2.8MHz DSDのネイティブ再生に対応

アクシス、AyreのDSD対応USB-DAC「QB-9DSD」

公開日 2013/08/01 12:34 ファイル・ウェブ編集部
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アクシス(株)は、Ayre Acoustic社のDSD対応USB-DAC「QB-9DSD」を8月より発売する。価格はシルバーモデルが493,500円(税込)、ブラックモデルが546,000円(税込)となる。

「QB-9DSD」

2009年3月に登場した「QB-9」の後継機。当初のモデル(関連ニュース)は96kHz/24bitまでの対応だったが、2010年10月には192kHz/24bitに対応した「QB-9 192version」(関連ニュース)が登場。今回の「QB-9DSD」はさらに、DoP方式による2.8MHz DSD(DSD 64)のネイティブ再生に対応した。

USB入力は、Wavelength Audio社のソフトウェア「Streamlength」を用いたアシンクロナス伝送方式を採用する。高速光アイソレーターにより、PCからのデジタル音楽信号とクロック信号を完全に分離し、PC内のノイズやRFIの干渉を防いでいる。

QB-9DSDは新設計のMPデジタルフィルターを「Listen」モードとして搭載。一般的なデジタルフィルターが、突発的な信号入力(インパルス)に対してプリエコーとポストリンギングを発生させて音の自然さを損なってしまうのに対し、MPデジタルフィルターはプリエコーを根絶し、ポストリンギングも大幅に抑制しているという。プリエコー回避に特化した「Measure」モードも搭載している。

このMPフィルターはシングルパス・16倍オーバーサンプリングから構成され、その処理のために独立したFPGAとDSPも搭載されている。

アナログ出力については、ゼロフィードバック/フルバランス・アナログ回路を搭載する。アナログ出力端子はRCAを1系統、XLRを1系統搭載する。USB端子はB typeとなる。

Windowsについては専用ドライバーのインストールが必要となる。消費電力は20W。外形寸法は215W×75H×290Dmm、質量は2.3kg。

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