AAVA方式ボリュームがさらに進化
アキュフェーズ、純A級プリメイン最上位機「E-600」
アキュフェーズは、純A級プリメインアンプ「E-600」を11月中旬より発売する。価格は714,000円(税込)。
出力が60W/ch(4Ω)、30W/ch(8Ω)の同社プリメインアンプ最上位モデルで、2009年に登場した「E-560」(製品データベース)の後継機となる。セパレート方式アンプのグレードを追求しつつ、これまでの技術を結集した、同社40周年記念モデルであり、進化した「AAVA」方式ボリューム・コントロールの搭載が特徴。
「AAVA(Accuphase Analog Vari-Gain Amplifier」方式は、可変抵抗器や固定抵抗器の組み合わせにより減衰を行う音量調整方式ではないため、高S/N、低ひずみ率を維持しながら音質を変化させることなく音量を調整することができる。本機ではこの「AAVA」のインピーダンスを1/2に下げ、低雑音化を図っている。
「AAVA」の雑音を左右する入力のバッファーアンプについては、高性能アンプを5個並列接続することで低負荷駆動能力を向上させ、高S/N化を図った。また「AAVA」は16種類のV/I変換器を電流スイッチで切り替えて音量調整を行うが、その組み合わせは2の16乗=65,536段階にのぼる。
ボリューム機構は、同社開発の「ボリュームセンサー機構」を搭載。これはセパレートアンプの上位モデルと同一クオリティのもので、ノブ部はアルミブロックからの削り出し。内部にはモーターによる電動機構を設け、リモコンからの音量調整も可能だ。
プリアンプ部は専用の電源回路で駆動し、パワーアンプ部との干渉を防止する。また、全素材・全回路を徹底的に吟味することで、音の純度を磨き上げている。
純A級動作のパワーアンプ部には最新のインスツルメンテーション・アンプ構成を導入。信号入力段を含めたパワーアンプ全体でバランス構成を採用し、機器内で発生する雑音の排除や低歪みを実現するとともに、周囲の環境変化に強い仕様となっている。また、帰還インピーダンスを下げて一層の低雑音化を図っている。
さらに、同一回路を並列接続することで諸特性を向上させる独自の「MOS」回路を進化させた「MOS+」回路をパワーアンプ部に搭載。初段バッファーアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列動作させる部分を「電流-電圧変換部」のA級ドライブ段にまで拡張して、さらなる低雑音化を実現している。
カレント・フィードバック増幅回路も採用。出力信号を電流の形で帰還するので、少量のNFBで諸特性を改善でき、立ち上がりに優れた自然なエネルギー応答が得られるという。
アンプ回路やNFB経路等の見直しにより、アンプの出力インピーダンスをさらに下げ、ダンピングファクターを従来比2.5倍の500とした。これによりスピーカーの駆動力もさらに向上した。
音質と安定性に優れたロジック・リレーコントロールによる信号切り替えも実装。電源部には大容量の高効率トロイダルトランスが採用された。トーンコントロールは、本格的なグラフィック・イコライザーに使用される加算型アクティブ・フィルター方式を搭載している。
専用のヘッドホンアンプも搭載。スピーカー切り替えボタンでスピーカーへの出力を切り、メインボリュームでヘッドホン出力を調整することができる。
アナログ入力端子はバランス(XLR)を2系統搭載し、位相切り替えスイッチも装備。アンバランス(RCA)は5系統を搭載。パワーアンプ入力はバランス(XLR)/アンバランス(RCA)を各1系統搭載する。
また、プリアウト端子はバランス(XLR)/アンバランス(RCA)を各1系統搭載。その他、レコーダー録音/再生端子を搭載する。
スピーカー出力は2系統を搭載。太いケーブルにも対応できるように大型のスピーカーターミナルを採用し、バナナプラグとYラグによる接続も可能。バイワイヤリング接続にも対応している。
リアパネルにはオプションボードを2枚まで増設可能。フォノイコライザー・ボード「AD-30」やUSB/同軸/光デジタル対応DACボード「DAC-40」を搭載することができる。DAC-40搭載時には、本体のDAC入力切り替えボタンが使用でき、さらに入力されるデジタル信号のサンプリング周波数を本機に表示できる。
主な仕様は以下の通り。周波数特性は20Hz〜20kHz(0,-0.5dB、HIGH LEVEL INPUT、定格連続平均出力時)、全高波歪み率は0.03%(4〜16Ω負荷)、ダンピングファクターは500(8Ω負荷、50Hz)、負荷インピーダンスは2〜16Ω。
消費電力は200W(8Ω負荷定格出力時)。外形寸法は465W×191H×428Dmm、質量は24.7kg。リモコンが付属する。
出力が60W/ch(4Ω)、30W/ch(8Ω)の同社プリメインアンプ最上位モデルで、2009年に登場した「E-560」(製品データベース)の後継機となる。セパレート方式アンプのグレードを追求しつつ、これまでの技術を結集した、同社40周年記念モデルであり、進化した「AAVA」方式ボリューム・コントロールの搭載が特徴。
「AAVA(Accuphase Analog Vari-Gain Amplifier」方式は、可変抵抗器や固定抵抗器の組み合わせにより減衰を行う音量調整方式ではないため、高S/N、低ひずみ率を維持しながら音質を変化させることなく音量を調整することができる。本機ではこの「AAVA」のインピーダンスを1/2に下げ、低雑音化を図っている。
「AAVA」の雑音を左右する入力のバッファーアンプについては、高性能アンプを5個並列接続することで低負荷駆動能力を向上させ、高S/N化を図った。また「AAVA」は16種類のV/I変換器を電流スイッチで切り替えて音量調整を行うが、その組み合わせは2の16乗=65,536段階にのぼる。
ボリューム機構は、同社開発の「ボリュームセンサー機構」を搭載。これはセパレートアンプの上位モデルと同一クオリティのもので、ノブ部はアルミブロックからの削り出し。内部にはモーターによる電動機構を設け、リモコンからの音量調整も可能だ。
プリアンプ部は専用の電源回路で駆動し、パワーアンプ部との干渉を防止する。また、全素材・全回路を徹底的に吟味することで、音の純度を磨き上げている。
純A級動作のパワーアンプ部には最新のインスツルメンテーション・アンプ構成を導入。信号入力段を含めたパワーアンプ全体でバランス構成を採用し、機器内で発生する雑音の排除や低歪みを実現するとともに、周囲の環境変化に強い仕様となっている。また、帰還インピーダンスを下げて一層の低雑音化を図っている。
さらに、同一回路を並列接続することで諸特性を向上させる独自の「MOS」回路を進化させた「MOS+」回路をパワーアンプ部に搭載。初段バッファーアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列動作させる部分を「電流-電圧変換部」のA級ドライブ段にまで拡張して、さらなる低雑音化を実現している。
カレント・フィードバック増幅回路も採用。出力信号を電流の形で帰還するので、少量のNFBで諸特性を改善でき、立ち上がりに優れた自然なエネルギー応答が得られるという。
アンプ回路やNFB経路等の見直しにより、アンプの出力インピーダンスをさらに下げ、ダンピングファクターを従来比2.5倍の500とした。これによりスピーカーの駆動力もさらに向上した。
音質と安定性に優れたロジック・リレーコントロールによる信号切り替えも実装。電源部には大容量の高効率トロイダルトランスが採用された。トーンコントロールは、本格的なグラフィック・イコライザーに使用される加算型アクティブ・フィルター方式を搭載している。
専用のヘッドホンアンプも搭載。スピーカー切り替えボタンでスピーカーへの出力を切り、メインボリュームでヘッドホン出力を調整することができる。
アナログ入力端子はバランス(XLR)を2系統搭載し、位相切り替えスイッチも装備。アンバランス(RCA)は5系統を搭載。パワーアンプ入力はバランス(XLR)/アンバランス(RCA)を各1系統搭載する。
また、プリアウト端子はバランス(XLR)/アンバランス(RCA)を各1系統搭載。その他、レコーダー録音/再生端子を搭載する。
スピーカー出力は2系統を搭載。太いケーブルにも対応できるように大型のスピーカーターミナルを採用し、バナナプラグとYラグによる接続も可能。バイワイヤリング接続にも対応している。
リアパネルにはオプションボードを2枚まで増設可能。フォノイコライザー・ボード「AD-30」やUSB/同軸/光デジタル対応DACボード「DAC-40」を搭載することができる。DAC-40搭載時には、本体のDAC入力切り替えボタンが使用でき、さらに入力されるデジタル信号のサンプリング周波数を本機に表示できる。
主な仕様は以下の通り。周波数特性は20Hz〜20kHz(0,-0.5dB、HIGH LEVEL INPUT、定格連続平均出力時)、全高波歪み率は0.03%(4〜16Ω負荷)、ダンピングファクターは500(8Ω負荷、50Hz)、負荷インピーダンスは2〜16Ω。
消費電力は200W(8Ω負荷定格出力時)。外形寸法は465W×191H×428Dmm、質量は24.7kg。リモコンが付属する。
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