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ハーマンのオーディオ担当幹部が小社を訪問。マークレビンソン、REVEL、JBLの今後を語った

公開日 2017/12/05 10:00 構成:ファイルウェブ編集部
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ハーマンインターナショナルがREVELブランドを本格展開する。米国で人気の高いREVELのスピーカーを日本でさらに積極的に販売し、マークレビンソンなどとともに、ハイエンドオーディオ事業をさらに活性化させる計画だ。REVELの「PERFORMA Be」発表会(関連ニュース)に合わせ、米ハーマンから来日した三氏が当社を訪問した。その模様をお伝えしよう。

左からジム・ギャレット氏、トッド・アイケンバウム氏、マーク・グレージャー氏

―― まずは、それぞれがどのようなお仕事をされているか、自己紹介して頂けますか?

ジム・ギャレット氏(以下ジムと表記):私はマーケティング&プロダクトマネージメント ディレクターを担当しています。ラグジュアリーオーディオ部門に所属しており、ハーマンに入社して8年です。私のキャリア全体を通じて、ハイエンドのオーディオ製品に関わって参りました。主に、ラグジュアリーオーディオ製品のロードマップを全体的に管轄しております。もちろんJBLやマークレビンソン、最近ではアーカムも担当しております。

トッド・アイケンバウム氏(以下トッドと表記):トッド・アイケンバウムと申します。マークレビンソンのディレクターをしており、コネチカットにあるエンジニアグループ長を務めております。

ハーマンに入社して4年半になります。以前はKRELL社で21年間勤めていました。キャリア全体を通してオーディオ製品に携わっていますが、マークレビンソンは私が初めて恋に落ちたブランドですので(笑)、マークレビンソンに関われていることを大変うれしく思っております。

マーク・グレージャー氏(以下マークと表記):私は1989年にハーマン社に入社し、インフィニティブランドのスピーカー担当になり、ラウドスピーカーのエンジニアとして仕事を始めました。その後1996年に立ち上げられたREVELに移り、そこでハイエンドスピーカー製品の担当になりました。いまでもラウドスピーカー製品に携わっています。

アメリカで非常に高い評価を受けるREVELブランド

―― まずはREVELについて詳しく伺います。ブランドの成り立ちやコンセプトをお聞かせいただけますか?

マーク氏 ハーマンは1990年代にハイエンドオーディオ製品を増やしたいと考え、1995年にマークレビンソンを買収しました。また同時に、ハイエンドなラウドスピーカーのブランドも必要だと考え、こういった背景からREVELが誕生しました。REVELは、ハーマン創業者のシドニー・ハーマンが立ち上げた2つ目のブランドです。ちなみに1つ目のブランドはハーマン・カードンです。

REVELのプリンシバルエンジニアであるマーク・グレージャー氏

―― REVELは、アメリカですごく人気がありますね。販売台数など、わかりやすい数字があれば教えて頂けますか。

ジム氏 具体的な売り上げの数字は回答できないのですが、REVELはアメリカのハイエンドブランドとして、非常に名前が浸透しております。日本やアジア地域ではまだブランド認知が高くないので、今後は市場における認知を高めていきたいと考えています。アメリカの著名な雑誌「Stereophile」「the absolute sound」などの雑誌からは非常に好評を得ております。オーディオファンの間ではMAGICOやB&Wというような強豪と同等に支持されています。

―― REVELというブランド名の由来は何でしょう?

マーク氏 REVELという単語は、祝福、お祝いするという意味です。我々は最高級のリソースを備えているので、ベストのスピーカーを作れるというイメージですね。

―― 日本では同じハーマングループで、JBLという非常に強いブランドがあります。REVELとJBL、どう棲み分けていきますか?

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