PRヘッドホン&ウェアラブルカテゴリ―のグローバルの責任者にインタビュー
JBLの“本気"が詰まった新作ワイヤレスイヤホン/ヘッドホンBEST3はコレ! 本社マーケ担当を直撃!
■トレンド全部入りの傑作TOUR ONE M2
───次に、TOURシリーズに新たに追加された、ワイヤレスヘッドホン「TOUR ONE M2」についても、ご紹介いただけますでしょうか?
ミカエル ワイヤレスヘッドホンとしては、2021年以来のフラグシップ刷新となります。
───その割には、他のメーカーに比べると少し控え目なネーミングですね(笑)。
ミカエル 実際、TOUR ONE M2は従来モデルと比較して、音質/装着性/機能、すべてにおいてブラッシュアップされています。音質面は、基本的にはハーマンターゲットカーブに沿っていて、より鮮明な中高域を再現できるように微細な変更を加えるかたちでチューニングされていて、従来の設計の延長線にあります。
さらに装着性も進化しています、イヤーパッド内部のフォーム素材をより柔軟性の高いものに見直したことと、側圧を最適化したことで、長時間のリスニングがより快適にできるようになりました。実際、私はノルウェーから12時間余りのフライトで日本にやってきましたが、ずっとこのヘッドホンを装着していました。ユーザーとしても、フィット感のよさは自信を持ってお薦めできます。
もちろん装着性の向上は、パッシブの遮音性を高めて、よりノイズキャンセリング効果を高める効果も生んでいます。ちなみにアクティブノイズキャンセリングは環境適応型で、中音域において、従来モデルから最大で約3倍、消音効果を高めています。
ちなみにノイズキャンセリングおよび通話のためのマイクは合計6基、さらにスマートトーク機能のための1基も加わって、合計7基が搭載されています。
───「JBL空間サウンド」やパーソナライズ機能「Personi-Fi 2.0」を搭載したことも、大きなトピックですね。
ミカエル はい、先ほどのお話のように、従来よりも「サウンドエクスペリエンス」をより進化させました。「JBL空間サウンド」では、3つのリヴァーブ設定を切り替えて、お楽しみいただけます。ムービーは270度、ゲームは180度、音楽は60度に広がるサウンドフィールドをイメージして調整されています。
パーソナライズ機能「Personi-Fi 2.0」は革命的で、私たちは「ヒアリング・エボリューション」と呼んでいますが、簡単なヒアリングテストによって、それぞれの方が聴こえにくい帯域をカバーして、より臨場感のあるサウンドに調整してくれるものです。測定バンド数も10と多く、より精緻な測定ができることも特長です。
───LE Audioの新しいコーデックに対応した点も進化ポイントですね?
ミカエル はい、そのとおりです。本機では「LC3」だけでなく、最大96kHz/24bit伝送が実現できるとアナウンスされている「LC3plus」にも対応します。
───つまり将来的なアップデートで、ハイレゾワイヤレス接続に対応できる可能性があるわけですね。
ミカエル そのとおりです。そのほか、ご要望の多いマルチポイントにも対応しました。ノイズキャンセリングオフで連続50時間再生でき、バッテリー容量は従来よりもアップしています。
次ページブランド初の“ながら聴き”完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDGEAR SENSE」の工夫とは?