ハウジング部はタッチセンサー操作にも対応
ソニー、高音質コーデック「LDAC」対応のBluetoothヘッドホン「MDR-1ABT」
ソニーは、ハイレゾ相当の情報量をBluetoothで伝送できる新コーデック「LDAC」に対応したヘッドホン「MDR-1ABT」を3月21日に発売する。ブラックとシルバーの2色をラインナップし、価格はオープンだが4万円前後での実売が予想される。
40mmHDドライバー搭載の「MDR-1A」(関連ニュース)をベースにしたBluetoothヘッドホンで、同社が独自開発した新たなBluetoothコーデック「LDAC」(関連ニュース)に対応している点が大きな特徴。1月に米国で開催されたCESで発表された製品(関連ニュース)の国内発売が正式発表された格好だ。
LDACは、SBC(328kbps/44.1kHz時)に比べて最大約3倍の情報量をワイヤレス伝送できる独自コーデック。ウォークマン「NW-ZX2」(関連ニュース)などLDAC対応プレーヤーとペアリングし、高音質でワイヤレス音楽再生を行える。LDACでは330kbks/660kbps/990kbsという3段階の伝送レートを選択できる。なお、本機に先行するLDAC対応機器としては小型アクティブBluetoothスピーカー「SRS-X55」「SRS-X33」(関連ニュース)が発表されている。
BluetoothはLDACのほかSBC、AAC、aptXコーデックに対応。またNFCにも対応している。Bluetoothでの連続再生時間は約30時間。なお、有線で通常のヘッドホンとしても使用でき、1.2mの着脱式ケーブルも付属する。LDACは非可逆圧縮のためハイレゾ対応は謳わないが、有線接続時はベースモデルのMDR-1Aと同様にハイレゾ対応となる。
そのほか音質面では、圧縮音源の補間技術「DSEE」も搭載。圧縮音源で失われがちな高音域と微小な音を再現することで、広がりのある自然な音質を実現するとしている。
右耳側のハウジング部にタッチセンサーコントロールパネルを搭載。音楽の再生/停止や早送りなどをタッチ操作で行える。なお、Bluetoothオフ(有線接続)時にはタッチセンサーコントロール機能は使用できない。
BluetoothおよびLDAC対応以外のスペックはベースモデルのMDA-1Aと共通で、イヤーパッドはエルゴノミック立体縫製イヤーパッドを採用。人間工学に基づいた頭部の凸凹にフィットする構造にし、立体縫製により低反撥ウレタンフォームを歪ませず、柔らかさを最大限に引き出すことによって、装着性の向上や音漏れ低減、重低音域再現性の向上を図っている。
40mmHDドライバーは、振動板のコルゲーションの数を増やすハイコンプライアンス化により低域再現性を高めつつ、100kHzの高域再生にも対応するHD振動板形状を採用。また、軽量CCAWボイスコイルを用いることで、高域でリニアリティの高いレスポンスを実現したとしている。
ドライバーユニットの振動板には「アルミニウムコートLCP振動板」を採用。MDR-1Rなどで使用している液晶ポリマーフィルム振動板(LCP)の表面にアルミニウムの薄膜をコーティングして二つの素材を合わせることで、高域における内部損失をさらに向上させ、超高域まで色づけの少ない音質を実現したという。
また、ハウジング上に設けたポート(通気孔)により低域における通気抵抗をコントロールする「ビートレスポンスコントロール」も採用。振動板の動作を最適化することで低域の過渡特性を改善した。
独立グランドケーブル構造も採用。グラウンドを分けた4芯構成により左右の分離を改善し、音の広がりと引き締まった低音を実現したとする。従来の3芯構造では左右それぞれのヘッドホンからの電流のグラウンド(帰り道)が1芯しかないため、ここでノイズが発生しやすくなっていたが、この左右の帰り道を分離することで音質に配慮した。
40mmHDドライバー搭載の「MDR-1A」(関連ニュース)をベースにしたBluetoothヘッドホンで、同社が独自開発した新たなBluetoothコーデック「LDAC」(関連ニュース)に対応している点が大きな特徴。1月に米国で開催されたCESで発表された製品(関連ニュース)の国内発売が正式発表された格好だ。
LDACは、SBC(328kbps/44.1kHz時)に比べて最大約3倍の情報量をワイヤレス伝送できる独自コーデック。ウォークマン「NW-ZX2」(関連ニュース)などLDAC対応プレーヤーとペアリングし、高音質でワイヤレス音楽再生を行える。LDACでは330kbks/660kbps/990kbsという3段階の伝送レートを選択できる。なお、本機に先行するLDAC対応機器としては小型アクティブBluetoothスピーカー「SRS-X55」「SRS-X33」(関連ニュース)が発表されている。
BluetoothはLDACのほかSBC、AAC、aptXコーデックに対応。またNFCにも対応している。Bluetoothでの連続再生時間は約30時間。なお、有線で通常のヘッドホンとしても使用でき、1.2mの着脱式ケーブルも付属する。LDACは非可逆圧縮のためハイレゾ対応は謳わないが、有線接続時はベースモデルのMDR-1Aと同様にハイレゾ対応となる。
そのほか音質面では、圧縮音源の補間技術「DSEE」も搭載。圧縮音源で失われがちな高音域と微小な音を再現することで、広がりのある自然な音質を実現するとしている。
右耳側のハウジング部にタッチセンサーコントロールパネルを搭載。音楽の再生/停止や早送りなどをタッチ操作で行える。なお、Bluetoothオフ(有線接続)時にはタッチセンサーコントロール機能は使用できない。
BluetoothおよびLDAC対応以外のスペックはベースモデルのMDA-1Aと共通で、イヤーパッドはエルゴノミック立体縫製イヤーパッドを採用。人間工学に基づいた頭部の凸凹にフィットする構造にし、立体縫製により低反撥ウレタンフォームを歪ませず、柔らかさを最大限に引き出すことによって、装着性の向上や音漏れ低減、重低音域再現性の向上を図っている。
40mmHDドライバーは、振動板のコルゲーションの数を増やすハイコンプライアンス化により低域再現性を高めつつ、100kHzの高域再生にも対応するHD振動板形状を採用。また、軽量CCAWボイスコイルを用いることで、高域でリニアリティの高いレスポンスを実現したとしている。
ドライバーユニットの振動板には「アルミニウムコートLCP振動板」を採用。MDR-1Rなどで使用している液晶ポリマーフィルム振動板(LCP)の表面にアルミニウムの薄膜をコーティングして二つの素材を合わせることで、高域における内部損失をさらに向上させ、超高域まで色づけの少ない音質を実現したという。
また、ハウジング上に設けたポート(通気孔)により低域における通気抵抗をコントロールする「ビートレスポンスコントロール」も採用。振動板の動作を最適化することで低域の過渡特性を改善した。
独立グランドケーブル構造も採用。グラウンドを分けた4芯構成により左右の分離を改善し、音の広がりと引き締まった低音を実現したとする。従来の3芯構造では左右それぞれのヘッドホンからの電流のグラウンド(帰り道)が1芯しかないため、ここでノイズが発生しやすくなっていたが、この左右の帰り道を分離することで音質に配慮した。
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