【特別企画】インテリアに溶け込む優美なデザイン
ボーズ新ホームシアター × カッシーナ・イクスシー。高級家具ブランドに聞く「インテリアとシアターの関係」
新浜:今回展示されていた「Lifestyle 650」はボーズさんの直営店限定色のホワイトですが、ヘアライン仕上げになっていて、柔らかい雰囲気を感じました。ご存じない方に見せてもスピーカーだと気づかない方が多いのではないでしょうか。男性・女性を問わず受け入れられそうなデザインですね。ですので、家具もそれにあわせて選ぶとよいかと思います。
ーー音を良くしようとすると、一般的にはスピーカーを大きくしてしまうのです。ですが今回の製品は、内部の構造を工夫することで、小さくても大型スピーカーに負けないほどの音質を実現しています。また、音が360度に広がることもポイントです。
新浜:そうなのですね。これだけ小さいスピーカーでいい音が聴けたら素晴らしいですね。
ーー今回組み合わせたインテリアについてはいかがですか?
新浜:スピーカーの雰囲気を活かして、ソファはニュアンスカラーという、微妙な色合いの家具を組み合わせました。ラグもグレーブラウンで、トーンをダークに落としています。これにより部屋全体の雰囲気がシックにまとまります。
ーー通常モデルのブラックについてはいかがでしょうか。
新浜:ブラックは男性を中心に、常に人気がある色です。ブラックの場合、インテリアもすっきりとモノトーンでコーディネートするのも良さそうです。
ーー今回のLifestyle 650とLifestyle 600は、リアスピーカーをワイヤレスにしたことも特徴です。
新浜:スピーカーケーブルをつなげる必要が無いということですよね。それは本当に良いことだと思います。ケーブルがゴチャゴチャしていては、インテリアとのマッチング以前の問題になってしまいますし。すっきり置けるというのは、インテリアメーカーとしても歓迎したいです。しかも今回の製品はスピーカーが小型なので、設置性の良さがさらに際立ちますね。
ほかにもメディアコンソール部の天面がガラス仕上げになっていたり、デザインに相当こだわっていることが伝わってきます。低音を出すサブウーファーも、言われなければサブウーファーには見えないほどです。「シンプリシティ」「エレガンス」が今回の製品のテーマと伺いましたが、全体に一貫した美意識を感じました。
これだけデザイン性が高いので、著名なデザイナーを外から招いたのかと思いお尋ねしたのですが、すべて社内のデザイナーさんがデザインされているとのことで、それにも驚きました。
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