公開日 2023/10/30 06:30
快適な装着感/長時間再生でいつも側に音楽を
“耳を塞がないイヤホン”の最先端にして王道! Oladance「OWS Pro」が実現する新しい音楽リスニング
海上 忍
耳掛け式/耳を塞がない“次世代オープンイヤー”の先頭を走るOladance。その最新フラグシップ「OWS Pro」は、ジャンルをリードする同ブランドならではの技術によって、軽快な装着感/長時間再生/優れた音質を実現した。その詳細を細かくお伝えしていく。
長らくカナル型が主流だったイヤホン界隈において、最近「オープンイヤー型」が再び脚光を浴びている。耳穴を完全に塞がないから疲れにくく、ながら作業との相性も良好。周囲の音も自然に耳に入るのでインターホンにも気付けるし、自分の声が頭に響かないから音声通話も自然にできるメリットがある。
そのオープンイヤー型にも新しい波が到来。骨の振動を通して内耳を震わせ音を届ける骨伝導イヤホンはそのひとつ、いまやイヤホンの新ジャンルとして定着している。そしてもうひとつが「次世代オープンイヤー」、耳掛け式の完全ワイヤレスで装着性と扱いやすさを追求しつつ、ダイナミックドライバーなど従来技術の長所も生かしたイヤホンだ。
次世代オープンイヤーの先頭を走るのは、Oladance(オーラダンス)。2022年夏に登場した「Oladanceウェアラブルステレオ」(現在Oladance OWS 1として発売中)はその第一弾製品で、完全ワイヤレスながらφ16.5mmという大口径ドライバーを採用。3点構造による独自の耳掛け形状を開発することで、快適な装着感と自然な聞こえを実現している。クラウドファンディングプロジェクトの達成率は21,190%だったというから驚きだ。
ここに紹介する「OWS Pro」は、Oladanceのフラグシップに位置付けられる最新モデル。彼らのアイデンティティたる3点構造のオープンイヤースタイルを継続しつつ、ドライバーには完全ワイヤレスイヤホンとして最大級といえる特注のオーバル型振動板・23x10mmを2基搭載、OWS 1/OWS 2より表面積ベースで拡大しただけでなく、Oladanceが「第2世代低音増強アルゴリズム」と呼ぶ低音域再生を強化する機構が採用された。
その第2世代低音増強アルゴリズムで加えられた要素の1つが、出力の強化だ。一般的な完全ワイヤレスイヤホンは、効率を重視してBluetooth SoCと一体化したパワーアンプを使用するが、OWS Proではさらにパワーアンプチップを追加、出力に余裕を持たせている。耳穴から少し離れた位置にドライバーがあるオープンイヤー型イヤホンの場合、音圧が不足しがちだが、パワーアンプの追加でそれを補おうというわけだ。
ハードウェアを増強すれば、そのぶん重量に跳ね返ってくるものだが、OWS Proではバッテリーの10mAh減量などさまざまな工夫により、OWS 2(12.8g)と比較して1g増に抑えている。ただし、独自の省エネ技術「エネルギーロック」の効果か、連続再生時間はイヤホン単体で最大16時間、充電ケースを併用すれば最大58時間というから、ふだん使いで困ることはなさそうだ。
音漏れ対策も抜かりなし。マイク配列の工夫と独自のアルゴリズムにより音の指向性を改善することで、音漏れを最小限に食い止めるという。新たに用意された「フォーカス(集中)モード」を利用すれば、反対に周囲のノイズを抑えることも可能だ。
■耳を塞がない“次世代オープンイヤー”の最新モデルは進化ポイントが多数
長らくカナル型が主流だったイヤホン界隈において、最近「オープンイヤー型」が再び脚光を浴びている。耳穴を完全に塞がないから疲れにくく、ながら作業との相性も良好。周囲の音も自然に耳に入るのでインターホンにも気付けるし、自分の声が頭に響かないから音声通話も自然にできるメリットがある。
そのオープンイヤー型にも新しい波が到来。骨の振動を通して内耳を震わせ音を届ける骨伝導イヤホンはそのひとつ、いまやイヤホンの新ジャンルとして定着している。そしてもうひとつが「次世代オープンイヤー」、耳掛け式の完全ワイヤレスで装着性と扱いやすさを追求しつつ、ダイナミックドライバーなど従来技術の長所も生かしたイヤホンだ。
次世代オープンイヤーの先頭を走るのは、Oladance(オーラダンス)。2022年夏に登場した「Oladanceウェアラブルステレオ」(現在Oladance OWS 1として発売中)はその第一弾製品で、完全ワイヤレスながらφ16.5mmという大口径ドライバーを採用。3点構造による独自の耳掛け形状を開発することで、快適な装着感と自然な聞こえを実現している。クラウドファンディングプロジェクトの達成率は21,190%だったというから驚きだ。
ここに紹介する「OWS Pro」は、Oladanceのフラグシップに位置付けられる最新モデル。彼らのアイデンティティたる3点構造のオープンイヤースタイルを継続しつつ、ドライバーには完全ワイヤレスイヤホンとして最大級といえる特注のオーバル型振動板・23x10mmを2基搭載、OWS 1/OWS 2より表面積ベースで拡大しただけでなく、Oladanceが「第2世代低音増強アルゴリズム」と呼ぶ低音域再生を強化する機構が採用された。
その第2世代低音増強アルゴリズムで加えられた要素の1つが、出力の強化だ。一般的な完全ワイヤレスイヤホンは、効率を重視してBluetooth SoCと一体化したパワーアンプを使用するが、OWS Proではさらにパワーアンプチップを追加、出力に余裕を持たせている。耳穴から少し離れた位置にドライバーがあるオープンイヤー型イヤホンの場合、音圧が不足しがちだが、パワーアンプの追加でそれを補おうというわけだ。
ハードウェアを増強すれば、そのぶん重量に跳ね返ってくるものだが、OWS Proではバッテリーの10mAh減量などさまざまな工夫により、OWS 2(12.8g)と比較して1g増に抑えている。ただし、独自の省エネ技術「エネルギーロック」の効果か、連続再生時間はイヤホン単体で最大16時間、充電ケースを併用すれば最大58時間というから、ふだん使いで困ることはなさそうだ。
音漏れ対策も抜かりなし。マイク配列の工夫と独自のアルゴリズムにより音の指向性を改善することで、音漏れを最小限に食い止めるという。新たに用意された「フォーカス(集中)モード」を利用すれば、反対に周囲のノイズを抑えることも可能だ。