トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2021/10/20 06:30
アップルTIPS

新iPad miniに合わせるキーボード、ロジクール「MX Keys Mini」が現状ベスト!

山本 敦
オールスクリーンのデザインになった新しいiPad miniはとても魅力的な製品だが、アップル純正のキーボードがないことから購入をためらっている方も少なくないと思う。ロジクールが11月に発売するワイヤレスキーボード「MX Keys Mini」がサイズマッチなど、とても良さそうだったので試してみた。

最大3台のデバイスと同時にペアリングして切り換えながら使える

ロジクールはスイスに拠点を構えるLogitech Internationalのブランド。フラグシップのMXシリーズをはじめ、ワイヤレスマウスやキーボードの充実したラインナップを取りそろえている。iPad専用モデルとして設計され、iPadOSショートカットキーを搭載する「SLIM FOLIO PRO」などアップル製品との親和性の高さに定評がある。

第6世代のiPad miniとロジクールのMX Keys Mini

MX Keys Miniの兄弟機にはテンキーも搭載するMX Keysがある。指なじみの良いキーストローク、心地よいフィードバック、部屋の明るさをセンシングしながら輝度を自動調節するキーバックライトなど、フラグシップモデルの先進機能はすべてMiniに受け継がれコンパクト化を果たした。質量を比べるとMiniの方が300gほど軽くなっている。ベースにアルミニウムを採用するスタイリッシュなデザインもiPad miniによく馴染む。

ベースの素材にアルミニウムを採用。フラグシップモデルらしい上質な外観とした

MX KeysはiPadOS 14以降のプラットフォームとのBluetooth接続を正式にサポートするワイヤレスキーボードだ。ワイヤレス接続の安定性を高める独自の無線技術Logi Bolt、ロジクールの対応するワイヤレスマウスと連携して異なるデバイスとOSの間でアクティブなワークステーションを流れるように切り換えられる「Logicool Flow」はiPadOSに対応していないが、iMacとiPad miniのように最大3台のデバイスを近くに配置して、キーボードのボタンで操作したいデバイスを切り換えながらタイピングする「Easy-switchキー」は問題なく使える。

明るさが自動で切り替わるバックライトキーを搭載

iPad miniとの相性は現状ベスト

MX Keys Miniはファンクションキーに割り当てられている機能がユニークだ。iPadOSのSiriによる音声入力を立ち上げてメールやメッセージのテキストを声で入力できる「ディクテーションキー/Fn6」や、絵文字の呼び出し(Fn7)、OSレベルでマイクをミュートできるキー(Fn9)などが揃う。ただ、これらのキーよりも、筆者は仕事がらオンライン発表会をiPadでよく視聴するので、押すだけで素速く画面キャプチャが取れるFn5キーは使う機会が頻繁にありそうだ。

画面キャプチャが素速く撮れるファンクションキーが便利

内蔵バッテリーによる駆動はフル充電から最長10日間。バックライトがオフの状態であれば最長約5ヶ月使える省エネ性能を実現している。

MX Keys MiniをiPad miniと一緒に持ち歩いて使う場合は、iPadを立てるスタンドが別途必要だ。角度調整が気にならなければSmart Folioカバーでも良いと思う。

バッグにはiPad miniとMX Keys Miniを別々に入れて持ち歩くことになる。MX Keys Miniは作りが頑丈なので心配ないと思うが、サイズが合うソフトケースやキャリングポーチが用意できればなお安心だ。

MX Keys Miniにあえて注文を付けるのならば、サイズがもっと小さくスリムなら完璧だった。質量がiPad miniとほぼ変わらないので、実質荷物のボリュームは“iPad miniを2台持ち”するほどになってしまう。それでも合わせて600g前後なので十分に軽いと言えるのだが。心地よい打鍵感を得るためにはキーボード本体の横幅サイズ(295.99mm)はこれぐらいあってもいい。ただふたつ折りにしてよりコンパクトにできたら“iPad miniのアクセサリー”としてもっとバランス良く見えるだろうし、女性もバッグに入れて持ち運びやすくなる。

とはいえ、現状iPad miniと使い勝手のマッチングが文句なしに良いワイヤレスキーボードは、いまロジクールのMX Keys miniをおいて他にないと思う。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新

WEB