トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2023/12/28 06:30
『Call of Duty:Modern Warfare III』でクオリティをチェック

“リッチなゲーミング体験”を叶える!TCLの大画面チューナーレス4Kテレビ「C845」「C955」でFPSに没頭した

折原一也

前のページ 1 2 次のページ

■確かなゲーム性能と高画質・高音質が融合




現代のオーディオ・ビジュアル機器に求められる必須スペックのひとつである“ゲーミング性能”。なかでも4Kテレビのジャンルでは、ゲーミング性能を高めたと謳うモデルが増えてきており、PCゲームで活躍するゲーミングモニターとも異なる、“リッチなゲーミング体験”を実現するアイテムとして注目が高まっている。

リッチなゲーミング体験を実現するブランドとして頭角を現すのがTCLだ。今では「チューナーレスゲーミング4Kテレビ」とも呼べるラインナップが増えており、そして人気FPSタイトル『Call of Duty:Modern Warfare III』のオフィシャルテレビにも選ばれた実力派モデルを備えている。



高画質・高音質、そして確かなゲーミング性能が融合したチューナーレステレビとして話題なのが、同社の「C845シリーズ」と、98型の超大画面モデルを実現した「C955シリーズ」だ。

TCL 「65C845」 オープン価格(予想実売価格300,000円前後・税込)

TCL 「98C955」 オープン価格(予想実売価格980,000円前後・税込)

両シリーズとも、高コントラストを実現したバックライト技術である「Mini LED」と広色域技術の「QLED」を採用した「QD-Mini LED」ディスプレイを搭載し、さらに同社の独自高画質プロセッサー「Algo Engine Max II」も投入。Dolby VisionやHDR10+といった最新世代のHDRフォーマットから、3DオーディオのDolby Atmosにも対応。また、チューナーレスモデルなので、動画配信サービスなどのコンテンツを中心に楽しむユーザーとの親和性が高い。

バックライト技術「Mini LED」を搭載

独自の高画質エンジン「Algo Engine Max II」

■最新トレンドのゲーミング性能を網羅


さらにゲーミングスペックとして、4K/144Hzの安定したリフレッシュレート、VRR/ALLM対応で応答速度0.8msと低遅延モードで入力遅延を最大で5.67msまで削減可能、「ゲームマスター」によるゲームモードの最適化やシャドウエンハンスメントの調整、そして「AiPQプロセッサー」によってゲームプレイ時の高画質化機能も搭載するなど、ハイエンドモデルとして最新トレンドを網羅している。

4K/144Hzに対応

「ゲームマスター」機能の搭載で自動的に映像モードやレイテンシーなど最適化に対応

本稿では、チューナーレスゲーミング4Kテレビの性能を、大画面で堪能するべく65型の「65C845」、さらに超大画面の98型「98C955」で“リッチなゲーミング体験”を実際にレビュー。Play Station 5版の『Call of Duty:Modern Warfare III』で実力をチェックした。

取材ではPlayStation 5を使用し、65C845/98C855のHDMI入力端子1に接続

■「65C845」は抜群の輝度表現とコントラスト性能を持つ



65C845でゲームプレイ

まず65C845でゲームプレイし始めてみると、4K/144Hz/VRR対応というのはスペックとしてわかっていることだが、応答速度優先のパフォーマンスモードに切り替わり、また表示画面をゲーム専用GUIに切り替えると、リアルタイムでフレームレートを表示してくれるのに驚き。プレイ中の入力信号の詳細やモード情報などを、ゲーミングで必要な情報を瞬時に確認できる。

ゲーム専用のGUIである「ゲームバー」では画面上部に入力信号情報、画面下部にテレビのモードを確認できる

『Call of Duty:Modern Warfare III』は、さまざまなプレイモードがあるが、「キャンペーン」で緊迫感のある戦闘とシネマティックな映像をプレイしてみる。冒頭の潜水艦シーン、タクティカルヘッドランプとフラッシュランプの光の再現でも、輝度表現とコントラスト性能の良さが判断できるレベル。プレイを進めていくとのその画質の良さは強烈で、暗闇の中で敵の姿を探す際もコントラストと階調の高さを実感。暗視スコープを使って降下していくシーンも、暗部階調が適した表現になっている。

ゲーム専用画質モードでは、オリジナル/RPG/FPSなどゲームジャンルに適したモードを選択できる


暗部の調整が可能な「シャドウ機能の調整」では、オフ/レベル1-9まで調整可能

「98C955」のゲーミング・クオリティをチェック

前のページ 1 2 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
2 連載:世界のオーディオブランドを知る(3)日本発ブランドの象徴「デノン」の歴史を紐解く
3 ボーズ、ながら聴きTWS「Bose Ultra Open Earbuds」にさらに新色。計7色のカラバリを用意
4 FX-AUDIO-、ヘッドホンアンプ/プリアンプとしても使えるコンパクトDAC「DAC-T3J」。税込7480円
5 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.1】10000円未満のオススメは?
6 日本発、高コスパイヤホン新本命。final「ZE3000SV」は機能充実、そして何より音が良い!
7 BenQ、ノングレアIPSパネル搭載のプログラミング向け31.5型4Kモニター「RD320U」
8 e☆イヤホン、2025年「福耳袋」を12/20から順次販売開始。スタッフセレクト袋や100万円の「超福耳袋」も
9 装着性が向上してさらに進化! “ハイルドライバー” AMT搭載のオープン型ヘッドホン「HEDDphone TWO」を聴く
10 【インタビュー】エソテリックとティアック、進化し続ける2ブランド。世界にアピールする技術力でオーディオを推進
12/18 9:21 更新

WEB