くみたてLabでは注目の2機種が出展
【ヘッドホン祭】Unique Melody「MASON」「MAVERICK」早速登場/DSD対応ポタアンなど参考出展続々
フジヤエービック主催のヘッドホン/イヤホン関連イベント「秋のヘッドフォン祭2014」が東京・中野サンプラザにて開催されている。本記事では、ミックスウェーブ、くみたてLab、canalworks、J-PHONICの出展内容を中心にご紹介する。
■ミックスウェーブ
ミックスウェーブは、カスタムIEMブランドをはじめ、同社が取り扱う8ブランドの製品を一挙に出展。本イベントが初公開となる製品も多く登場している。
まずカスタムIEMブランド Unique Melodyからは、昨日発表・本日発売開始したばかりの同社初ユニバーサルイヤホン「MASON」「MAVERICK」(関連ニュース)が早速登場。2機種の音質を比較できる試聴デモを実施している。
続いてカスタムIEM以外の製品でも、多くの新モデルが登場している。CEntranceからは、DSD 5.6MHz対応のポータブルDAC/アンプ「Mini-M8」を参考出展。本機は、従来モデル「HiFi-M8」を改良し、イヤホンとの組み合わせに特化させたという製品。ポータブル性をより向上させ、筐体を薄型化したほか、出力を落とすことでバッテリー寿命も強化した。
入力端子は、USB/光デジタル/アップルデバイス用のUSB A端子を装備。USB入力経由で最大192kHz/24bit PCMと最大5.6MHz DSDに対応する。出力端子は、3.5mmステレオミニのほか、4pinマイクロバランスも備えておりバランス駆動に対応する。筐体を薄型化したことに伴い、HiFi-M8に搭載していたイコライジングスイッチ等は省略したシンプルなインターフェイスとしている。国内発売は年内を目指しており、価格は8万円前後を予定しているとのこと。
Cypher Labsからは、こちらもポータブルDAC/アンプの新モデル「AlgoRhythm Picollo DAC」が参考出展されている。本機は、フルディスクリート構成のポタアン「AlgoRhythm Picollo」に、DACを搭載したモデル。DACにはTI社の「PCM270」を採用している。本機については、国内における発売日および価格は未定とのこと。
ALO audioからは、アナログポータブルアンプ“Rx シリーズ”の新製品「Rx AMPLIFIER」を出展している。本機は、入出力端子に3.5mmステレオミニを1系統ずつ備えるのみというシンプルな構成のポタアン。イヤホン向けに特化したチューニングを施したというモデルで、10Hz〜80kHzまでの広帯域をサポートする。本機についても、国内における発売日および価格は未定とのことだ。
また、同じくALO audioからは、開発中の交換ケーブル「Quad Ribbon Cable」「SXC-8」も参考出展。“発売中のヘッドホン交換ケーブル「Reference 8」を凌ぐケーブル”としてALO audioで開発が行われているモデルとのことだ。
Quad Ribbon Cableは、純銀線と純銅銀メッキ線を各4本・合計8本の導線を使用したケーブル。中心部には100%ナチュラルコットンファイバーを搭載し、被覆にはPCVを使用している。SXC-8は、純銅銀メッキ線を8本採用した構成としている。
そのほかにも、JH Audioの12ドライバー搭載イヤホン「Roxanne」や、1964EARSのカスタムIEM各種も用意され、ブースは盛りだくさんの内容となっている。
■くみたてLab
これまでに多くのカスタムIEM製品を手がけてきたくみたてLabは、同社初のユニバーサルモデル「Trio」の2次ロット筐体を出展している。
Trioは純銀製の筐体に、9mmのダイナミックドライバーと2基のバランスドアーマチュアドライバーを搭載したハイブリッドイヤホン。今年7月に発売開始したが、1次ロットは数分で完売し、今回やっと2次ロットの生産開始が発表された形だ。価格は86,000円(税抜)で、11月中旬以降に数量限定で販売開始する予定としている。25日(土)は、本イベントの特売ブースでも特別に販売していたとのこと。
なお、1次ロットの生産では、組み立てにおけるトラブルが相次ぎ、歩留まりも非常に低いものだったとのことだが、今回出展している2次ロットは製作の効率と歩留まり向上を目指し、若干の設計変更を行ったという。音質は変わらないように工夫しながら生産効率をあげるため筐体サイズを5%アップし、ステムの角度も微調整することで装着性も向上させているとのことだ。
また同社ブースでは、4ドライバー搭載カスタムIEM「カノン」に、新しく低域の2ドライバーを追加し6ドライバー構成とした「スイッチオプション」モデルも出展している。本機の特徴は、筐体に備えたスイッチで駆動するドライバー数を変更できること。6ドライバー全てを駆動する形か、従来の4ドライバーのみ駆動する形の2種類を選べる。本機は来年2月頃の発売を目指しており、価格は10万円を切るくらいを想定しているという。
■canalworks
カナルワークスは、本日発売開始したばかりの「CW-L02」を早速出展しており、ブース内で試聴することができる。
CW-L02は、フルレンジのバランスドアーマチュアドライバーを1基搭載するモデル。同社のベーシックモデル「CW-L01P」をモデルチェンジした製品で、CW-L01Pの音響管設計を見直し、高域の特性を改善、ワイドレンジ化した。これにより「CW-L01Pで特徴的だった艶やかなボーカルの再生音はそのままに、より透明感のある高域再生を可能にした」とのことで、「ハイレゾ音源も十分に楽しめる」とアピールしている。
■J-PHONIC
J-PHONICのブースでは、日本人の耳にあわせた設計を特別に投入した“耳型を採らなくて良いイヤモニ”「m2」「k2」の試聴デモをメインで実施している。そのほか、同社が取り扱う米SensaphonicsブランドのカスタムIEM製品の試聴も行える。
■ミックスウェーブ
ミックスウェーブは、カスタムIEMブランドをはじめ、同社が取り扱う8ブランドの製品を一挙に出展。本イベントが初公開となる製品も多く登場している。
まずカスタムIEMブランド Unique Melodyからは、昨日発表・本日発売開始したばかりの同社初ユニバーサルイヤホン「MASON」「MAVERICK」(関連ニュース)が早速登場。2機種の音質を比較できる試聴デモを実施している。
続いてカスタムIEM以外の製品でも、多くの新モデルが登場している。CEntranceからは、DSD 5.6MHz対応のポータブルDAC/アンプ「Mini-M8」を参考出展。本機は、従来モデル「HiFi-M8」を改良し、イヤホンとの組み合わせに特化させたという製品。ポータブル性をより向上させ、筐体を薄型化したほか、出力を落とすことでバッテリー寿命も強化した。
入力端子は、USB/光デジタル/アップルデバイス用のUSB A端子を装備。USB入力経由で最大192kHz/24bit PCMと最大5.6MHz DSDに対応する。出力端子は、3.5mmステレオミニのほか、4pinマイクロバランスも備えておりバランス駆動に対応する。筐体を薄型化したことに伴い、HiFi-M8に搭載していたイコライジングスイッチ等は省略したシンプルなインターフェイスとしている。国内発売は年内を目指しており、価格は8万円前後を予定しているとのこと。
Cypher Labsからは、こちらもポータブルDAC/アンプの新モデル「AlgoRhythm Picollo DAC」が参考出展されている。本機は、フルディスクリート構成のポタアン「AlgoRhythm Picollo」に、DACを搭載したモデル。DACにはTI社の「PCM270」を採用している。本機については、国内における発売日および価格は未定とのこと。
ALO audioからは、アナログポータブルアンプ“Rx シリーズ”の新製品「Rx AMPLIFIER」を出展している。本機は、入出力端子に3.5mmステレオミニを1系統ずつ備えるのみというシンプルな構成のポタアン。イヤホン向けに特化したチューニングを施したというモデルで、10Hz〜80kHzまでの広帯域をサポートする。本機についても、国内における発売日および価格は未定とのことだ。
また、同じくALO audioからは、開発中の交換ケーブル「Quad Ribbon Cable」「SXC-8」も参考出展。“発売中のヘッドホン交換ケーブル「Reference 8」を凌ぐケーブル”としてALO audioで開発が行われているモデルとのことだ。
Quad Ribbon Cableは、純銀線と純銅銀メッキ線を各4本・合計8本の導線を使用したケーブル。中心部には100%ナチュラルコットンファイバーを搭載し、被覆にはPCVを使用している。SXC-8は、純銅銀メッキ線を8本採用した構成としている。
そのほかにも、JH Audioの12ドライバー搭載イヤホン「Roxanne」や、1964EARSのカスタムIEM各種も用意され、ブースは盛りだくさんの内容となっている。
■くみたてLab
これまでに多くのカスタムIEM製品を手がけてきたくみたてLabは、同社初のユニバーサルモデル「Trio」の2次ロット筐体を出展している。
Trioは純銀製の筐体に、9mmのダイナミックドライバーと2基のバランスドアーマチュアドライバーを搭載したハイブリッドイヤホン。今年7月に発売開始したが、1次ロットは数分で完売し、今回やっと2次ロットの生産開始が発表された形だ。価格は86,000円(税抜)で、11月中旬以降に数量限定で販売開始する予定としている。25日(土)は、本イベントの特売ブースでも特別に販売していたとのこと。
なお、1次ロットの生産では、組み立てにおけるトラブルが相次ぎ、歩留まりも非常に低いものだったとのことだが、今回出展している2次ロットは製作の効率と歩留まり向上を目指し、若干の設計変更を行ったという。音質は変わらないように工夫しながら生産効率をあげるため筐体サイズを5%アップし、ステムの角度も微調整することで装着性も向上させているとのことだ。
また同社ブースでは、4ドライバー搭載カスタムIEM「カノン」に、新しく低域の2ドライバーを追加し6ドライバー構成とした「スイッチオプション」モデルも出展している。本機の特徴は、筐体に備えたスイッチで駆動するドライバー数を変更できること。6ドライバー全てを駆動する形か、従来の4ドライバーのみ駆動する形の2種類を選べる。本機は来年2月頃の発売を目指しており、価格は10万円を切るくらいを想定しているという。
■canalworks
カナルワークスは、本日発売開始したばかりの「CW-L02」を早速出展しており、ブース内で試聴することができる。
CW-L02は、フルレンジのバランスドアーマチュアドライバーを1基搭載するモデル。同社のベーシックモデル「CW-L01P」をモデルチェンジした製品で、CW-L01Pの音響管設計を見直し、高域の特性を改善、ワイドレンジ化した。これにより「CW-L01Pで特徴的だった艶やかなボーカルの再生音はそのままに、より透明感のある高域再生を可能にした」とのことで、「ハイレゾ音源も十分に楽しめる」とアピールしている。
■J-PHONIC
J-PHONICのブースでは、日本人の耳にあわせた設計を特別に投入した“耳型を採らなくて良いイヤモニ”「m2」「k2」の試聴デモをメインで実施している。そのほか、同社が取り扱う米SensaphonicsブランドのカスタムIEM製品の試聴も行える。
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