公開日 2021/07/10 07:00
【連載】ガジェットTIPS
知っておくべき、子供の耳を守るヘッドホンの選び方
海上忍
親世代はテレワークでひと苦労していますが、子どもたちも事情は同じ。用途がワークではなく「スクール」「スタディ」というだけのこと、使う道具もパソコンにヘッドホン/マイクと、大人と違いはありません。サイズやデザインはともかく、機能的には同等のものを求められているのです。
であれば、ワイヤレス/Bluetoothが志向されるのも必然。落ち着きのない、衝動的な行動が多い年頃にとって、パソコンとヘッドホンをつなぐケーブルはトラブルのもとです。あとは子どもの頭にフィットするサイズ、軽さ、伸縮自在なバンドがあれば...それだけでしょうか?
客観的に自分の状況を把握することが難しい子どもの場合、音量についても保護者が気を配る必要があります。最大音圧レベルが低めに設定されている、または最大音圧レベルを調整できるヘッドホンであれば、子どもの耳の健康を守ってあげることができます。
このとき注意すべきは、搭載されている機能が「最大音圧レベルに上限を設ける」ことで、「音量全体の抑制」ではないことです。最大音圧レベルに上限を設けるタイプの製品であれば、小さい音、支障のない音量はそのまま出力され、大音量の音だけが抑制されます。しかし、音量全体を抑制するタイプの製品では、音の大小関係なしに一律で音量が下げられてしまうため、小さい音が聞き取りづらくなるなど、ヘッドホンとして扱いにくくなってしまいます。
なお、世界保健機関(WHO)は、85デシベルを超える音量で8時間、100デシベルを超える音量で15分間を超えてリスニングを続けると、耳の機能を損傷する可能性があるとしています。子供の耳の健康のためにも、“リミッター付き”の製品を選びたいものですね。
であれば、ワイヤレス/Bluetoothが志向されるのも必然。落ち着きのない、衝動的な行動が多い年頃にとって、パソコンとヘッドホンをつなぐケーブルはトラブルのもとです。あとは子どもの頭にフィットするサイズ、軽さ、伸縮自在なバンドがあれば...それだけでしょうか?
客観的に自分の状況を把握することが難しい子どもの場合、音量についても保護者が気を配る必要があります。最大音圧レベルが低めに設定されている、または最大音圧レベルを調整できるヘッドホンであれば、子どもの耳の健康を守ってあげることができます。
このとき注意すべきは、搭載されている機能が「最大音圧レベルに上限を設ける」ことで、「音量全体の抑制」ではないことです。最大音圧レベルに上限を設けるタイプの製品であれば、小さい音、支障のない音量はそのまま出力され、大音量の音だけが抑制されます。しかし、音量全体を抑制するタイプの製品では、音の大小関係なしに一律で音量が下げられてしまうため、小さい音が聞き取りづらくなるなど、ヘッドホンとして扱いにくくなってしまいます。
なお、世界保健機関(WHO)は、85デシベルを超える音量で8時間、100デシベルを超える音量で15分間を超えてリスニングを続けると、耳の機能を損傷する可能性があるとしています。子供の耳の健康のためにも、“リミッター付き”の製品を選びたいものですね。
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