トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2021/07/03 06:40
【連載】ガジェットTIPS

Wi-Fiルーターは「たまに再起動」がおすすめ。その適切なタイミングとは?

海上忍
Wi-Fiを導入している家庭は珍しくありませんが、LANに必須の「ルーター」(Wi-Fiアクセスポイントを兼ねる場合はWi-Fiルーター)はよくわからない、導入したあとはそのまま放置、というケースが少なくないようです。とはいえ、大半の製品はアプリやウェブブラウザを使い遠隔管理できる仕様ですから、ときどきメンテナンスしたほうがいいでしょう。

メンテナンスが必要になる場面としては、ルーターに接続する機器を入れ替えたときが挙げられます。これは、ノートPCやスマートフォンなどWi-Fi経由で接続するデジタルガジェットについても同じこと。ルーターが接続対象として把握している機器が増減した場合は、メンテナンスなしでは通信トラブルが起こるかもしれません。

Wi-Fiルーターの一例、バッファロー「WSR-1800AX4S-BK」

その理由は「ARP(アープ、Address Resolution Protocol)テーブル」。ARPテーブルはIPアドレスとMACアドレスの対応表で、ルーターやパソコンなど、TCP/IPでLANにつながるどのデバイスも、システムが一時保有データとして管理しています(ARPキャッシュ)。

通常、ARPキャッシュはシステムが一定間隔で更新しますが、なんらかの原因で更新に失敗すると、確実に接続されているはずなのに通信できないといった問題が生じます。TCP/IPネットワークでは、IPアドレスを目印に通信しようとしますが、相手のMACアドレスがわからないと(レイヤー2/データリンク層で)通信できないのです。

このARPキャッシュを手動で更新するシンプルかつ効果的な方法が、システムの再起動です。パソコンやスマートフォンと比べると、ルーターやスイッチなどネットワーク機器はARPキャッシュの更新間隔が長めですから、急いで問題解決したければ再起動を試してみましょう。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新

WEB