公開日 2022/10/14 06:30
【第32回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ
キアヌ・リーブス主演!美女2人の誘惑に堕ちた男に訪れる罰。あなたならどうする?
ミヤザキタケル
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2015年製作の『ノック・ノック』をご紹介します!
◇
『ノック・ノック』(2015年・米)
(配信: Amazon Prime Video)
ホラー映画の名手イーライ・ロス監督が、『マトリックス』『ジョン・ウィック』シリーズなどで知られるキアヌ・リーブスとタッグを組んだサスペンススリラー。建築家として成功し、理想的な家庭を築き上げたエヴァン(キアヌ・リーブス)。愛する妻子と共にビーチへ行く予定が、急遽仕事が入り留守番することに。その夜、雨でずぶ濡れになった二人の美女、ジェネシス(ロレンツァ・イッツォ)とベル(アナ・デ・アルマス)が道に迷ったと家を訪ねてくるのだが…。
たった一人の相手を生涯愛し抜く。そうできるのが理想だが、現実は物語のように上手くはいかない。果たせたとしても、それはごく僅かな人に限った話。不倫や浮気など、心が揺れ動いてしまった経験がある人にとって、本作はきっと他人事では済ませられない。何故ならば、一夜の過ちが原因でどん底へと堕ちていくエヴァンの姿は、自分自身が辿りかねない道なのだから。
そして、エヴァンが抱いた下心を逆手に悪逆の限りを尽くすジェネシスとベルだが、一概に彼女たちが「悪」であるとも言い切れない絶妙な描き方が、目にする男の心を強く戒める。オススメではありますが、くれぐれもパートナーと一緒には観ないように!
(C)2014 Camp Grey Productions LLC
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
『ノック・ノック』(2015年・米)
(配信: Amazon Prime Video)
ホラー映画の名手イーライ・ロス監督が、『マトリックス』『ジョン・ウィック』シリーズなどで知られるキアヌ・リーブスとタッグを組んだサスペンススリラー。建築家として成功し、理想的な家庭を築き上げたエヴァン(キアヌ・リーブス)。愛する妻子と共にビーチへ行く予定が、急遽仕事が入り留守番することに。その夜、雨でずぶ濡れになった二人の美女、ジェネシス(ロレンツァ・イッツォ)とベル(アナ・デ・アルマス)が道に迷ったと家を訪ねてくるのだが…。
たった一人の相手を生涯愛し抜く。そうできるのが理想だが、現実は物語のように上手くはいかない。果たせたとしても、それはごく僅かな人に限った話。不倫や浮気など、心が揺れ動いてしまった経験がある人にとって、本作はきっと他人事では済ませられない。何故ならば、一夜の過ちが原因でどん底へと堕ちていくエヴァンの姿は、自分自身が辿りかねない道なのだから。
そして、エヴァンが抱いた下心を逆手に悪逆の限りを尽くすジェネシスとベルだが、一概に彼女たちが「悪」であるとも言い切れない絶妙な描き方が、目にする男の心を強く戒める。オススメではありますが、くれぐれもパートナーと一緒には観ないように!
(C)2014 Camp Grey Productions LLC
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。 |
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