開発の背景や高音質化のポイントを説明

DYNAUDIO、ワイヤレス・アクティブスピーカー「Xeo」説明会を開催 − 本国CEOが魅力を語る

公開日 2012/06/21 16:43 ファイル・ウェブ編集部
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DYNAUDIOは、ワイヤレス対応のアクティブスピーカー“Xeo(ジオ)シリーズ”についてのメディア向け説明会を開催。DYNAUDIOグループCEOのウイルフリート・エーレンホルツ氏が来日し、開発思想などを語った。

■CD解像度の音楽を非圧縮伝送

ワイヤレスで音楽信号を再生するアクティブスピーカー(関連ニュース)。フロアスタンディングの「Xeo5」とブックシェルフ「Xeo3」をラインナップしている。スピーカーは専用のワイヤレストランスミッターとセットになっており、それぞれ2.4GHz帯の高品位なデジタルワイヤレス伝送に対応している。電源やボリュームの操作が行える専用リモコンも付属する。

Xeo5(ハイグロス・ホワイト)

Xeo3(ハイグロス・ホワイト)

2.4GHz帯のデジタル伝送により、48kHz/16bitまでのCD解像度の音声信号を非圧縮のまま送ることができる。建物の構造により条件は異なってくるが、トランスミッターとスピーカーの間は最長50m、境界のない空間であれば最長100mの距離まで伝送が可能だという。

Xeo5(ハイグロス・ブラック)

Xeo3(ハイグロス・ブラック)

スピーカー、リモコン、トランスミッターでのセット販売のほか、1台のトランスミッターに対して、最大3ペアのXeoシリーズをペアリング可能なため、追加スピーカーとしてトランスミッターを省略した状態での販売も行われる。

背面の様子

各種スイッチ類

なお、日本での価格や発売時期はまだ未定だが、「今月末くらいに日本の電波法をクリアできる見込み。夏の終わりから秋口くらいに発売できるのではないか」(DYNAUDIO JAPAN 代表取締役 前田氏)という。なお、トランスミッターなしのモデルについては「フルセットのものより1〜2万円ほど安くなるだろう」(同)とのことだった。すでに発売が開始されている海外での価格は「Xeo 5」のフルセットが2700ユーロで、「Xeo 3」のフルセットが1500ユーロ。前田氏によると、Xeo 3は15万円前後、Xeo 5は27万円前後での販売を現段階では想定しているという。

トランスミッター

背面は3系統の入力を装備

■「世界で初めてのハイエンドサウンドを持ったワイヤレススピーカー」

エーレンホルツ氏は、製品の開発にあたって「音質がディナウディオにとって一番重要な要素。そのため『ワイヤレスハイエンド』という思想が最初にあった」と説明。ワイヤレススピーカーにはあまり音質のよくないものも多いとし、「Xeoが世界で初めてのハイエンドサウンドを持ったワイヤレススピーカーであると言える」と完成度に自信を見せる。

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