開発期間3年8ヶ月・総制作費1,600万円
ハリオグラス、コーン部に耐熱ガラス素材を採用したスピーカーを発表
ハリオグラス(株)は、本日都内で記者会見を開催し、コーン部の素材に耐熱ガラスを用いたスピーカーシステム「玻璃音(はりおん)」を発表した。
本製品は、ガラス製のサブウーファー1台とミドルレンジ2台、アクリル製のトゥイーター2台という構成のスピーカーシステム。コーン部を薄さ0.5〜0.8mmの薄膜形成による耐熱ガラスで製作しているのが最大の特徴だ。コーンの素材をガラスにすることにより、原音に忠実な音を出せるのではないかというアイデアから製作されたという。なお、本製品は技術研鑽のためのもので、現在のところ市販の予定などは立っていない。
サブウーファーとミドルレンジスピーカーは土台部分にアルミを使い、エンクロージャーとコーンの素材に職人の手吹き技術によって作られた耐熱ガラスを採用している。同社では、コーンを耐熱ガラスで製作した世界初のスピーカーとして特許を申請する予定だとしている。
同社は元々、耐熱ガラス食器や自動車用ヘッドレンズ、工業用ガラス素材の開発などで実績を持つメーカーで、過去にはソニーが開発した世界初の小型テレビ「1号型テレビ」のブラウン管部分に協力したり、ノーベル賞受賞者の小柴昌俊教授の研究施設にも技術提供をしたことがある。
今回、同社では自社が持つガラス工芸技術の研鑽と継承を目的に楽器の製作へ着手。これまでにもバイオリンやチェロ、琴などをガラスで製作してきた経験を元に、3年8ヶ月の期間と総制作費1,600万円をかけて玻璃音を完成させた。
会見には、専務取締役の村上達夫氏が出席。同社の歴史や製品についての説明を行った。村上氏は「今まで楽器をいくつか作ってきたなかで、ガラスはなかなか良い音がするということが分かった」と語り、「ガラスの堅さが新しい音の再生につながるのではないかと考えた」と今回のスピーカー製作に至ったきっかけを説明。楽器素材には堅さが求められる部分があり、そうした点でガラスが有利になるという考えを明らかにした。
続いて村上氏は「詳しくは明かせないが、専門家によると低音の歪みが非常に少なくなるとの話だ」と、ガラス製コーンの特徴について言及。大きな音を鳴らしたときにコーンが歪まないことが高音質につながっていると説明した。
本製品は、ガラス製のサブウーファー1台とミドルレンジ2台、アクリル製のトゥイーター2台という構成のスピーカーシステム。コーン部を薄さ0.5〜0.8mmの薄膜形成による耐熱ガラスで製作しているのが最大の特徴だ。コーンの素材をガラスにすることにより、原音に忠実な音を出せるのではないかというアイデアから製作されたという。なお、本製品は技術研鑽のためのもので、現在のところ市販の予定などは立っていない。
サブウーファーとミドルレンジスピーカーは土台部分にアルミを使い、エンクロージャーとコーンの素材に職人の手吹き技術によって作られた耐熱ガラスを採用している。同社では、コーンを耐熱ガラスで製作した世界初のスピーカーとして特許を申請する予定だとしている。
同社は元々、耐熱ガラス食器や自動車用ヘッドレンズ、工業用ガラス素材の開発などで実績を持つメーカーで、過去にはソニーが開発した世界初の小型テレビ「1号型テレビ」のブラウン管部分に協力したり、ノーベル賞受賞者の小柴昌俊教授の研究施設にも技術提供をしたことがある。
今回、同社では自社が持つガラス工芸技術の研鑽と継承を目的に楽器の製作へ着手。これまでにもバイオリンやチェロ、琴などをガラスで製作してきた経験を元に、3年8ヶ月の期間と総制作費1,600万円をかけて玻璃音を完成させた。
会見には、専務取締役の村上達夫氏が出席。同社の歴史や製品についての説明を行った。村上氏は「今まで楽器をいくつか作ってきたなかで、ガラスはなかなか良い音がするということが分かった」と語り、「ガラスの堅さが新しい音の再生につながるのではないかと考えた」と今回のスピーカー製作に至ったきっかけを説明。楽器素材には堅さが求められる部分があり、そうした点でガラスが有利になるという考えを明らかにした。
続いて村上氏は「詳しくは明かせないが、専門家によると低音の歪みが非常に少なくなるとの話だ」と、ガラス製コーンの特徴について言及。大きな音を鳴らしたときにコーンが歪まないことが高音質につながっていると説明した。
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