<IFA2007レポート:ケンウッド>Kseriesの新製品を展示 − セパレートタイプも参考出品

公開日 2007/09/01 16:44
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Kシリーズを欧州でも展開しているケンウッドは、CDレシーバータイプのK711を新たに投入。さらに、プリメインとCDプレーヤーが別筐体化されたセパレートタイプのK1000を参考出品した。


CDレシーバータイプの「K711」

セパレートの「K1000」も参考出品
新たに提案されたK711とK1000の共通テーマは「CDに記録されたデジタルデータをリアルな音楽によみがえらせ、感動を覚える温かみのある音楽再生を実現すること」。両製品とも従来の流れを継承しながらも、よりシンプルで高級感のあるデザインとなっている。

レシーバータイプの新製品K711では、昨秋発売されたエシュールに搭載されている高精度D/Aコンバーターをさらに進化させるとともに、ジッター低減回路D.P.A.C.やCDをより高音質で再生するために Supreme EX 回路を新たに搭載していることが大きな特長だ。機能面では MP3やAAC、WMAの再生が可能で、ここにもSupreme EXが投入されている。

一方、参考出品されたK1000は、Kシリーズで初めて、プリメインとCDプレーヤーを別筐体化したもので、アンプ部はパワーアンプ部も含めて信号処理部をフルデジタルプロセッシング化。アナログで構成されている電源部は、「アナログ部」、「デジタルプリアンプ部」、「デジタルパワーアンプ部(左右独立)」それぞれに対して独立した電源供給回路を持たせ、マイコン用には別トランスを搭載するという贅沢な構成となっている。さらに、出力は小さくなるが、より歪の少ない再生を実現する「Clear A」回路を搭載するなど、意欲的な仕様が随所に盛り込まれている。

K1000は参考出品な価格や発売時期は未定とされている。正式発表が待たれる。

ブースの中で大きな存在感を放つランボルギーニの「ムルシェラゴ」。ケンウッドの車載用製品が純正採用されている


(Phile-web/Senka21・新保)

[IFA2007REPORT]

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