公開日 2021/02/04 06:40
【連載】ガジェットTIPS
Wi-Fi中継機とメッシュWi-Fi、何が違う?
海上忍
総務省が毎年発表する「通信利用動向調査」によれば、令和元年の国内インターネット利用者は89.8%。ブロードバンドを導入している個人世帯の割合も89%と高く、そのうち相当なパーセンテージがWi-Fiルーターを導入していると考えられます。
しかし、ある部屋では高速に通信できても他の部屋はサッパリ、というケースが少なくありません。利用する周波数帯(2.4GHz帯/5GHz帯)にもよりますが、Wi-Fiの電波は障害物に影響を受けやすく、Wi-Fiルータの設置場所や子機(スマートフォンやパソコン)の位置によって通信速度に差が現れがちだからです。
そこで頼りにするのが「Wi-Fi中継器」ですが、最近では「メッシュWi-Fi」も人気らしく...両者の違いや長所・短所が気になるところですね。
メッシュWi-Fiは、ブロードバンド回線につながるメインのルーター1台と、同じ役割を持つ複数のサテライトルーターにより構成され、文字どおりメッシュ(網の目)のようなWi-Fiネットワークを実現します。サテライトルーターを増やすほど網の目が細かくなり、どの部屋・どの場所で通信しても速度差が現れにくくなります。
Wi-Fi中継機は手動でアクセスポイントを切り替える必要がありますが、メッシュWi-Fiは最寄りの(もっとも電波条件が良好な)アクセスポイントへ自動で切り替わるため、つねにベストな通信速度を発揮できます。2〜3階の戸建て住宅や部屋数の多いマンションでは、メッシュWi-Fiがいい選択です。
ただし、メッシュWi-Fiを構築できるのは同じメーカー/規格に対応した製品だけです。Wi-Fi中継機は安価なうえメインのWi-Fiルーターの違いに関わらず利用できるため、気軽に買い増しできますが、メッシュWi-Fiを導入しようとしたらWi-Fiルーターとサテライトルーターの一式を買い直すしかありません。
しかし、ある部屋では高速に通信できても他の部屋はサッパリ、というケースが少なくありません。利用する周波数帯(2.4GHz帯/5GHz帯)にもよりますが、Wi-Fiの電波は障害物に影響を受けやすく、Wi-Fiルータの設置場所や子機(スマートフォンやパソコン)の位置によって通信速度に差が現れがちだからです。
そこで頼りにするのが「Wi-Fi中継器」ですが、最近では「メッシュWi-Fi」も人気らしく...両者の違いや長所・短所が気になるところですね。
メッシュWi-Fiは、ブロードバンド回線につながるメインのルーター1台と、同じ役割を持つ複数のサテライトルーターにより構成され、文字どおりメッシュ(網の目)のようなWi-Fiネットワークを実現します。サテライトルーターを増やすほど網の目が細かくなり、どの部屋・どの場所で通信しても速度差が現れにくくなります。
Wi-Fi中継機は手動でアクセスポイントを切り替える必要がありますが、メッシュWi-Fiは最寄りの(もっとも電波条件が良好な)アクセスポイントへ自動で切り替わるため、つねにベストな通信速度を発揮できます。2〜3階の戸建て住宅や部屋数の多いマンションでは、メッシュWi-Fiがいい選択です。
ただし、メッシュWi-Fiを構築できるのは同じメーカー/規格に対応した製品だけです。Wi-Fi中継機は安価なうえメインのWi-Fiルーターの違いに関わらず利用できるため、気軽に買い増しできますが、メッシュWi-Fiを導入しようとしたらWi-Fiルーターとサテライトルーターの一式を買い直すしかありません。
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