PCMは全て1bit DSD変換して処理
マランツ、独自開発のディスクリートDACを搭載した旗艦SACDプレーヤー「SA-10」
■11.2MHz DSD対応のUSB-DACを内蔵
本機はUSB-DACを内蔵。最大11.2MHzのDSD、および最大384kHz/32bitのPCMの再生に対応する。DSDはASIOによるネイティブ再生、およびDoP再生に対応。PCのクロックと同期せずにSA-10本体の高精度クロック回路で制御を行うアシンクロナスモードを採用する。
USB-DAC部を含むデジタルオーディオ基板(前述のMMM-Streamerを含む)は銅メッキシールドケースに封入され、高周波ノイズの輻射による音質への悪影響を防止している。
そのほか、同軸/光デジタル入力を各1系統搭載。それぞれ192kHz/24bitまでの入力に対応する。同軸/光デジタル出力も各1系統備えている。
背面のUSB-A端子からは、USBメモリーに保存した音楽ファイルの再生が可能。5.6MHzまでのDSDや、192kHz/24bitまでのWAAV、AIFF、FLAC、96kHz/24bitまでのALACなどが再生可能。iPod/iPhoneをLightningケーブルでデジタル接続しての再生も行える。
クロック回路には、従来の2倍の発信周波数の超低位相雑音クリスタルを搭載。44.1kHz系/48kHz系それぞれに専用クリスタルを搭載し、入力信号のサンプリング周波数に合わせて最適なクロックを供給する。
マランツがこれまでのプレーヤーでも力を入れてきたノイズ・アイソレーションについては、DAC部への対策も含めた「コンプリート・アイソレーション・システム・デュオ」を初採用。DAC部への対策は2ページ目で説明した通り。USB-B入力に対しては、高速デジタルアイソレーターとリレーによって、USB-Bインターフェースとデジタルオーディオ回路間の信号ライン、グラウンドを電気的に絶縁。ノイズの回り込みやグラウンド電位の変動を排除する。
また、DSPやUSBコントローラーICそれぞれの電源ラインには導電性ポリマーコンデンサーを挿入するなど、細部にまでノイズ対策を徹底する。
■HDAMによる3段構成のフルバランス・アナログ回路を採用
DAC以降のアナログステージは、3段構成のフルバランス・アナログ回路を採用。マランツ独自の高速アンプモジュール「HDAM」と「HDAM-SA2」を用い、オペアンプを一切使わないディスクリート回路とした。
DACからの出力を受ける初段バッファー、2段目のフィルターアンプにはHDAMを使用。3段目の電流帰還型出力バッファーアンプにはHDAMとHDAM-SA2を用いた。また、アナログステージをフルバランス回路で構成とすることで、アンバランス出力/バランス出力を完全に同等グレードにしたとのこと。
バランス出力のHOT/COLDを反転させるデジタル位相反転機能も搭載。デジタル領域で位相反転処理を行うため、音質劣化なしに位相反転を行えるという。
回路構成については、クロストークやレベル差を排除するため、左右チャンネルのアナログ出力回路をシンメトリーにレイアウト。信号経路の等長化、平行配置も徹底された。
純銅箔を採用した独自のフィルムコンデンサー「ブルースターキャップ」や高音質電解コンデンサーなど、旗艦モデルらしく高級な音質パーツが惜しみなく搭載する。
本機はUSB-DACを内蔵。最大11.2MHzのDSD、および最大384kHz/32bitのPCMの再生に対応する。DSDはASIOによるネイティブ再生、およびDoP再生に対応。PCのクロックと同期せずにSA-10本体の高精度クロック回路で制御を行うアシンクロナスモードを採用する。
USB-DAC部を含むデジタルオーディオ基板(前述のMMM-Streamerを含む)は銅メッキシールドケースに封入され、高周波ノイズの輻射による音質への悪影響を防止している。
そのほか、同軸/光デジタル入力を各1系統搭載。それぞれ192kHz/24bitまでの入力に対応する。同軸/光デジタル出力も各1系統備えている。
背面のUSB-A端子からは、USBメモリーに保存した音楽ファイルの再生が可能。5.6MHzまでのDSDや、192kHz/24bitまでのWAAV、AIFF、FLAC、96kHz/24bitまでのALACなどが再生可能。iPod/iPhoneをLightningケーブルでデジタル接続しての再生も行える。
クロック回路には、従来の2倍の発信周波数の超低位相雑音クリスタルを搭載。44.1kHz系/48kHz系それぞれに専用クリスタルを搭載し、入力信号のサンプリング周波数に合わせて最適なクロックを供給する。
マランツがこれまでのプレーヤーでも力を入れてきたノイズ・アイソレーションについては、DAC部への対策も含めた「コンプリート・アイソレーション・システム・デュオ」を初採用。DAC部への対策は2ページ目で説明した通り。USB-B入力に対しては、高速デジタルアイソレーターとリレーによって、USB-Bインターフェースとデジタルオーディオ回路間の信号ライン、グラウンドを電気的に絶縁。ノイズの回り込みやグラウンド電位の変動を排除する。
また、DSPやUSBコントローラーICそれぞれの電源ラインには導電性ポリマーコンデンサーを挿入するなど、細部にまでノイズ対策を徹底する。
■HDAMによる3段構成のフルバランス・アナログ回路を採用
DAC以降のアナログステージは、3段構成のフルバランス・アナログ回路を採用。マランツ独自の高速アンプモジュール「HDAM」と「HDAM-SA2」を用い、オペアンプを一切使わないディスクリート回路とした。
DACからの出力を受ける初段バッファー、2段目のフィルターアンプにはHDAMを使用。3段目の電流帰還型出力バッファーアンプにはHDAMとHDAM-SA2を用いた。また、アナログステージをフルバランス回路で構成とすることで、アンバランス出力/バランス出力を完全に同等グレードにしたとのこと。
バランス出力のHOT/COLDを反転させるデジタル位相反転機能も搭載。デジタル領域で位相反転処理を行うため、音質劣化なしに位相反転を行えるという。
回路構成については、クロストークやレベル差を排除するため、左右チャンネルのアナログ出力回路をシンメトリーにレイアウト。信号経路の等長化、平行配置も徹底された。
純銅箔を採用した独自のフィルムコンデンサー「ブルースターキャップ」や高音質電解コンデンサーなど、旗艦モデルらしく高級な音質パーツが惜しみなく搭載する。
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