トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2020/03/27 06:00
「音のプロ」によるインプレッションと共に紹介

“音質” や “使い勝手” に注目!「ストリーミングサービス」の選び方

PREMIUM COMPACT AUDIO GUIDE

前のページ 1 2 3 4 次のページ


※価格や仕様などは、2020年3月上旬時点のものです

「どのストリーミングを選ぶべき?」
評論家・土方久明氏監修サービスインプレッションを紹介

いま、ストリーミングの世界はまさに「群雄割拠」。“ストリーミングをいい音で楽しむ” ためには、まず、どのような配信サービスを選ぶかが重要だ。ぜひ自分の好みに最もぴったりと合う音楽配信サービスを選んでもらいたい。

音質や機能だけでなく、無料/有料の違い、対応デバイスや楽曲数なども異なってくる。より「いい音」を追求するなら、楽曲の配信フォーマットやオーディオ機器との連携機能もチェックしておきたい。さらに注目してほしいのが、インターフェースを含めた「使い勝手」の部分や、「新しい音楽と出会える方法」が用意されているかどうか。プレイリストの充実やレコメンド機能の正確性などは、サービスの個性が見える部分だ。

ここでは各社のサービス内容を、評論家・土方久明氏監修のもと、実際に使ってみたインプレッションと共に紹介。ほとんどのサービスに無料期間が設けられているので、まずは紹介内容を参考にして、気になったサービスからぜひ試してみてほしい。

〜スタンダードサービス編〜(AtoZ順)
※◎/○/△の評価は、個人の使用感に基づき表記しています

amazon music unlimited
■月額¥980/学割¥480
※プライム会員は¥780/月、ファミリープランは¥1,480/月、echoプランは ¥380/月


●無料版:なし ●お試し期間:30日間 ●対応デバイス:PC(Windows Mac)/Android/iOS ●ライブラリ曲数:6,500万曲 ●配信フォーマット/ビットレート:非公開
・邦楽ラインナップ ○
・プレイリストの充実度合い △
・プレイリスト共有機能 ○
・レコメンド機能の優秀さ ○
・自動レコメンド再生機能 -
・オフライン再生機能 ○
・歌詞表示機能 ○
・据え置き型オーディオ機器連携 ○


Amazonストリーミングサービスの共通アプリ「Amazon Music」は、画面UIに優れており、とても使いやすい。プレイリストは豊富だが、楽曲のチョイスや音楽的なこだわりは今一歩で、レコメンド機能も特定のアーティストやジャンルが中心となる。アーティストが楽曲に関するエピソードを解説する「SIDE by SIDE」はユニークな機能だ。配信フォーマットは非公開だが、256kbpsの圧縮音源と思われ、ロスレス配信の「Amazon Music HD」と比べ、情報量や分解能は明らかに不足する。



ANiUTa
■月額¥600


●無料版:あり ●お試し期間:30日間 ●対応デバイス:Android/iOS ●ライブラリ曲数:10万曲以上 ●配信フォーマット/ビットレート:非公開/最大320kbps
・邦楽ラインナップ ○(アニソン・ゲーム・ボカロが中心)
・プレイリストの充実度合い ○
・プレイリスト共有機能 ○
・レコメンド機能の優秀さ -
・自動レコメンド再生機能 -
・オフライン再生機能 △(キャッシュ保存)
・歌詞表示機能 ○
・据え置き型オーディオ機器連携 -


アニソン・ゲームミュージック・ボカロに特化しているので、絶対的な配信楽曲数は少ない。しかし、アプリ画面には「アルバム」「シングル」「ランキング」などに加え、「2020冬アニメ主題歌特集」や「レーベルオフィシャルプレイリスト」などが多数表示されるなど魅力が溢れている。一度再生した楽曲を本体内のメモリにキャッシュする簡易的なオフライン再生機能を持つほか、アプリからチケットの先行予約もできる。音質はロスレスサービスには及ばないものの、帯域バランスはフラットだ。



Apple Music
■月額¥980/学割¥480/年間契約¥9,800
※ファミリープランは¥1,480/月


●無料版:なし ●お試し期間:3ヶ月 ●対応デバイス:PC(Windows Mac)/Android/iOS ●ライブラリ曲数:6,000万曲 ●配信フォーマット/ビットレート:非公開
・邦楽ラインナップ ○
・プレイリストの充実度合い ○
・プレイリスト共有機能 ○
・レコメンド機能の優秀さ ◎
・自動レコメンド再生機能○
・オフライン再生機能 ○
・歌詞表示機能 ○
・据え置き型オーディオ機器連携 △


アップル製品にプリインストールされる「Music」アプリから利用できる。ホワイト基調でシンプルなデザインは操作性も優れ、豊富な楽曲ラインナップから快適に選曲できる。視聴曲に類似する曲を提案する「ステーション」や、おすすめ曲を提案する「For You」などのレコメンド機能、歌詞による楽曲検索も備え、プレイリストも充実している。反面、配信レゾリューションはAACのロッシー品質でビットレートも256kbpsと思われ、その他の多くのサービスより劣っている印象。



AWA
■月額¥980/年間契約¥9,800
※アーティストプランは¥270/月


●無料版:あり(広告なし。ハイライト再生など) ●お試し期間:1ヶ月 ●対応デバイス:PC(Windows Mac)/Android/iOS ●ライブラリ曲数:6,000万曲 ●配信フォーマット/ビットレート:AAC/最大320kbps
・邦楽ラインナップ ◎
・プレイリストの充実度合い ○
・プレイリスト共有機能 ○
・レコメンド機能の優秀さ ○
・自動レコメンド再生機能 ○
・オフライン再生機能 ○
・歌詞表示機能 ○
・据え置き型オーディオ機器連携 △


Spotifyと並んで、優秀なグラフィカルインターフェイスを持つアプリだ。グラフィカルでコンテンツ内容を上手に表記し、配信直後のタイトルの表示も巧み。アーティストや楽曲へ対するコメント機能もある。音質についてはロッシーフォーマットという事で、ロスレス以上のサービスには及ばないものの、端末のマイクで流れている楽曲を解析し検索する機能や、10バンドのイコライザー、スリープ、歌詞表示、ダウンロードなど必要な機能は一通り備わっている。

Google Play Music/KK BOX/LINE MUSIC/Prime Music

前のページ 1 2 3 4 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
2 連載:世界のオーディオブランドを知る(3)日本発ブランドの象徴「デノン」の歴史を紐解く
3 ボーズ、ながら聴きTWS「Bose Ultra Open Earbuds」にさらに新色。計7色のカラバリを用意
4 FX-AUDIO-、ヘッドホンアンプ/プリアンプとしても使えるコンパクトDAC「DAC-T3J」。税込7480円
5 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.1】10000円未満のオススメは?
6 日本発、高コスパイヤホン新本命。final「ZE3000SV」は機能充実、そして何より音が良い!
7 BenQ、ノングレアIPSパネル搭載のプログラミング向け31.5型4Kモニター「RD320U」
8 e☆イヤホン、2025年「福耳袋」を12/20から順次販売開始。スタッフセレクト袋や100万円の「超福耳袋」も
9 装着性が向上してさらに進化! “ハイルドライバー” AMT搭載のオープン型ヘッドホン「HEDDphone TWO」を聴く
10 【インタビュー】エソテリックとティアック、進化し続ける2ブランド。世界にアピールする技術力でオーディオを推進
12/18 9:21 更新

WEB