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PR価格だけではない “音作り” の良さ

VGP2024で金賞多数!Polk Audioのスピーカーが評論家からもユーザーからも「高評価」を得ているわけ

公開日 2024/09/27 11:00 大橋伸太郎/岩井 喬(構成:編集部 平山洸太)
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サウンドバーの基本は「声」



岩井 サウンドバーもPolk Audioはラインナップしています。金賞を受賞したサブウーファー別体のSigna S4だけでなく、一本バータイプのREACTなども用意されています。

サウンドは基本的に、声に注目した設計だと思います。声を聞き取りやすくするところを大事にしつつも、声の輪郭感を変に強調して際立たせているわけではない。安い価格帯のものだと、疲れやすいトーンになっていて違和感のあるサウンドバーもありますが、Polk Audioは違います。

「Signa S4」

大橋 映画ではセリフも演技のうちだから、しっかり聞き取れないといけないわけです。私たち日本人は、外国の映画を見る時は、字幕を見ることが多いじゃないですか。もちろん、テレビ番組でアナウンサーなどのトーンをいかに明瞭に伝えるかも大切です。

いかにセリフが聞き取れるかが重要であって、響きに誇張であるとか歪曲であるとか、あってはいけないわけです。いかに自然に俳優の声を正しく伝えるか、それがサウンドバーの基本だと思います。

岩井 サウンドバーは価格で選ぶ方も多いと思いますが、同じ価格帯で比較すると、Polk Audioは “何を聴かせたいか” のフォーカスはしっかり合っているのに、全体を落ち着いた傾向にまとめてくれるのが特徴的です。特にSigna S4はサブウーファーが別体になってるので、低域のゆとりがしっかり出てくるということで、より万能感のあるサウンドバーになっています。

音楽を聴いても破綻がないですね。サウンドバーだと、映像の音声と音楽を両立しているものは本当に少ない印象があります。ナチュラルに楽しめる音作りがされているという感じです。

Reserve、Signature Elite、Monitor XT、どう選ぶべきか



岩井 Polk Audioは各シリーズごとにラインナップが多くて、フロア型とブックシェルフ型も何機種かずつ用意しています。筐体が大きいモデルほど低域の量感が増えますが、大きすぎるなと感じる場合に小さいモデル選んでも、基本的に同じトーンで楽しめる設計だと感じます。部屋のサイズや設置場所を理由に諦めることなく、気に入った音のシリーズを選べるという。

左から、Monitor XT、Signature Elite、Reserveシリーズ

大橋 Reserveシリーズのフロア型を聴いたときの印象ですが、低域の量感はもはや圧巻。この容積でこれだけ量感を得ているスピーカーは少ないと。逆に設置場所の条件次第で、低音を持て余すかもしれない。出ないものを出すのは大変ですが、出るものを抑えるのは割とできるんですよね。そのあたりは非常にユーザーフレンドリーというか、使いやすくユーザーが求める音を念頭に設計しているスピーカーだと感じます。

岩井 Reserveシリーズは、オーソドックスにバランスがいいですよね。もう少しメリハリ良くゴージャスなサウンドを楽しみたいという場合なら、Signature Eliteシリーズ。好みでシリーズを選んでもいいのかな、という印象がありますね。その点でラインナップが多いことと、全体的に手の出しやすい価格というのはすごく魅力があると思っています。


シリーズごとに音の特徴が異なっている
音色が結構違うので、例えば同じポップスを聴くと、Reserveシリーズだと落ち着いた感じに聴こえるんですよね。対してSignature Eliteシリーズで聴くと、きらびやかなサウンドに聴こえます。そしてMonitor XTで聴くと、エッジが効いてガッチリしたサウンドになる。

どのシリーズを選んでも問題はないのですが、キャラクターが違うので、聴こえ方の好みが大きく分かれるかなと思います。これからPolk Audioを導入したいユーザーの方は、まず好みのシリーズを選んでみてから、次に自分の環境に合わせてサイズを決めてみてください。

(提供:ディーアンドエムホールディングス)

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