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公開日 2024/04/22 06:30
<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー

【ミニレビュー】MUTECHのRCA保護キャップが新型に。「MUK-RC」

園田洋世
今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、MUTECH(ミューテック)のRCA保護キャップ「MU-RC」をご紹介。前モデル「MU-RCAP」との比較も交えてお届けしよう。

MUTECH RCA保護キャップ「MU-RC」(16,500円/2個入り、29,700円/4個入り、いずれも税込)

質感が滑らかに、音場の奥行きも深くなる



MUTECHのグラウンドコントロールRCA保護キャップ「MUK-RC」(以下「新型」)。ヒットした先代「MU-RCAP」(以下「旧型」)と比較試聴してみよう。

左2個が旧モデルの「MU-RCAP」、右2個が新モデルの「MU-RC」。外観ではほぼ区別がつかない

スタイリスティックス「愛がすべて」は、旧型を挿すとトランペットの音色のギラギラした過剰な眩しさが解消され、各ヴォーカル音像周囲が静かになる。新型だとそれに加えて質感が滑らかになる。ヴォーカル音像の周囲はより静かに。しかもファルセットが実に楽々と、力強く伸びやかに歌い上げる。

ディスクプレーヤーの空き端子にキャップをはめたところ

カール・リヒター指揮『バッハ:マタイ受難曲』。旧型は管楽器の音像がややタイトになり、独唱そして合唱の各パート間の分離が向上する。新型はさらに音場の左右が拡大し前後も伸長。

グールド・ピアノ・トリオ『ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集Vol.1』は新旧ともにチリ・ホコリが一掃されたかのように音場全体から雑味が消え、楽音が瑞々しくなるが、新型は音場の奥行きが深くて驚く。

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