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公開日 2019/12/04 15:14
Makuakeプロジェクトが本日12月4日スタート
キングジム、“文房具らしさ”追求したデジタルノート「フリーノ」。クラウドファンディング募集開始
PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
■ノートへの手書きの魅力をデジタル化
キングジムは、見やすさや書き心地など “文房具らしさ” にこだわったデジタルノート「Freno(フリーノ)」の市場導入へ向け、マクアケが運営するクラウドファンディングサービス「Makuake」を利用したプロジェクトを本日12月4日からスタートした。実施期間は2月28日まで、目標金額は500万円。なお、製品としての発売開始は2020年5月頃を予定しており、オープン価格で実勢予想価格は3万円台後半の見込み。
電子ペーパーディスプレイと4,096段階の筆圧検知で、紙に書くようななめらかな書き心地を実現した「フリーノ」。開発を手掛けた同社電子文具開発部・東山慎司氏は「新たな筆記文化を創っていくことに挑戦する」と意気込む。
徹底したのは “文房具らしさ” へのこだわり。電子機器と言えば、ボディカラーはブラックやシルバーの無機質なものが多いが、フリーノの本体色にはマットベージュを採用、併せて、ナチュナルでマットな質感を実現。別売の専用カバーにはウォッシャブルクラフトペーパーを採用。こちらは独特の手触りと使い込むことで色合いが変わる経年変化を楽しむことができる。
E Ink社の6.8インチ電子ペーパーディスプレイを採用し、紙のようなくっきりとした “見やすさ” を実現。明るさと色温度の調整に加え、フロントライトを搭載することで、暗い場所や屋外など利用シーンが拡大する。 “書きやすさ” では、4,096段階の筆圧検知を可能とするワコム製のデジタイザとデジタルペンを採用。デジタルペンには “鉛筆で書いたときの一種の抵抗がある感じ” を再現するフェルト素材が用いられ、スムーズな書き味とこだわりの書き心地を両立する。
フリーノには「ノート」「ドキュメント」「カレンダー」の3つの機能を搭載する。ノート機能では、「横罫」「TO DOリスト」「方眼」「デイリー」など計12種類のフォーマットを揃えるとともに、既存のフォーマット以外にも4種類のオリジナルフォーマットが追加可能。保存してあるノートはタイトルやタグで検索ができる。ドキュメント機能では、PDFドキュメントの閲覧やデジタルペンでの書き込みに対応。カレンダー機能では、メモの書き込みや日付に紐づけたノートを作成することができる。
わずか240gの小型軽量な本体に8GBのメモリーを搭載。ノートで約13,000ページ(1ページ300kb)、PDFで約2,000ファイル(1ファイル1MB)の保存が可能。これは、紙のノートでは約15kgに相当するもので、ペーパーレス化にも大いに貢献する。データ連携はUSBケーブル、microSDに加え、無線LANの搭載によりオンラインサービス「Dropbox」とデータ共有できる。
「ノート利用者に対する当社の調査では、『書いた方が記憶に残る』との声が多く聞かれた。記録するだけでなく、記憶するために、あえてノートを利用されていることがわかった」とノートの優位性を再確認したという東山氏。「手書きの方が直感でアイデアを整理できたり、書いた内容を見返すことでその時の記憶が甦ったりなど、手書きにはたくさんの魅力がある。その手書きのメモをデジタルならではの利便性でさらにアップデートしたのがフリーノ。紙のノートをぜひ、フリーノに置き換えていただきたい」と訴えた。
■“新規概念商品” はキングジムの十八番
キングジムでは、クラウドファンディングサービス「Makuake」の利用は、2017年のモニタリングアラーム「TRENE(トレネ)」にはじまり、これが4回目となる。過去3回はすべて目標金額を達成している。
製品のブラッシュアップを図ることが本プロジェクトの最大の目的であり、同社常務取締役 開発本部長・亀田登信氏は「商品に対するさまざまな反応を、支援者から早い段階からいただける有効な手段と考えている。今回も開発中の商品でクラウドファンディングを活用し、情報感度が高く、リアルな消費者に近いMakuakeの会員様から商品に関するコメントをいただくことで、今後の開発や販促活動に活かしていきたい」と説明する。
大量のノートを一台に集約し、情報の活用を最大限にサポートするデジタルノート「フリーノ」。「デジタルメモ『ポメラ』やデジタル名刺ホルダー『ピットレック』など、ユーザーが潜在的に持つ不満やニーズを汲み取った新規概念商品をキングジムでは数多く開発してきている。得意とするこれら新規概念商品は、クラウドファンディングとの親和性が大変高いと考えている。フリーノはこれまでの紙のノートに対する不満を解決する文具メーカーならではのデジタルノート。今回のプロジェクトも多くの方から興味を持っていただけると期待している」と来年5月の発売へ向け意気込みを示した。
キングジムは、見やすさや書き心地など “文房具らしさ” にこだわったデジタルノート「Freno(フリーノ)」の市場導入へ向け、マクアケが運営するクラウドファンディングサービス「Makuake」を利用したプロジェクトを本日12月4日からスタートした。実施期間は2月28日まで、目標金額は500万円。なお、製品としての発売開始は2020年5月頃を予定しており、オープン価格で実勢予想価格は3万円台後半の見込み。
電子ペーパーディスプレイと4,096段階の筆圧検知で、紙に書くようななめらかな書き心地を実現した「フリーノ」。開発を手掛けた同社電子文具開発部・東山慎司氏は「新たな筆記文化を創っていくことに挑戦する」と意気込む。
徹底したのは “文房具らしさ” へのこだわり。電子機器と言えば、ボディカラーはブラックやシルバーの無機質なものが多いが、フリーノの本体色にはマットベージュを採用、併せて、ナチュナルでマットな質感を実現。別売の専用カバーにはウォッシャブルクラフトペーパーを採用。こちらは独特の手触りと使い込むことで色合いが変わる経年変化を楽しむことができる。
E Ink社の6.8インチ電子ペーパーディスプレイを採用し、紙のようなくっきりとした “見やすさ” を実現。明るさと色温度の調整に加え、フロントライトを搭載することで、暗い場所や屋外など利用シーンが拡大する。 “書きやすさ” では、4,096段階の筆圧検知を可能とするワコム製のデジタイザとデジタルペンを採用。デジタルペンには “鉛筆で書いたときの一種の抵抗がある感じ” を再現するフェルト素材が用いられ、スムーズな書き味とこだわりの書き心地を両立する。
フリーノには「ノート」「ドキュメント」「カレンダー」の3つの機能を搭載する。ノート機能では、「横罫」「TO DOリスト」「方眼」「デイリー」など計12種類のフォーマットを揃えるとともに、既存のフォーマット以外にも4種類のオリジナルフォーマットが追加可能。保存してあるノートはタイトルやタグで検索ができる。ドキュメント機能では、PDFドキュメントの閲覧やデジタルペンでの書き込みに対応。カレンダー機能では、メモの書き込みや日付に紐づけたノートを作成することができる。
わずか240gの小型軽量な本体に8GBのメモリーを搭載。ノートで約13,000ページ(1ページ300kb)、PDFで約2,000ファイル(1ファイル1MB)の保存が可能。これは、紙のノートでは約15kgに相当するもので、ペーパーレス化にも大いに貢献する。データ連携はUSBケーブル、microSDに加え、無線LANの搭載によりオンラインサービス「Dropbox」とデータ共有できる。
「ノート利用者に対する当社の調査では、『書いた方が記憶に残る』との声が多く聞かれた。記録するだけでなく、記憶するために、あえてノートを利用されていることがわかった」とノートの優位性を再確認したという東山氏。「手書きの方が直感でアイデアを整理できたり、書いた内容を見返すことでその時の記憶が甦ったりなど、手書きにはたくさんの魅力がある。その手書きのメモをデジタルならではの利便性でさらにアップデートしたのがフリーノ。紙のノートをぜひ、フリーノに置き換えていただきたい」と訴えた。
■“新規概念商品” はキングジムの十八番
キングジムでは、クラウドファンディングサービス「Makuake」の利用は、2017年のモニタリングアラーム「TRENE(トレネ)」にはじまり、これが4回目となる。過去3回はすべて目標金額を達成している。
製品のブラッシュアップを図ることが本プロジェクトの最大の目的であり、同社常務取締役 開発本部長・亀田登信氏は「商品に対するさまざまな反応を、支援者から早い段階からいただける有効な手段と考えている。今回も開発中の商品でクラウドファンディングを活用し、情報感度が高く、リアルな消費者に近いMakuakeの会員様から商品に関するコメントをいただくことで、今後の開発や販促活動に活かしていきたい」と説明する。
大量のノートを一台に集約し、情報の活用を最大限にサポートするデジタルノート「フリーノ」。「デジタルメモ『ポメラ』やデジタル名刺ホルダー『ピットレック』など、ユーザーが潜在的に持つ不満やニーズを汲み取った新規概念商品をキングジムでは数多く開発してきている。得意とするこれら新規概念商品は、クラウドファンディングとの親和性が大変高いと考えている。フリーノはこれまでの紙のノートに対する不満を解決する文具メーカーならではのデジタルノート。今回のプロジェクトも多くの方から興味を持っていただけると期待している」と来年5月の発売へ向け意気込みを示した。
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