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公開日 2019/01/30 11:00
従来の13.3/14/15.6型に加え17型が登場

LG、ギネス認定の世界最軽量17インチ機など新ノートPC「gram」4サイズ11モデル

編集部:川田菜月
LGエレクトロニクス・ジャパンは、同社の薄型/軽量なノートPC“LG gram(グラム)”の2019年モデルとして、13.3/14/15.6インチに加えて17インチサイズの「17Z990」を新たにラインナップ。合計4サイズ11モデルを2月15日から発売する。

ノートPC“LG gram”の2019年モデルを発表

■“LG gram”シリーズ
・「17Z990」(17インチ)予想実売価格:184,880円前後〜
・「15Z990」(15.6インチ)予想実売価格:162,880円前後〜
・「14Z990」(14インチ)予想実売価格:152,880円前後〜
・「13Z990」(13.3インチ)予想実売価格:146,880円前後〜

2016年から日本で発売開始された「LG gram」は、軽量かつスリムでコンパクトなデザインながら、頑丈なボディと長時間駆動を兼ね備えたノートPCとして展開。これまで13.3/14/15.6インチの3サイズをラインナップしていたが、2019年モデルより17インチの大画面モデルが登場した。

大画面の17インチモデルが新たに加わった

片手ですっと持ち上げられる程度の軽量さで、持ち運びにも便利そうだ

全サイズとも、CPUに第8世代インテル Core i7-8565Uプロセッサー/1.8GHz、またはCore i5-8265Uプロセッサー/1.6GHzを採用。高速なDDR4 8GBメモリ、ストレージにはSSDを搭載し、いずれもカスタマーセンターにて増設・交換が可能。17インチモデルはカラーがダークシルバーのみ、Core i7/SSD 512GBモデル「17Z990-VA76J」の予想実売価格が215,880円前後、Core i5/SSD 256GBモデル「17Z990-VA56J」の予想実売価格は184,880円前後となる。

ディスプレイには解像度WQXGA(2,560×1,600)の高精細IPSパネルを採用し、アスペクト比は16:10で作業・閲覧スペースを広く確保。デスクトップのように広く、写真や映像も見やすいとしている。

画面のベゼル幅はサイドが7.1mm、トップが10.5mmで見やすさと省スペースを両立。17インチの大画面ながら、本体サイズ(突起含まず)は380.6W×265.7H×17.4Dmmで、従来のLG製15.6インチモデルと同等のコンパクトサイズを実現し、質量も1,340gと軽量で、17インチノートPCでは最軽量としてギネス認定も取得している。

スリムベゼルを採用。見やすさと省スペース性を確保した

17インチの大画面ながら、2018年のLG製15.6インチモデルと同等のコンパクトサイズを実現

新製品発表会に登壇したLGエレクトロニクス・ジャパンの森斗志也氏は、「テレビやPCモニターの大画面化が進む中、ノートPCでは軽量モデルと大画面モデルの二極化が進んでおり、LGでは両方を兼ね備える“真のモバイルノート”を目指した」とし、長時間駆動/軽量/頑丈さを備えた従来ラインナップに、新たに『大画面』の特長を加えた17インチモデルを開発。15.6/17インチは「圧倒的軽量+長時間の大画面モバイルノートPC」、13/14インチは「軽量と長時間のバランスを重視してモビリティを追求した」と説明した。

LGエレクトロニクス・ジャパン マーケティングチーム 次長 森斗志也氏

全モデルとも共通の特長として、「長時間駆動」「軽量」「頑丈さ」をアピール。バッテリーは容量72Whの高密度バッテリーを搭載し、LG化学が開発した「カーボンナノチューブ」素材を採用することで、大容量ながらコンパクト・軽量も実現した。

容量72Whの高密度バッテリーを搭載

13.3インチは最長28時間、17インチも22時間と長時間駆動が可能

また、高い電導効率によって通常充電と同じ方法で急速充電が可能なため、短時間での充電と長寿命も両立するとのこと。17インチモデルでは約3時間の充電で最長約22時間の連続駆動を実現。急速充電は20分で約3時間30分、1時間で約10時間50分の連続使用が可能となる。

本体は航空宇宙素材やスポーツカーのホイール部などにも使用される各種マグネシウム合金を採用し、耐衝撃性も高めているとのこと。さらに衝撃や落下/低圧/砂塵/高温低音/振動/塩水噴霧の耐久性においては、米国国防総省制定のMIL規格準拠のテストをクリア。他にも自社基準の耐久テストも実施するなど、頑丈な設計を施したという。

米国国防総省制定のMIL規格準拠のテストもクリアした高耐久性を実現

新製品発表会では、小型バイクでgramを踏むという実演も!

端子類は本体左右の側面に配置。最大40Gbpsの大容量・高速転送に対応し、2台までの4Kモニター(4,096×2,160@60Hz)との接続も可能なThunderbolt 3端子を1系統、USB 3.0端子を3系統、HDMI出力とヘッドホン出力を1系統ずつ、さらにmicroSDカードスロットも装備する。Bluetoothは5.0、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac(最大1.73Gbps)。

本体側面の左右に、Thunderbolt 3端子を1系統、USB 3.0端子を3系統、HDMI出力とヘッドホン出力を1系統ずつ備える

15.6インチは3モデル用意し、外形寸法は357.6W×228.4H×16.8Dmm(突起含まず)。タッチスクリーンのCore i7搭載「15Z990-HA7TJ」(SSD 512GB/予想実売価格204,880円前後)は質量約1,109g、Core i7/SSD 512GB搭載の「15Z990-VA76J」(予想実売価格194,880円前後)は約1,099gで、どちらもThunderbolt 3端子を採用する。

15.6インチ(左)と17インチ(右)の比較。15.6インチモデルも十分大画面で、10キー付きのキーボードなど利便性も高い

Core i5/SSD 256GB搭載の「15Z990-GA56J」(予想実売価格162,880円前後)は約1,099gで、Thunderbolt 3は非搭載。代わりにUSB Type-C(USB3.1 Gen 2)を採用している。3モデルとも、その他端子類は17インチと同様。画面解像度はフルHD(1,920×1,080)となる。本体カラーはダークシルバーのみ。

13.3/14インチではCore i7搭載/SSD 512GBモデルにはThunderbolt 3端子を採用し、本体カラーはダークシルバー。Core i5搭載/SSD 256GBモデルではUSB Type-C(USB3.1 Gen 2)端子を採用し、ダークシルバー/ホワイトの2色を用意する。画面解像度はいずれもフルHD(1,920×1,080)、その他端子類はUSB 3.0端子を2系統、HDMI出力/ヘッドホン出力/microSDカードスロットを各1系統備える。

13.3インチ(左)/14インチ(右)ではホワイトカラーもラインナップ。なおキーボードは10キーなしのタイプとなる

14インチの型番はCore i7モデルが「14Z990-VA76J」(予想実売価格184,880円前後)、Core i5/ダークシルバーモデルが「14Z990-GA56J」(予想実売価格152,880円前後)、Core i5/ホワイトモデルが「14Z990-GA55J」(予想実売価格152,880円前後)。

13.3インチの型番はCore i7モデルが「13Z990-VA76J」(予想実売価格178,880円前後)、Core i5/ダークシルバーモデルが「13Z990-GA56J」(予想実売価格146,880円前後)、Core i5/ホワイトモデルが「13Z990-GA55J」(予想実売価格146,880円前後)。

全モデルとも1.5W+1.5Wステレオスピーカーを内蔵。また2019年モデルから電源ボタンに指紋認証を採用し、起動やロック画面の解除もワンタッチで行える。日本語配列のバックライトキーボードを採用し、15.6/17インチモデルでは10キーも装備。ブルーライトを抑えるリーダーモードも搭載する。

日本語配列のバックライトキーボード。15.6/17インチモデルでは10キーも装備

新製品発表会では、マーケティングチームの金 東建氏も登壇した。LGでは1988年に韓国で同社初となる32bitノートPCを発売して以来、さまざまな製品を展開。gramシリーズは2016年から日本で発売を開始し、今年で4年目となるが「市場におけるLGの立ち位置は、まだまだ発展途上と考えている」と現状を説明。

LGエレクトロニクス・ジャパン マーケティングチーム 部長 金 東建氏

1988年に韓国で同社初となる32bitノートPCを発売して以来、gramシリーズの登場まで様々に進化させてきたと説明

「ただ昨年もプロモーション活動を通して手応えは感じている。今年度もさらに認知度を高めていけるよう様々な施策を行っていきたい」とし、実際にLG gram新モデルを様々なユーザーに体験してもらう「LG gramer」という企画の実施を予定していると語った。

ノートPCについて、金氏は「薄くて軽く、さらに丈夫なことに加え、長時間駆動できるバッテリーの安心感があってこそ、真のモバイルノートと考えている。LGでは小型化は当たり前の時代に、駆動時間も諦めずに開発をしてきた」と説明。今回新たにラインナップされた17インチモデルについては、「長時間駆動バッテリーや小型/軽量化により、デスクトップとして使われてきた大画面ノートPCを、モバイル用途としても使えるモデルとして提案したい。新たな市場を切り開いていきたい」と意気込みを語った。

製品説明を行った森氏も「各地を飛び回るような仕事でもデスクワーク作業の多い方にも、どちらにも最適。また大画面で見やすく頑丈なボディで、自宅用でも年齢も問わずに使いやすい製品」とアピールした。

なお、先日アメリカ・ラスベガスで開催された「CES 2019」にて同じく発表された14インチの2in1ノートPCは今回登場しなかったが、日本での販売も目指しているとした上で、「具体的な時期などは未定」とした。

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