95%がレポート作成用途にPCを使用しているという調査結果を反映。従来モデルよりもキーサイズを10%向上させ、フルサイズのキーボードに迫るタイピング感を実現したという。また、図書館等での使用を考慮し、図書館でのノイズとされる40dbを下回るタイピング音の静音性を実現している。
「キーボードのサイズ向上は、インターフェイスを背面に移動したことが大きい」と森部氏。これにより、キーボードが筐体の左右ギリギリにまで設置されている。さらに大学で使用する際にも、横に広がることがないので、インターフェイスの背面化はスペースの活用にも有効だという。
そのほかUSB Type-Cを充電ポートとして備え、PDに対応。静音&低発熱ファンレス設計となっているほか、満員電車にも耐えられるよう、150kgfの面耐圧を備える。
■LAVIE Note Standard
NS700/MAシリーズ | NS600/MAシリーズ | NS300/MAシリーズ | |
デザイン | 22.9mm 薄型スタイリッシュデザイン | ||
ディスプレイ | 15.6型ワイドスーパーシャインビューLED液晶 | ||
カラー | カームホワイト・カームブラック・カームレッド | ||
発売時期 | 2月以降順次 | ||
想定価格 | 184,800円前後 | 129800円前後 | 144,800円前後 |
15.6型ディスプレイのホームノートPC「LAVIE Note Standard」の上位モデルを刷新。量販店モデルの他に直販サイト用モデルが用意され、価格は120,000円前後から。
インテル OptaneメモリーをNS700/MAシリーズ、NS300/MAシリーズに採用することなどで高速起動「パっと起動」に対応。また、AMD Ryzen 7、SSDを搭載したNS600/MAシリーズもラインナップしている。
■LAVIE Tab TE510/JAW
Androidタブレット“LAVIE Tab”シリーズに10型のハイエンドモデルTE510/JAWを追加。発売日は1月24日で、想定価格は37,800円前後。高輝度な400nitsの液晶、4つの前面スピーカーとDolby Atmos対応のサウンドシステムなど、プレミアムなスペックを採用している。専用ケースも用意され、想定価格4,980円前後で1月24日に発売。
各シリーズの仕様は以下の通り。
LAVIE Desk All-in-one
DA970/MAB | DA500/MAB | DA770/MAB | DA370/MAB | |
ディスプレイ | 27型ワイドスーパーシャインビューLED IPS液晶(フルHD) | 23.8型ワイドスーパーシャインビューLED IPS液晶(フルHD) | ||
CPU | Core i7-8565U | Core i5-8265U | Core i7-8565U | Celeron 4205U |
メモリ | 8GB | 4GB | 4GB | 4GB |
HDD | 3TB+Optaneメモリー | 1TB+Optaneメモリー | 3TB+Optaneメモリー | 1TB |
光学ドライブ | ブルーレイ(BDXL) | DVD | ブルーレイ(BDXL) | DVD |
TV | 3波ダブルチューナー | なし | 3波ダブルチューナー | 3波シングルチューナー |
スピーカー | ハイレゾ対応YAMAHAサウンドシステム | YAMAHAサウンドシステム | ||
ボイス機能 | ボイス起動/Cortana | Cortana | ||
HDMI | 入出力 | 出力 | なし | |
外形寸法 | 615.4W×393.3H×189.0Dmm | 541.4W×364.9H×188.6Dmm | ||
質量 | 約11.2kg | 約10.9kg | 約9.4kg | 約9.1kg |
LAVIE Note Mobile
NM550/MAシリーズ | NM150/MAシリーズ | |
液晶解像度 | 12.5型ワイドLED IPS液晶(ノングレア・フルHD) | |
CPU | Core i5-8200Y | Celeron 3965Y |
メモリ | 8GB | 4GB |
SSD | 約256GB | |
無線LAN | 11ac(1.73Gbps) | 11ac(433Mbps) |
指紋認証 | あり | なし |
バッテリー持続時間 | 約11.5時間 | 約11.7時間 |
外形寸法 | 289W×17.0H×196Dmm | |
質量 | 約910g | 約908g |
LAVIE Note Standard
NS700/MAシリーズ | NS600/MAシリーズ | NS300/MAシリーズ | |
デザイン | 22.9mm 薄型スタイリッシュデザイン | ||
ディスプレイ | 15.6型ワイドスーパーシャインビューLED液晶 | ||
フルHD | HD | ||
CPU | Core i7-8550U | Ryzen 7 2700U | Core i3-7020U |
メモリ | 8GB | 4GB | |
ストレージ | HDD1TB+Optaneメモリー | SSD 256GB | HDD1TB+Optaneメモリー |
光学ドライブ | ブルーレイ(BDXL) | DVD | |
外形寸法 | 378W×22.9H×260Dmm | ||
質量 | 約2.2kg |
LAVIE Tab TE510/JAW
本体色 | ホワイト |
プロセッサ | Snapdragon 450 1.8GHz(8コア) |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 約64GB |
ディスプレイ | 約10.1型 IPS液晶(1,920×1,200ドット) |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth Ver4.2 | |
カメラ | 約500万画素(フロント)、約800万画素(リア) |
サウンド機能 | スピーカー×4(Dolby Atmos)、モノラルマイク |
インターフェイス | USB-Type C、ヘッドホン出力(マイク入力兼用)、microSDカード |
バッテリー駆動時間 | 約10時間(7,000mAh/充電時間約4時間) |
外形寸法 | 242W×71H×167Dmm |
質量 | 約440g |
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