PHILE WEB

ニュース

HOME > ニュース > モバイル/PCニュース

公開日 2019/02/28 15:31
今後の方針にも言及

ネットギア、Amazon Alexa搭載の“メッシュWi-Fi”スマートスピーカー「Orbi Voice」

編集部:成藤 正宣
ネットギアジャパンは、メッシュWi-FiサテライトとAmazon Alexa対応スマートスピーカーを統合した“Orbi Voice”「RBS40V」を発表した。本日2月28日よりAmazonにて先行予約販売を開始し、出荷は4月初旬を予定する。

「Orbi Voice」

本製品は、メッシュWi-Fiルーター “Orbi” 「RBK50」の子機(Wi-Fiサテライト)という位置づけ。その為、Orbi Voice単品での販売に加え、Orbiがセットとなったスターターキットをラインナップする。いずれも価格はオープンだが、単品が39,800円前後、スターターキットが59,800円前後の実売を想定する。

本日、都内にて開催された「Orbi Voice」新製品発表会には、同社社長の杉田哲也氏が登壇。同氏は「今後5年をかけて、家庭向け/ビジネス向け製品合わせた国内売上を100億円まで成長させる」との目標を掲げた。

同社社長 杉田氏

達成の為にまず家庭向け市場の強化に取り組み、家電量販店への展開、次世代Wi-Fi規格 “Wi-Fi6” 「802.11AX」対応製品やゲーミング製品など新製品の投入や、スマートスピーカーなどライフスタイル市場への参入、アプリやサービスの拡充などを行っていくと話した。

新製品投入や新分野への参入など、家庭向け市場の強化を図る

続いて登壇した同社マーケティングマネージャー 前田 力氏は「スマートスピーカーやIoT製品、ゲームの普及に牽引されるかたちで、米国ではいまやWi-Fiルーター市場のシェア過半数をメッシュWi-Fiが占めている」と語り、メッシュWi-Fi製品を手がける同社とAlexaとの親和性の高さが製品開発に繋がったとした。

同社マーケティングマネージャー 前田氏

また、2018年度に行った調査ではスマートスピーカーは音楽/ラジオ/朗読など “聴く” 用途に使用されていたことから、音質も重要な要素であると判断。Harman Kardon監修のスピーカーユニットを採用することで音質の向上を図った。前田氏は、この3in1により好きな場所で “聴く” コンテンツを高音質で楽しめ、さらにその周囲に高品質なネットワーク回線を提供できるという本製品の利点を説明した。

同社が多くのシェアを占める米国では、メッシュWi-Fiシステムの売上が増加。その要因のひとつであるスマートスピーカーとの親和性が製品開発につながったとする

スピーカーユニットは、3.5インチのウーファーを1基、1インチのトゥイーター1基を搭載し、バスレフポートも内蔵。再生周波数帯域は63Hz〜20kHzをカバーし、出力は計35W。縦置きでインテリアにも馴染ませやすいデザインにより、設置場所も自由に選べるとする。

スマートスピーカーとして音質も向上するべく、Harman/Kardon監修のスピーカーを採用した

2019年2月28日現在、amazon music、audible、spotify、うたパス、dヒッツ、TUNE INなどの国内の音楽/朗読サービスに対応。今後も対応サービスは拡大する予定としている。また、専用のAlexaスキルも現在ローカライズ作業を進めており、

Wi-Fi規格はIEEE 802.11ac/n/g/a/bに対応、通信速度最大866Mbpsの5GHz帯×2と通信速度最大400Mbosの2.4GHz帯のトライバンドに対応する。また、1,000/100/10MbpsのギガビットLANポートを2系統搭載する。

裏側に有線LANポートも搭載

会場にはその他、802.11AXに対応し同時接続機器数や通信エリア/スピードなどを強化したWi-Fiルーター “Nighthawk AX8” 「RAX80」や、クラウド上のライブラリに収録された30,000点以上のアートを表示できる “スマートアートキャンバス” 「MEURAL」など、今後の方針に則った製品が展示された。

次世代Wi-Fi規格対応のWi-Fiルーターや、新規参入するライフスタイル市場向け製品も展示

また、同社が展開するゲーミングブランド「Nighthawk Pro Gaming」の取り組みとして、プロeスポーツ選手 Tema氏とのスポンサー契約も発表された。

ゲーミング分野においても、プロeスポーツ選手Tema氏とスポンサー契約を結ぶなど取り組みを発表

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 文化庁、BDレコーダーに掛かる私的録音録画補償金額を認可。1台当たり税抜182円が上乗せへ
2 テクニクス、新完全ワイヤレスイヤホン投入を予告。ティザー映像を公開
3 アップル初売りが新年1/2からスタート。対象iPhone購入で最大3万円のギフトカードをプレゼント
4 なぜ? 実は「大きいほど人気」なPolk Audioのスピーカー、全3シリーズの“大型モデル”比較試聴でわかった魅力
5 CD再生は “クロック” でさらに化ける!プロ機譲りの実力機、MUTEC「MC-3+」の音質グレードアップ技
6 評論家イチオシ!LUMIN「P1 mini」レビュー。「驚くほどの音質の良さが体験できた」
7 名盤『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』の新たな船出。リミックスという選択に挑んだエンジニアの声を訊く
8 VGP2025・優秀賞獲得モデルから厳選!審査員5名が “絶対推し” のデノン/マランツ/B&W/DALI
9 アキュフェーズのフラグシップアンプ「E-800S」が堂々初登場3位<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング11月>
10 Qobuz開始の波及効果大。ネットワークオーディオ関連の需要拡大<販売店の声・売れ筋ランキング11月>
12/27 12:04 更新

WEB