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公開日 2019/07/18 06:10
【連載】ガジェットTIPS

デジカメで撮影したときの詳細記録は残り続ける? 勝手に消えない?

海上忍
デジタルカメラやスマートフォンのカメラ機能で撮影した写真には、撮影した日時や露出時間、使用したレンズの名称といった詳細な情報が自動的に記録されています。GPS内蔵のカメラ/スマートフォンであれば、撮影地点も残ります。これを参照することにより、写真閲覧アプリでは撮影日時や場所で分類する機能を実現しています。

それらの情報は「メタデータ」(付随的なデータ)と呼ばれ、写真ファイルに埋め込まれる形で記録されます。だから写真を転送しても加工してもそのまま残り、勝手に削除されることはありません。どのような情報を残すかという仕様も整備されており、カメラメーカーを中心に制定された「Exif(イグジフ、Exchangeable image file format)」という規格に従い記録することが一般的ですから、互換性も安心です。

写真には、撮影した日時などの詳細情報が自動的に記録されています

ただし、メタデータ/EXIFが記録されるかどうかは、画像ファイルフォーマット次第です。現在デジタルカメラで広く利用される形式(JPEGやHEIF、RAWなど)のほとんどはメタデータ/EXIFに対応しているため、特に意識しなくても撮影時の情報として記録されますが、BMPやGIFといった非対応のフォーマットでは記録されません。

ということは、撮影した写真を(アプリなどを利用して)BMPやGIFに変換すれば、メタデータ/EXIFは消えてしまうことになります。画像編集ソフトで範囲指定しコピー&ペーストした場合も同様に、ファイルフォーマットの体裁が失われるためにメタデータ/EXIFも消えます。撮影時の情報を残したければ、写真をフォーマット変換せずに保存することがポイントです。

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