Pro-JectのUSB対応アナログプレーヤー

【TIAS】ナスペック、注目ブランドの新製品が一斉登場 − ジョセフ「Pearl2」/ケンブリッジ「Topaz」/モダンショートのスピーカー

公開日 2010/11/05 19:48 ファイル・ウェブ編集部
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ナスペックのブース

リファレンスに使用されていたdarTZeelのパワーアンプとプリメインアンプ
ナスペックのブースには、同社が取り扱うJoseph Audio、Cambridge Audio、Mordaunt-Short、Pro-Jectなど、各ブランドから注目の新製品が数多く並べられた。その内容を順に見ていこう。


Joseph Audio「Pearl2」

ブックシェルフタイプの「Pearl」
米Joseph Audioからはスピーカー「Pearl2」が登場した。2ボックス分離型の3ウェイ・バスレフ型を採用したフロアスタンドスピーカー。これまでのフラグシップモデルである「Pearl」が進化を果たして登場した。同社の特許技術であるネットワーク技術“インフィナイトスロープ・ネットワーク”により、メタルコーンを搭載しながら高周波のリンギングを完璧に除去し、透明感溢れるサウンドを実現しているという。価格は399万円(ペア・税込)となり、国内でも11月からナスペックより販売が開始される。


Cambridge Audio“Topaz(トパーズ)”シリーズ

スピーカー「Sirocco S20」
英Cambridge Audioからは、今年の初夏に発売されたミドルクラスのコンポーネント“Azur”シリーズに続く新シリーズとなる“Topaz(トパーズ)”が参考出展されている。今回のイベントで紹介されているモデルはCDプレーヤー「CD10」と、プリメインアンプ「AM10」。「CD10」はWolfsonのDAC「WM8761」を搭載し、滑らかで艶のある音楽再生を実現しているという。「AM10」はトーンコントロールやMP3入力に対応している。ナスペックではUSB DACの「Dac Magic」や、最上位機種のAzur 840シリーズをはじめ、同社のコンポーネントを幅広いレンジで展開していく考えであるというが、同社のスタッフによると、こちらの“Topaz”シリーズについては、Cambridge Audioのコンパクトスピーカー「Sirocco S20」との組み合わせによるシステム提案を含めて、今後の販売方法や展開時期を検討していくという。


ミュージックサーバー「SONATA NP30」

iPodドック「iD100」
同ブランドからは参考出展のモデルとして、ミュージックサーバー「SONATA NP30」や、iPod/iPad対応ドック「iD100」、アクティブ・サブウーファーとサテライトスピーカーのパッケージシステム“MINX”シリーズなどの製品も紹介されていた。それぞれ今回のイベントに合わせて到着したばかりのモデルということもあり、詳しい仕様については明らかにされていなかったが、「NP30」は96/24クオリティのオーディオファイルの再生に、「iD100」はiPod/iPadからのデジタル出力に対応しているという。“MINX”シリーズは5.1ch、2.1chのパッケージが展示されていた。シリーズにはこのほかにも複数のサブウーファーや、サテライトスピーカー用にオプションの専用スタンドなども用意されているそうだ。

“MINX”シリーズの5.1chパッケージ

“MINX”シリーズの2.1chパッケージ

英Mordaunt-Shortが展開する多彩なスピーカーのラインナップも、ナスペックより順次国内に導入される予定だ。今回はいずれも参考出展のかたちでの披露となったが、フロアスタンドの「Performance 6 Limited Edition」や「MEZZO 8」は、メインステージでのデモも展開され、好評を博していた。


Mordaunt-Short「Performance 6 Limited Edition」(写真右)

2Wayスタカードバスレフ方式の「MEZZO 8」
「Performance 6 Limited Edition」はピアノブラックの仕上げも美しい、3Wayバスレフ型のスピーカー。価格は84万円(ペア・税込)となるが、国内での発売時期は未定。ブランドの40周年アニバーサリーモデルとなり、独自技術のATT(Aspirated Tweeter Technology)を採用したアルミ製トゥイーターや、ミッドレンジとウーファーユニットを内部から支える振動対策を施し、高音質を実現している点などが特徴となる。

Mordaunt-Shortの「AVIANO 6」は2Wayスタカードバスレフ方式のスピーカー

オーストリアのPro-Jectからはアナログプレーヤーのエントリーモデル2機種が参考出展された。「Essential Phono USB」はUSBオーディオインターフェース機能を搭載したMMフォノアンプ内蔵のアナログプレーヤー。PCと接続して、アナログレコードの音源をデータファイルに変換できる機能を備えている。「Essential」は本機からUSB機能を省いた通常モデル。ともにユニ・ピポット構造のトーンアームを採用し、安定したレコード再生を実現している。発売時期は来年の2月から3月頃が検討されており、価格はUSB搭載機が6万円前後、通常モデルが5万円前後になる見込みだ。

Pro-Ject「Essential Phono USB」

通常モデルの「Essential」


「Essential Phono USB」のUSB端子部

Playback DesignsのSACDプレーヤー「MPS-5」


North Star Design「USB dac32」

North Star Design「Essensio」


WIRE WORLDのHDMIケーブル「Platinum Starlight」も展示

WIRE WORLDのUSBケーブルなど、豊富なラインナップも揃う

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