公開日 2019/09/10 06:00
【特別企画】AVアンプとスピーカーが合体
Android TV内蔵で別格の使い勝手!JBL「LINK BAR」は新時代のサウンドバーだ
鴻池賢三
数あるAV機器ジャンルの中でも、とりわけ好調なのがサウンドバーだ。都会生活では機器を設置するスペースが限られることや、テレビの大画面&薄型化、スマホ利用の長時間化やストリーミングサービスの浸透などが進んだ結果、スタイル面でも機能面でもサウンドバーが究極のカタチと思えることもある。
そんな筆者も注目するサウンドバーだが、JBLから決定的とも呼べる、世界初のAndroid TV内蔵モデル「LINK BAR」が登場し、新しい次元に突入した。サウンドバーとAndroid TVの融合がもたらす意義とは? LINK BARの実力はいかに? 今回は、実機を用いて使い勝手、音質、存在価値を徹底的に検証した。
■AVアンプとスピーカーが合体+充実ネット機能
LINK BARはサブウーファー・レスのシンプルなサウンドバー・システム。テレビ前の空きスペースに、横長の箱を一つ置くだけと簡単だ。
特徴は世界で初めてAndroid TV機能を内蔵し、HDMI端子から最大4Kのストリーミング映像と音声が出力可能なこと。つまり、手持ちのテレビに本機を加えるだけで、即「ネット対応」になるという訳だ。
映像は4K出力にも対応しているので、4K対応の配信サービスが利用でき、かつ4Kテレビやモニターを所有しているユーザーなら、高精細な4K映像が楽しめるのも魅力だ。4Kで楽しむにはそれなりに高速のネット接続環境が必要だが、YouTubeなら無料で楽しめる映像も多数見つかる。Netflixもプレミアム会員なら4Kコンテンツを4K画質で視聴することができる。
肝心のサウンドは、総合最大出力が100W。ドライバーは80×40mmの楕円型ウーファーが4個と20mmのトゥイーターが2個という構成。別体のサブウーファーは販売されないが、日本の住環境なら迫力面でも不足はないだろう。
ほか、Wi-Fiは802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)対応で、もちろんBluetooth接続も可能。HDMI入力は3系統で4K入力にも対応し、UHDBDプレーヤーや4Kチューナーの接続もできる。HDMI出力はARCに対応し、ケーブル1本でテレビ側の音声も本機に戻して再生が可能。AVセンターの代わりにもなりそうな充実仕様だ。
■セリフは明瞭で抜けが良く軽快。適度な低音で肉厚なサウンド
まずはAndroid TV機能を用いて配信映像を視聴。メニュー画面はAndroid TVそのものなので詳細な解説は割愛するが、各種サービスを利用するためのアイコン(インストール済みアプリ)が表示され、リモコンで選択する仕組み。もちろんGoogleアシスタントが利用でき、「OK, Google」で起動して音声で検索することも可能だ。
動画配信は、YouTube、Netflix、DAZN、Tver、AbemaTV、U-Nextなど、現存するほぼ全ての配信サービスが利用可能。日本で利用者が最も多いとされるAmazonプライムビデオは取材時点でアイコンこそ表示されなかったが、スマホからキャスト操作で視聴できた。近い将来、アップデートにより、他サービスと同様に利用できるようになるだろう。
メニュー画面のリモコン操作はレスポンスが良く動きもスムーズで、最新テレビと比較しても遜色の無い快適さ。音声操作はサウンドバー本体自体が「OK, Google」を受け付けるが、なにより魅力に感じたのは、リモコンも音声入力に対応していること。Googleアシスタントボタンを押して小声で話せば済み、大声で「OK, Google」と呼びかける必要はない。比較的狭小で騒音を気にする日本の住環境や習慣とも相性が良さそうだ。
そんな筆者も注目するサウンドバーだが、JBLから決定的とも呼べる、世界初のAndroid TV内蔵モデル「LINK BAR」が登場し、新しい次元に突入した。サウンドバーとAndroid TVの融合がもたらす意義とは? LINK BARの実力はいかに? 今回は、実機を用いて使い勝手、音質、存在価値を徹底的に検証した。
■AVアンプとスピーカーが合体+充実ネット機能
LINK BARはサブウーファー・レスのシンプルなサウンドバー・システム。テレビ前の空きスペースに、横長の箱を一つ置くだけと簡単だ。
特徴は世界で初めてAndroid TV機能を内蔵し、HDMI端子から最大4Kのストリーミング映像と音声が出力可能なこと。つまり、手持ちのテレビに本機を加えるだけで、即「ネット対応」になるという訳だ。
映像は4K出力にも対応しているので、4K対応の配信サービスが利用でき、かつ4Kテレビやモニターを所有しているユーザーなら、高精細な4K映像が楽しめるのも魅力だ。4Kで楽しむにはそれなりに高速のネット接続環境が必要だが、YouTubeなら無料で楽しめる映像も多数見つかる。Netflixもプレミアム会員なら4Kコンテンツを4K画質で視聴することができる。
肝心のサウンドは、総合最大出力が100W。ドライバーは80×40mmの楕円型ウーファーが4個と20mmのトゥイーターが2個という構成。別体のサブウーファーは販売されないが、日本の住環境なら迫力面でも不足はないだろう。
ほか、Wi-Fiは802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)対応で、もちろんBluetooth接続も可能。HDMI入力は3系統で4K入力にも対応し、UHDBDプレーヤーや4Kチューナーの接続もできる。HDMI出力はARCに対応し、ケーブル1本でテレビ側の音声も本機に戻して再生が可能。AVセンターの代わりにもなりそうな充実仕様だ。
■セリフは明瞭で抜けが良く軽快。適度な低音で肉厚なサウンド
まずはAndroid TV機能を用いて配信映像を視聴。メニュー画面はAndroid TVそのものなので詳細な解説は割愛するが、各種サービスを利用するためのアイコン(インストール済みアプリ)が表示され、リモコンで選択する仕組み。もちろんGoogleアシスタントが利用でき、「OK, Google」で起動して音声で検索することも可能だ。
動画配信は、YouTube、Netflix、DAZN、Tver、AbemaTV、U-Nextなど、現存するほぼ全ての配信サービスが利用可能。日本で利用者が最も多いとされるAmazonプライムビデオは取材時点でアイコンこそ表示されなかったが、スマホからキャスト操作で視聴できた。近い将来、アップデートにより、他サービスと同様に利用できるようになるだろう。
メニュー画面のリモコン操作はレスポンスが良く動きもスムーズで、最新テレビと比較しても遜色の無い快適さ。音声操作はサウンドバー本体自体が「OK, Google」を受け付けるが、なにより魅力に感じたのは、リモコンも音声入力に対応していること。Googleアシスタントボタンを押して小声で話せば済み、大声で「OK, Google」と呼びかける必要はない。比較的狭小で騒音を気にする日本の住環境や習慣とも相性が良さそうだ。