公開日 2021/07/21 10:00
■ソニーの新コンセプトホームシアターシステム「HT-A9」を試す!
自宅時間が長くなりがちな今、AV機器を始めとするエンターテイメント環境をよくしようとしている人も増えているのではないだろうか。ホームシアターを充実させれば、映画、ドラマ、音楽体験を高めてくれることだろう。
映像の面では、4Kテレビ、特に大画面タイプが身近になって人気を博している。それでは、サウンドはどうだろうか。テレビに内蔵のスピーカーも、ハイエンドモデルでは各社が注力している。一方で、販売データを見ると、サウンドバーの普及が見て取れ、4Kテレビとのセット購入も多いと思われる。
このような状況で、もう一歩進んだ提案として、注目したいのが、新コンセプトのワイヤレスホームシアターシステム、ソニー「HT-A9」だ。ワイヤレス技術の採用で設置のハードルを下げつつ、リアルな4つのスピーカーで最大12個に及ぶ仮想的なスピーカーを生成し、見ている映画のシーンなどにリビングルームごと入り込んだような没入感と広大な音場、360立体音響を作り出すというコンセプトが新しい。
今回は、実際に「HT-A9」を設置し、詳細をレポートする。
■置き場所を選ばない画期的な取り組み
ホームシアターシステム「HT-A9」は、中枢となるコントロールボックスと、4つのワイヤレスアクティブスピーカーで構成される。スピーカーはコンセントに接続さえすれば配線を気にする必要がなく、さらに、最大12個のスピーカーを仮想的に生成する独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」により、置き場所も選ばないという柔軟性の高さが新しい。
言い替えると、従来のサラウンドシステムはスピーカーの設置場所に制約が多かったが、「HT-A9」の場合は、設置したスピーカーから、立体音響技術で、理想的な位置にファントムスピーカーを出現させるという考え方だ。もちろん、立体音響技術にも特性や限界があるので、ある程度四方に分散したり床置きを避けるなどの配慮が必要だが、一般家庭のリビングを想定すると、リアルスピーカーの導入を身近にする画期的な取り組みと言える。
【PR】評論家・鴻池賢三が試す
スピーカー4本で12chの立体音場を再現!ソニー新シアターシステム「HT-A9」がもたらす新次元のエンタメ革新
鴻池賢三■ソニーの新コンセプトホームシアターシステム「HT-A9」を試す!
自宅時間が長くなりがちな今、AV機器を始めとするエンターテイメント環境をよくしようとしている人も増えているのではないだろうか。ホームシアターを充実させれば、映画、ドラマ、音楽体験を高めてくれることだろう。
映像の面では、4Kテレビ、特に大画面タイプが身近になって人気を博している。それでは、サウンドはどうだろうか。テレビに内蔵のスピーカーも、ハイエンドモデルでは各社が注力している。一方で、販売データを見ると、サウンドバーの普及が見て取れ、4Kテレビとのセット購入も多いと思われる。
このような状況で、もう一歩進んだ提案として、注目したいのが、新コンセプトのワイヤレスホームシアターシステム、ソニー「HT-A9」だ。ワイヤレス技術の採用で設置のハードルを下げつつ、リアルな4つのスピーカーで最大12個に及ぶ仮想的なスピーカーを生成し、見ている映画のシーンなどにリビングルームごと入り込んだような没入感と広大な音場、360立体音響を作り出すというコンセプトが新しい。
今回は、実際に「HT-A9」を設置し、詳細をレポートする。
■置き場所を選ばない画期的な取り組み
ホームシアターシステム「HT-A9」は、中枢となるコントロールボックスと、4つのワイヤレスアクティブスピーカーで構成される。スピーカーはコンセントに接続さえすれば配線を気にする必要がなく、さらに、最大12個のスピーカーを仮想的に生成する独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」により、置き場所も選ばないという柔軟性の高さが新しい。
言い替えると、従来のサラウンドシステムはスピーカーの設置場所に制約が多かったが、「HT-A9」の場合は、設置したスピーカーから、立体音響技術で、理想的な位置にファントムスピーカーを出現させるという考え方だ。もちろん、立体音響技術にも特性や限界があるので、ある程度四方に分散したり床置きを避けるなどの配慮が必要だが、一般家庭のリビングを想定すると、リアルスピーカーの導入を身近にする画期的な取り組みと言える。
テレビスピーカーや一般的なサウンドバーとは別次元のエモーショナルな表現力
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