価格は「802 D3」が340万円/ペアから
B&W「800 D3シリーズ」価格やスペックなど正式発表 - コンティニュアム・コーン採用など“ほぼ全て”刷新
■「翼型」形状を採用したエアロフォイル・コーン・ウーファー
コンティニュアム・コーンによって、ミッドレンジの性能が大幅に向上した。結果、次に見直しを迫られたのがロハセル・コーンのウーファーだった。このウーファーは、ロハセルをカーボンファイバークロスでサンドイッチしたもの。ロハセルは新幹線や航空機のボディにも用いられるほどの強度を持つ素材だ。しかしB&Wは、さらに軽くて強く、かつ自由に成型できる素材を探した。結果的に800 D3シリーズにウーファーとして搭載されたのが「エアロフォイル・コーン・ユニット」だ。
エアロフォイルとは「翼」の意味。なぜ翼かと言えば、ユニットの裏面に飛行機の翼のようなカーブが付けられていることによる(中央が厚く、周辺に向かうにつれて薄くなる)。従来のロハセルコーンでは、ロハセルが板状の素材であるため、部位によって厚さを変えるようなことはできず、ユニットの裏面は厚さが均一だ(横から見ると平ら)。
エアロフォイル・コーンの形状はコンピューターで最適化されており、最も剛性が必要なところが最大になるよう、連続的に厚さが変化する構造になっている。よって、可聴帯域のさらに上までピストンモードが拡張される。こうした形状は、ロハセルに変わる新しいコア材によって可能になったということだ。なお、この素材についても、B&Wは具体的にどのようなものかは現時点で明かしていない。
■変わらなかったダイヤモンド振動板。一方で磁気回路は大幅に強化
冒頭の澤田氏の言葉にもあったように、800 D3シリーズにおける数少ない従来モデルから継承された要素が「ダイヤモンド振動板」だ。トゥイーターについてもコンピューターシミュレーションが行われたが、ダイヤモンドを超える硬さを持つ素材は確認できなかったのだ。こうしてダイヤモンド振動板は継承されたが、それ以外のパーツは全面的に変更・改良が施された。
トゥイーターにおける変更で最も大きなものが、磁気回路の強化だ。従来機も800 D3シリーズもネオジウムマグネットを用いているのだが、これを、よりパワーのあるものに変更した。具体的には、従来は「N35」と呼ばれるグレードのものを使っていたが、本機のトゥイーターには「N52」というグレードのマグネットを用いた。最大エネルギーは従来比で1.5倍だという。
コンティニュアム・コーンによって、ミッドレンジの性能が大幅に向上した。結果、次に見直しを迫られたのがロハセル・コーンのウーファーだった。このウーファーは、ロハセルをカーボンファイバークロスでサンドイッチしたもの。ロハセルは新幹線や航空機のボディにも用いられるほどの強度を持つ素材だ。しかしB&Wは、さらに軽くて強く、かつ自由に成型できる素材を探した。結果的に800 D3シリーズにウーファーとして搭載されたのが「エアロフォイル・コーン・ユニット」だ。
エアロフォイルとは「翼」の意味。なぜ翼かと言えば、ユニットの裏面に飛行機の翼のようなカーブが付けられていることによる(中央が厚く、周辺に向かうにつれて薄くなる)。従来のロハセルコーンでは、ロハセルが板状の素材であるため、部位によって厚さを変えるようなことはできず、ユニットの裏面は厚さが均一だ(横から見ると平ら)。
エアロフォイル・コーンの形状はコンピューターで最適化されており、最も剛性が必要なところが最大になるよう、連続的に厚さが変化する構造になっている。よって、可聴帯域のさらに上までピストンモードが拡張される。こうした形状は、ロハセルに変わる新しいコア材によって可能になったということだ。なお、この素材についても、B&Wは具体的にどのようなものかは現時点で明かしていない。
■変わらなかったダイヤモンド振動板。一方で磁気回路は大幅に強化
冒頭の澤田氏の言葉にもあったように、800 D3シリーズにおける数少ない従来モデルから継承された要素が「ダイヤモンド振動板」だ。トゥイーターについてもコンピューターシミュレーションが行われたが、ダイヤモンドを超える硬さを持つ素材は確認できなかったのだ。こうしてダイヤモンド振動板は継承されたが、それ以外のパーツは全面的に変更・改良が施された。
トゥイーターにおける変更で最も大きなものが、磁気回路の強化だ。従来機も800 D3シリーズもネオジウムマグネットを用いているのだが、これを、よりパワーのあるものに変更した。具体的には、従来は「N35」と呼ばれるグレードのものを使っていたが、本機のトゥイーターには「N52」というグレードのマグネットを用いた。最大エネルギーは従来比で1.5倍だという。
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