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映像の“4K時代”が始まった

<CEATEC>「4Kレグザ」「レグザサーバー」が変えるライフスタイル - 開発者に訊く“レグザワールド”の魅力

公開日 2011/10/05 21:52 インタビュー/Phile-web編集部
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“レグザワールド”の鍵を握る新たな“REGZA Tablet”とは

ー 今回はテレビやレコーダー、タブレットを軸とした“レグザワールド”が発表されたことも大きなトピックスだと思います。改めて“レグザワールド”のコンセプトをお聞かせください。


テレビとレコーダー、“REGZA Tablet”による「REGZA WORLD」を提案
本村氏:コンセプトそのものをお答えする前に、まずは今回、なぜレコーダー新製品「DBR-M190/M180」のシリーズ名が“レグザサーバー”になったのかというところから説明したいと思います。どちらもBDディスクに録画できる“BDレコーダー”ですが、コンテンツを記録し、シームレスなネットワーク環境で楽しむライフスタイルをイメージしたとき、BDディスクはやはり“ブリッジメディア”であって、本当に快適な次世代の“レグザワールド”を実現するためには、“エンターテインメントサーバー”と“ホームネットワーク環境”が必要と考えました。そこでブルーレイという名前では、どうしてもネットワークをイメージしづらいのではと考え、新製品には“レグザサーバー”というシリーズ名を付けました。

当社は今年の4月にテレビ事業とPC事業の統合を果たしましたが、その効果が最も顕著に現れた商品が“REGZA Tablet”だと思います。おそらく、当社のテレビ事業とPC事業が別々のカンパニーのままだったら、“REGZA Tablet”は生まれていなかったと思います。今回発表の新製品「AT700」「AT3S0」でDTCP-IP対応を実現することもなかっただろうし、そもそも“REGZA Tablet”という名前にもなっていなかったでしょう。



レグザAppsコネクト対応アプリとの連携により、レコーダーやテレビで録ったテレビ番組をタブレットに配信・持ち出しできるようになる
室井氏:DTCP-IPに対応し、タブレットでテレビが見られる“REGZA Tablet”は非常に画期的な製品だと思います。“レグザワールド”では機器の垣根を越え、それぞれのデバイスが“デバイス然”として完結してしない製品にするということが目標としてありました。そのような意味からも、“REGZA Tablet”の魅力を最大限に活かせるのが“レグザサーバー”との組み合わせだと自負しています。もちろん“REGZAブルーレイ”の「Z160/Z150」も「レグザリンク・シェア」に対応するなど、“REGZA Tablet”の魅力を十分に味わえるレコーダーです。幅広い商品ラインナップで、多くの方々に“レグザワールド”の楽しさを味わっていただきたいと思います。



10.1型のREGZA Tablet
本村氏:私はテレビの“REGZA”シリーズの商品企画を担当している立場ですが、最近では日々のおよそ1/3程度は“REGZA Tablet”のことを考えています。その理由は、タブレットはホームPCから進化した商品という見方もできますが、一方で「パーソナルテレビ」であると捉えられる商品カテゴリーだからです。タブレットが「パーソナルテレビ」としての機能を充実させていくことで、計り知れないほど快適なテレビライフが実現できるのではないかと考えています。

昨今では"スマートテレビ”という言葉が注目を集めていますが、多くの方々は「スマートテレビはリビングのテレビでの出来事」とイメージしているのではないでしょうか。ところが一方で、「パーソナルテレビ」でスマートを追求すると、これはイコール「タブレット」ということになると考えています。今回の“REGZA Tablet”は、次世代のパーソナルテレビの在り方も追求した商品です。タブレットで快適にテレビが見られるようになると、どんなライフスタイルが実現されるのか。ぜひ期待して欲しいと思います。

東芝ではいま、テレビとPCの開発者達ががっちり手を組んで、一緒に本気を出して“レグザワールド”と各製品を充実させていくことに取り組んでいます。先日の新製品発表会(関連ニュース)で、当社・社長の大角から「タブレットを事業の柱にしていく」という言葉があったと思いますが、まさに全員が一丸となってこの目標に向かって進んでいます。

ー 今回“REGZA”の新モデル「55X3」で「4K対応」を実現したこともたいへんな注目を浴びています。

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