公開日 2018/10/19 06:00
[PR]Amazon Alexa搭載、独自マイク技術搭載
ボーズの“プレミアム” スマートスピーカー「HOME SPEAKER 500」レビュー。新境地サウンドの傑作モデル
折原一也
■ボーズが“プレミアムサウンド”で仕上げたスマートスピーカー「HOME SPEAKER 500」
ボーズが同社初のスマートスピーカー「BOSE HOME SPEAKER 500」を発売する、そんなニュースが世界を駆け巡ったのは今年8月末のこと。音声アシスタントにはAmazon Alexaを採用すると発表し、日本のファンの期待値は一気に高まった。
ボーズの歴史をひもとけば、CDが主役だった時代から続く小型高音質オーディオ「Wave Music System」、Wi-Fiオーディオの時代を作った「SoundTouch」と、時代によって環境は変わろうとも、常に傑作機を送り出した名門ブランドだ。
そんなボーズが手がける「HOME SPEAKER 500」は、オーディオブランドが手がける “プレミアムスマートスピーカー” という、これまでにないカテゴリーの製品である。ボーズならではの高付加価値とはなにか、我々はどういう体験を得られるのか。さっそくレビューしていこう。
■部屋を包み込むステレオサウンドというボーズならではの音響設計
HOME SPEAKER 500とはどんなスピーカーなのか。外観からチェックしていこう。本体サイズは17cm×20.4cm×11cmと横幅の大きなボトル程度で、酸化皮膜処理を施したアルミ筐体という精悍なデザイン。質量は2.1kgとプレミアムモデルらしい重量感がある。本体前面にカラーのLCDディスプレイを搭載したことも、既存のスマートスピーカーには無いポイントだ。なお、アプリから設定すれば常時時計をデジタル表示することも可能だ。
ボーズのスピーカーを語る上では、HOME SPEAKER 500内部の、作り込まれた音響構造から見ていくべきだろう。HOME SPEAKER 500についてボーズの公式サイトでは、2つのカスタムドライバーを背中合わせに配置して、音の壁反射も利用した構造ということが説明されている。
公式サイト内のムービーでスピーカーの構造図も公開されており、左右外向きのユニットから音を放射することで、ステレオサウンドの再生力を持たせていることが分かる。そして壁沿いに設置すれば壁反射を利用でき、自然とワイドに部屋を包み込む音の広がりを再現できるのだ。
内蔵する2つのスピーカーユニットの構成を、もう少し深掘りしてみよう。2つのカスタムドライバーは、ドライバー同士の振動をキャンセルしてクリアな再生を目指す構造だ。さらにドライバー背面から出る音は、本体正面から向かって左側から右側にかけてポートを伸ばすことで、低音をブーストする仕組みである。
ボーズは長年WaveguideテクノロジーやQuietPortテクノロジーといった独自ポート設計が得意だが、過去の名機を作り上げたノウハウがHOME SPEAKER 500のコンパクトボディでも重低音を実現する設計として活かされているのだ。
■ボーズの技術が活かされた8個のボイスアシスタント用マイク
本体上部にはボーズのWi-Fiスピーカーを彷彿とさせる各種操作ボタンを搭載。音楽再生/一時停止、ボリューム、アクションボタン、Bluetooth、AUX、マイクオフボタン、そして音楽ストリーミング等から曲を登録できる6つのプリセットボタンを備える。これはボーズのSoundTouchシリーズから継承したものだ。
そして、HOME SPEAKER 500はAmazon Alexaを搭載しているため、高音質な音楽再生だけでなく、人の声で操作することもできる。スマートスピーカーとしての機能性を高めるべく、ボーズはHOME SPEAKER 500の楕円状の天面に8個のマイクを搭載。正面から見て、右側に4個、左側に4個とアレイ状に配置することで、部屋のどの方向から声をかけても均一に声をピックアップする。
QuietComfortシリーズなどのノイズキャンセリング・ヘッドホンにはマイクが搭載されており、これらの開発実績から、ボーズには騒音下でも確実に音を拾う集音技術が蓄積されている。HOME SPEAKER 500が搭載する8個のマイクはそれを踏まえて作り上げられたもので、大音量の音楽を流している部屋でも確実に音声をピックアップできるマイクなのだ。
Amazon Alexaについてはもはや説明不要だと思うが、音楽関連にしぼって解説すると、Amazonのサービスとしてプライム会員なら無料で利用できる「Amazon Music」や、4,000万曲以上を提供する定額制サービスの「Amazon Music Unlimited」とも接続可能。さらにHOME SPEAKER 500ではSpotify(Premiumアカウントのみ)やTuneInとの連携も可能となっている。
ボーズの歴史をひもとけば、CDが主役だった時代から続く小型高音質オーディオ「Wave Music System」、Wi-Fiオーディオの時代を作った「SoundTouch」と、時代によって環境は変わろうとも、常に傑作機を送り出した名門ブランドだ。
そんなボーズが手がける「HOME SPEAKER 500」は、オーディオブランドが手がける “プレミアムスマートスピーカー” という、これまでにないカテゴリーの製品である。ボーズならではの高付加価値とはなにか、我々はどういう体験を得られるのか。さっそくレビューしていこう。
■部屋を包み込むステレオサウンドというボーズならではの音響設計
HOME SPEAKER 500とはどんなスピーカーなのか。外観からチェックしていこう。本体サイズは17cm×20.4cm×11cmと横幅の大きなボトル程度で、酸化皮膜処理を施したアルミ筐体という精悍なデザイン。質量は2.1kgとプレミアムモデルらしい重量感がある。本体前面にカラーのLCDディスプレイを搭載したことも、既存のスマートスピーカーには無いポイントだ。なお、アプリから設定すれば常時時計をデジタル表示することも可能だ。
ボーズのスピーカーを語る上では、HOME SPEAKER 500内部の、作り込まれた音響構造から見ていくべきだろう。HOME SPEAKER 500についてボーズの公式サイトでは、2つのカスタムドライバーを背中合わせに配置して、音の壁反射も利用した構造ということが説明されている。
公式サイト内のムービーでスピーカーの構造図も公開されており、左右外向きのユニットから音を放射することで、ステレオサウンドの再生力を持たせていることが分かる。そして壁沿いに設置すれば壁反射を利用でき、自然とワイドに部屋を包み込む音の広がりを再現できるのだ。
内蔵する2つのスピーカーユニットの構成を、もう少し深掘りしてみよう。2つのカスタムドライバーは、ドライバー同士の振動をキャンセルしてクリアな再生を目指す構造だ。さらにドライバー背面から出る音は、本体正面から向かって左側から右側にかけてポートを伸ばすことで、低音をブーストする仕組みである。
ボーズは長年WaveguideテクノロジーやQuietPortテクノロジーといった独自ポート設計が得意だが、過去の名機を作り上げたノウハウがHOME SPEAKER 500のコンパクトボディでも重低音を実現する設計として活かされているのだ。
■ボーズの技術が活かされた8個のボイスアシスタント用マイク
本体上部にはボーズのWi-Fiスピーカーを彷彿とさせる各種操作ボタンを搭載。音楽再生/一時停止、ボリューム、アクションボタン、Bluetooth、AUX、マイクオフボタン、そして音楽ストリーミング等から曲を登録できる6つのプリセットボタンを備える。これはボーズのSoundTouchシリーズから継承したものだ。
そして、HOME SPEAKER 500はAmazon Alexaを搭載しているため、高音質な音楽再生だけでなく、人の声で操作することもできる。スマートスピーカーとしての機能性を高めるべく、ボーズはHOME SPEAKER 500の楕円状の天面に8個のマイクを搭載。正面から見て、右側に4個、左側に4個とアレイ状に配置することで、部屋のどの方向から声をかけても均一に声をピックアップする。
QuietComfortシリーズなどのノイズキャンセリング・ヘッドホンにはマイクが搭載されており、これらの開発実績から、ボーズには騒音下でも確実に音を拾う集音技術が蓄積されている。HOME SPEAKER 500が搭載する8個のマイクはそれを踏まえて作り上げられたもので、大音量の音楽を流している部屋でも確実に音声をピックアップできるマイクなのだ。
Amazon Alexaについてはもはや説明不要だと思うが、音楽関連にしぼって解説すると、Amazonのサービスとしてプライム会員なら無料で利用できる「Amazon Music」や、4,000万曲以上を提供する定額制サービスの「Amazon Music Unlimited」とも接続可能。さらにHOME SPEAKER 500ではSpotify(Premiumアカウントのみ)やTuneInとの連携も可能となっている。