創始者アラン氏が来日説明
ステラ、Ocean Wayのプロ向け機器取扱開始。DAC内蔵パワードスピーカー「HR4」など
ステラは、米Ocean Way Audio(オーシャンウェイ・オーディオ)社のプロ機器部門「Ocean Way Pro」の取扱いを開始。スタジオモニタースピーカー「HR4」など5モデルを7月から発売する。各製品の詳細は以下のとおり。
■3ウェイ・パワードモニタースピーカー
「HR4」 ¥1,240,000(ペア・税抜)
特許出願中の3Dプリンター製デュアルホーンウェーブガイドと1インチ・シルクソフトドーム・トゥイーター、8インチ・アルミコーン・ウーファーを搭載したモニタースピーカー。総合出力250Wのアンプと、192kHz/24bit対応DACを内蔵している。型番の「HR」は「High Resolution」に由来する。
指向性の広さを特長としており、35Hz〜25kHzにおいて水平100度/垂直40度の指向性を確保している。設計担当のアラン・サイズ氏は「スタジオ内のどの場所でもいい音でモニタリングできる」とアピールしていた。
ウーファーユニットはアルミダイキャスト製シャーシに収められ、限りなくリニアな動作を実現。キャビネットは非常に剛性が高く、共振を抑え正確な音再生を実現するという。最大ピークレベルは116dB。
外形寸法は645W×354H×354Dmm、質量26kg。
■パワードサブウーファー
「S12A」 ¥380,000(税抜)
12インチ・ドライバーと出力800Wのアンプを搭載したサブウーファー。周波数特性は25Hz〜25kHz。最大ピークレベルは118dB。外形寸法は455W×455H×544Dmm、質量は35kg。後述のように「HR4」と組み合わせての使用も可能だ。
■HR4とS12Aのセット
「HR4S」 ¥1,980,000(ペア・税抜)
「HR4」と「S12A」をセットにして、3ウェイ・システムを構築して使用することも可能。音楽をより大音量で再生したい人にお薦めとされている。別売りでスタンド(ペア・税抜280,000円)も用意。こちらにさらにもう1基「S12A」を追加して低音を増強することも可能とのことだ。
■2ウェイ・パワードモニタースピーカー
「Pro2A」 ¥760,000(ペア・税抜)
Ocean Wayのモニタースピーカーのなかで最も小型なモデル。外形寸法は282W×405H×342Dmm、質量は20kg。全帯域にわたり高解像度を実現しつつ、聴き疲れのないオープン&ナチュラルなサウンドを持ち味とするという。
1インチ・シルクソフトドーム・トゥイーターと8インチ・アルミコーン・ウーファーを搭載。ウーファーはダイキャストフレームに強固にマウントされている。キャビネットはバッフル面の反射を抑える形状と材料を吟味して採用しているという。再生周波数帯域は35Hz〜25kHz。
こちらも総合出力250Wのアンプを搭載。最大ピークレベルは110dB。192kHz/24bit対応DACも内蔵する。
■リボンマイク
「RM-1B」 ¥520,000(税抜)
「これまでのリボンマイクロフォンのなかで最高レベルの磁力」を誇るというモデル。ネオジウムマグネットと、無電解ニッケルメッキを施した純鉄導体を採用。これによりレベルを6dBアップさせることが可能になったという。また、リボン周囲の機械的構造を最適化。完全ディスクリート回路を使った1stステージプリアンプを内蔵し、ローノイズ出力も可能。全帯域にわたりナチュラルなサウンドが特徴とのことだ。
なお、いずれもアメリカのバーバンクにある工場で生産されているMade in USAモデルだという。
「ホームオーディオにも導入が可能」
ステラは本日、日テレ四番町ビルにあるサウンドインスタジオにて発表会を開催。Ocean Wayの創始者アラン・サイズ氏らが来日し、製品のプレゼンテーションを行った。
13歳の頃からスピーカーづくりを始め、カスタムスピーカー事業を行っていたアラン氏。作ったスピーカーのために良い音源が欲しい、という考えからスタジオビジネスも手掛ける。これまでにマイケル・ジャクソンやエミネム、クインシー・ジョーンズなど、幅広いジャンルの著名ミュージシャン/プロデューサーのためにスピーカーやスタジオづくりを行ってきており、グラミー賞を5回受賞。Ocean Wayスタジオで録音された音源の売上げは約10億枚にものぼるという。
アラン氏いわく、「HR4」は「HR2」をベースに開発されたもの。HR2は非常に大きな製品だったが、HR4はコンパクトな筐体に集約しつつ持ち味だった広指向性はそのまま継承。「スピーカーの中心から50度横の場所でも指向性が崩れない」「30cmくらいまで近づいてもトゥイーターとウーファーの音の遅延がない」とアピールしていた。
アラン氏は「エンジニアにとって最も大切なのはスピーカー。自分が聴いている音が正しければ、正しい判断が下せるからです。Ocean Wayのスピーカーは、ソースを忠実に再生することができる製品だと自信を持っています」と語った。
なお今回発表されたモデルは、スタジオユースはもちろん、ホームオーディオとしても使用可能とのこと。どちらも取り入れやすいサイズで、特に「Pro2A」は一般的なホーム向けスピーカーに近いデザインでもある。既に発表されているOcean Wayのコンシューマー向けモデル(Eurekaなど)と比べて価格が抑えられていることもあり、会場では「ホーム用で使うのもアリ」という声が挙がっていた。
■3ウェイ・パワードモニタースピーカー
「HR4」 ¥1,240,000(ペア・税抜)
特許出願中の3Dプリンター製デュアルホーンウェーブガイドと1インチ・シルクソフトドーム・トゥイーター、8インチ・アルミコーン・ウーファーを搭載したモニタースピーカー。総合出力250Wのアンプと、192kHz/24bit対応DACを内蔵している。型番の「HR」は「High Resolution」に由来する。
指向性の広さを特長としており、35Hz〜25kHzにおいて水平100度/垂直40度の指向性を確保している。設計担当のアラン・サイズ氏は「スタジオ内のどの場所でもいい音でモニタリングできる」とアピールしていた。
ウーファーユニットはアルミダイキャスト製シャーシに収められ、限りなくリニアな動作を実現。キャビネットは非常に剛性が高く、共振を抑え正確な音再生を実現するという。最大ピークレベルは116dB。
外形寸法は645W×354H×354Dmm、質量26kg。
■パワードサブウーファー
「S12A」 ¥380,000(税抜)
12インチ・ドライバーと出力800Wのアンプを搭載したサブウーファー。周波数特性は25Hz〜25kHz。最大ピークレベルは118dB。外形寸法は455W×455H×544Dmm、質量は35kg。後述のように「HR4」と組み合わせての使用も可能だ。
■HR4とS12Aのセット
「HR4S」 ¥1,980,000(ペア・税抜)
「HR4」と「S12A」をセットにして、3ウェイ・システムを構築して使用することも可能。音楽をより大音量で再生したい人にお薦めとされている。別売りでスタンド(ペア・税抜280,000円)も用意。こちらにさらにもう1基「S12A」を追加して低音を増強することも可能とのことだ。
■2ウェイ・パワードモニタースピーカー
「Pro2A」 ¥760,000(ペア・税抜)
Ocean Wayのモニタースピーカーのなかで最も小型なモデル。外形寸法は282W×405H×342Dmm、質量は20kg。全帯域にわたり高解像度を実現しつつ、聴き疲れのないオープン&ナチュラルなサウンドを持ち味とするという。
1インチ・シルクソフトドーム・トゥイーターと8インチ・アルミコーン・ウーファーを搭載。ウーファーはダイキャストフレームに強固にマウントされている。キャビネットはバッフル面の反射を抑える形状と材料を吟味して採用しているという。再生周波数帯域は35Hz〜25kHz。
こちらも総合出力250Wのアンプを搭載。最大ピークレベルは110dB。192kHz/24bit対応DACも内蔵する。
■リボンマイク
「RM-1B」 ¥520,000(税抜)
「これまでのリボンマイクロフォンのなかで最高レベルの磁力」を誇るというモデル。ネオジウムマグネットと、無電解ニッケルメッキを施した純鉄導体を採用。これによりレベルを6dBアップさせることが可能になったという。また、リボン周囲の機械的構造を最適化。完全ディスクリート回路を使った1stステージプリアンプを内蔵し、ローノイズ出力も可能。全帯域にわたりナチュラルなサウンドが特徴とのことだ。
なお、いずれもアメリカのバーバンクにある工場で生産されているMade in USAモデルだという。
「ホームオーディオにも導入が可能」
ステラは本日、日テレ四番町ビルにあるサウンドインスタジオにて発表会を開催。Ocean Wayの創始者アラン・サイズ氏らが来日し、製品のプレゼンテーションを行った。
13歳の頃からスピーカーづくりを始め、カスタムスピーカー事業を行っていたアラン氏。作ったスピーカーのために良い音源が欲しい、という考えからスタジオビジネスも手掛ける。これまでにマイケル・ジャクソンやエミネム、クインシー・ジョーンズなど、幅広いジャンルの著名ミュージシャン/プロデューサーのためにスピーカーやスタジオづくりを行ってきており、グラミー賞を5回受賞。Ocean Wayスタジオで録音された音源の売上げは約10億枚にものぼるという。
アラン氏いわく、「HR4」は「HR2」をベースに開発されたもの。HR2は非常に大きな製品だったが、HR4はコンパクトな筐体に集約しつつ持ち味だった広指向性はそのまま継承。「スピーカーの中心から50度横の場所でも指向性が崩れない」「30cmくらいまで近づいてもトゥイーターとウーファーの音の遅延がない」とアピールしていた。
アラン氏は「エンジニアにとって最も大切なのはスピーカー。自分が聴いている音が正しければ、正しい判断が下せるからです。Ocean Wayのスピーカーは、ソースを忠実に再生することができる製品だと自信を持っています」と語った。
なお今回発表されたモデルは、スタジオユースはもちろん、ホームオーディオとしても使用可能とのこと。どちらも取り入れやすいサイズで、特に「Pro2A」は一般的なホーム向けスピーカーに近いデザインでもある。既に発表されているOcean Wayのコンシューマー向けモデル(Eurekaなど)と比べて価格が抑えられていることもあり、会場では「ホーム用で使うのもアリ」という声が挙がっていた。
関連リンク
トピック