「ぼくのかんがえたさいかわのヘッドホン女子」
これが俺たちの好きなヘッドホン女子だ! ガチ妄想をプロの漫画家に具現化してもらった
ここからは、惜しいけど詳細を詰めきれなかったものや、あまりにくだらなかったためボツとなったネタを、供養のためまとめておきます。
■ボツネタ1
押野:ちょっと用意してきたんで見てください。
わだぺん。さん:「理想のヘッドホン女子 〜なぜ彼女はヘッドホンを着けたのか?〜」
押野:彼女の名前は「鳴見そよかぜ」。両親が不仲で、そよかぜの前では喧嘩をしないものの、そよかぜが部屋に戻ると言い争う声がするんです。それを聴きたくないあまりに着けはじめたヘッドホン。それがいつしか、嫌なことから逃げるための壁として、どこでもヘッドホンを身につけるようになってしまった。そんな彼女のヘッドホンはもちろん・・・。
岩井さん:まさか・・・。
押野:そう、クローズドタイプです。そこから時は過ぎ、高校生になったそよかぜ。そこで彼と出会うわけです。彼はあまり空気が読めるタイプではないので、ガンガンそよかぜに(((中略)))。
わだぺん。さん:作り込んできたな。
押野:・・・それで、そよかぜも心を開いてくれるわけです。少し経って、久しぶりに彼はそよかぜに会う。ヘッドホンを着けてないことを期待したのですが、やっぱり着けていたので少しガッカリしながら近づくと、ちょっと音が漏れているんです。
Sさん:まさか・・・。
押野:そう、オープンタイプですよ。
岩井さん:ドヤ顔しないで。
Sさん:あんまりにも、あんまり。
■ボツネタ2
わだぺん。さん:オンイヤーじゃなくて、完全に耳を覆うアラウンドイヤーの方が好きなんです。あと無骨なスタジオモデルとか、「なんでそれを選んだの?」ってなるような。
Sさん:実際に「なんでそれを選んだの?」って話しかけるのが恋の始まりになるのでは?
岩井さん:いや、それは事案では?
押野:でも、おそらくその娘はスマホで鳴らしているから、明らかにインピーダンスが合っていないと思うんです。だから「これ、俺のDAPなんだけど、聴く?」っていけば、あるいは・・・?
岩井さん:怖い。
■ボツネタ3
岩井さん:クラスのなかで、目立たない娘なんですけど、休み時間にふと取り出したヘッドホンがゴツいんです。
わだぺん。さん:まさかSTAXの静電型ですか?
押野:「これ、俺のドライバーユニットなんだけど、聴く?」ってこと?
Sさん:その2人は絶対打ち合わせ済みですよね。
■ボツネタ4
Sさん:早口で語るタイプもいそうですよね。「それ、カッコイイね」って言った瞬間に、畳み掛けるように説明が始まって、途中で気づいて尻すぼみになる。
押野:僕たちの女子版ですね。
Sさん:それで「まぁ、どうでもいいんだけど・・・」ってヘッドホンを着けて、また自分の殻に引きこもる。大好物です。
岩井さん:なんだかその娘にシンパシーを感じます。
わだぺん。さん:ビジュアルはメガネに、白衣。
押野:体育は苦手。
Sさん:たまたま休日にヘッドホンを見に行ったらその娘がいて「興味ないんじゃなかったの?」って言われる。あと、実際メガネをかけていて、ヘッドホンを取ろうとしたときに、メガネも一緒にガチャガチャっとなってしまう。
押野:ぜったい萌え袖。
■ボツネタ5
押野:ヘッドホン女子(新卒OL)が教えてくれる。
3人:あーー・・・。
わだぺん。さん:お姉さんぶるけど、裏ですごく勉強してるんですね。
岩井さん:でもたまに間違えて、「こうじゃなくて?」って指摘されるとすごく焦る。
Sさん:お姉さんじゃなくて、ヘッドホンを扱う会社に入った女子が、ぜんぜん違う業界の彼に知ったばかりのことを教えてあげるのもアリ。
押野:相手はうどんを作っている職人にしよう。
岩井さん:なぜ?
■ボツネタ6
わだぺん。さん:年季の入ったボロアパートで、窓を開け放したままボサボサの髪にラフな格好で創作活動に打ち込む女子、その頭にはハイエンドヘッドホンが。
Sさん:そこにはこだわっているんですね。
岩井さん:家賃何ヶ月分だよ、という超ハイエンドモデルだと、ストイックさが増しますね。
押野:「〜っすよ」みたいな口調が合いそうですね。
わだぺん。さん:自分も漫画を描く人間だから、共感があります。
本当はまだまだ出ましたが、際限がないのでここでお終いにします。もし「自分はこんなヘッドホン女子が好き」「こいつらに任せておけねぇ、ヘッドホン女子ったらこうだろ」というご意見をお持ちの方は、どしどし記事をリツイートするか、ハッシュタグ #ヘッドホン女子 で呟いて教えてください!