コンパクトな25cm幅筐体採用

デノン、AirPlay対応のハイコンポ“F109”シリーズ - ネットワーク音楽再生対応

公開日 2012/07/23 09:00 Phile-web編集部
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デノンは、同社のHiFiオーディオの技術を継承した、コンパクトボディのハイコンポ“F109”シリーズを発表。AirPlayやDLNAネットワーク再生にも対応するネットワークオーディオプレーヤーなど4モデルを8月上旬に発売する。

シリーズは横幅25cmのコンパクトな筐体を実現したプリメインアンプ「DRA-F109」、CDプレーヤー「DCD-F109」とAirPlay、ネットワークオーディオ再生機能などを搭載したネットワークオーディオプレーヤー「DNP-F109」と、ブックシェルフスピーカー「SC-F109」の4製品で構成される。コンポーネントの筐体色はプレミアム・シルバー、スピーカーは木目となる。それぞれの価格は下記の通り。

・プリメインアンプ「DRA-F109」/¥45,150(税込)
・CDプレーヤー「DCD-F109」/¥37,800(税込)
・ネットワークオーディオプレーヤー「DNP-F109」/¥47,250(税込)
・スピーカーシステム「SC-F109」/¥45,150(ペア・税込)

ユーザーが必要な機能に合わせて組み合わせられるセパレートコンポーネントデザインを採用した。各製品ごとに特徴をみていこう。

■ネットワークオーディオプレーヤー「DNP-F109


DNP-F109
DLNA1.5に準拠したネットワークオーディオ再生機能を搭載するプレーヤー。本体にHDDなどストレージは内蔵せず、DLNAサーバー機能を持つPCやNASと組み合わせて音楽再生が楽しめる。

ネットワークにはケーブルによる有線接続のほか、WiFi接続にも対応。良好な通信状態が得られるようダイバーシティアンテナも内蔵した。WPS対応により、ネットワーク接続も簡単に行える。またWMM(Wi-Fi Multimedia)規格にも対応したことから、音楽ファイルの伝送が優先され、他の通信の影響を受けにくい状態で安定したストリーミング再生が楽しめる。


リアパネル
本機で再生可能な音楽ファイルの形式はMP3/WMA/AAC/WAV/FLAC。FLACとWAVは192kHz/24bitまで対応する。96kHz/24bitまでのFALC/WAVファイルはギャップレス再生にも対応する。また2012年秋にはファームウェアの更新により、アップルロスレスファイルの再生にも対応を予定している。

iPhone/iPad/iPod touchとの組み合わせでは、AirPlayの機能を利用できる。また、デノンオリジナルのアプリ「Denon Remote App」は、8月以降のアップデートによりF109シリーズにも対応を予定している。アップデート後は本機のコントロールが可能になるほか、システム接続されたF109シリーズのプリメインアンプ、CDプレーヤーもアプリから操作できる。

リアパネルにはUSB端子を搭載。iPhone/iPodのダイレクト再生や、USBメモリーに保存した音楽ファイルの再生が楽しめる。USBメモリー再生の場合はMP3/WMA/AAC/FLAC(192/24)/WAV(192/24)に対応する。再生中はディスプレイにアーティスト名や楽曲名などを日本語で表示可能。iPhone/iPodは接続中は本体が充電され、プレーヤー側がスタンバイモードに入っても、iPhone側が完全に充電されるまで充電を継続する。

インターネットラジオ再生はMP3/WMAの配信形式によるステーションの再生に対応。vTunerのデータベースから好みの局を選択できる機能も備えた。よく聴くインターネットラジオやファイルを50件までお気に入りに登録することも可能だ。

本体には日本語表示に対応した大型の有機ELディスプレイを搭載。3段階のディスプレイディーマーも備える。


■プリメインアンプ「DRA-F109


DRA-F109
高精度のデジタルアンプを搭載し、定格65W×2(4Ω時)、実用最大80W×2(4Ω時)の出力を実現したプリメインアンプ。FM/AMラジオも内蔵する。

電源はデジタル部/パワーアンプ部/ディスプレイ部に分離して、回路間の信号干渉を防ぎ、ノイズを低減。繊細な音からダイナミックな音まで忠実に再現できるという。信号の入出力まで、回路をシンプル・ストレートに設計した回路により、ピュアな音を実現している。

またデジタル回路や電源部には高音質コンデンサーを採用。ボトムプレートを追加したダブルレイヤードシャーシや、高剛性ヒートシンクにより駆動による音質劣化を抑える構造としている。

入力端子には2系統の同軸デジタル端子と1系統の光デジタル端子を備える。


リアパネル
スピーカー出力の信号特性は、シリーズのスピーカー「SC-F109」に最適化し、理想的なウーファーの駆動を実現するスピーカーオプティマイズフィルターを内蔵した。

その他、F109シリーズのCDプレーヤーとネットワークプレーヤーを組み合わせて使用する際には、プレーヤーの操作でアンプの電源が自動的に投入されるオートパワーオン機能や、入力ソースが切り替わるオートファンクション機能などが連動する。本体には2行表示のディスプレイも搭載した。


■CDプレーヤー「DCD-F109


DCD-F109
本体全面にiPhone/iPodのダイレクト再生に対応するUSB端子を搭載したCDプレーヤー。192kHz/24bit対応のDACや、高音質コンデンサーも内蔵する。

フロントパネルのUSB端子にiPhone/iPodを接続時には機器の充電が行える。USBメモリーに保存したWMA/MP3ファイルの再生も可能だ。


リアパネル
CD部はCD-R/RWに保存したMP3/WMAファイルの再生が可能。2行表示対応のディスプレイには、ファイル名やアーティスト、タイトル名を表示できる。なお半角英数字対応となる。


■スピーカーシステム「SC-F109


SC-F109
F109シリーズとの組み合わせに最適な2Wayブックシェルフタイプのスピーカー。

12cmコーン型ウーファーを1基、2.5cmソフトドーム型トゥイーターを1基備える。トゥイータードーム内のエアーの熱膨張を防ぎ、振動板のセンタリングを一定に保つベンチレーションホールを設けて、ボイスコイルなどからの熱による音への影響を排除する構造としている。ウーファーの磁気回路にはアルミショートリングを追加し、電流歪みを低減、クリアなサウンドとしている。背面にはダクトを配置。スピーカー端子はバナナプラグ対応の金メッキ処理端子。

サウンドのチューニングはヨーロッパにおけるサウンドデザイナーとデノンのエンジニアによって施された。

【問い合わせ先】
D&Mホールディングス
TEL/044-670-5555

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