ネットワーク/ディスクプレーヤーの旗艦機

dCS創立30周年記念プレーヤー「Vivaldi One」、国内10台限定販売。24K仕上げは1,200万円

公開日 2017/05/26 18:46 編集部:小澤 麻実
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太陽インターナショナルは、dCSの創立30周年記念ネットワーク/ディスクプレーヤー「Vivaldi One」を日本国内10台限定で発売。予約受付を開始した。合計5パターンの仕上げを用意しており、それぞれの価格は以下のとおり。

標準アノダイズ仕上げ(シルバー/ブラック):777万円(税抜)

標準アノダイズ仕上げ(シルバー)

標準アノダイズ仕上げ(ブラック)

カスタムペイント仕上げ(グロスホワイト/ピアノブラック):812万円(税抜)

カスタムペイント仕上げ(ピアノブラック)

カスタムペイント仕上げ(グロスホワイト)

鏡面のように光沢のある仕上げ。複多層ラッカーコートの後、数日かけて熱処理を行い、ガラスのような鏡面に仕上げる。英国企業の熟練工による手作業によって実現したもの。

24Kゴールドプレート(特別仕上げ):1,200万円(税抜)

24Kゴールドプレート

24K金メッキ仕上げ。金属メッキ装飾品で世界的スペシャリストを擁するFH Lambert社の協力で実現したもの。


全世界250台限定のフラグシップモデル。先日のMunich HIGH END 2017にて発表されたモデルで(関連ニュース)、日本での販売も決定したかたち。dCSの旗艦ライン「Vivaldi」のDAC「Vivaldi DAC」、ネットワーク再生機能搭載のアップサンプラー「Vivaldi Upsampler」、SACDトランスポート「Vivaldi Transport」を1筐体に納めたモデルとなる。

デジタルプレイバックの核には第9世代のRing DACを搭載。DACチップに依存することなくFPGA上でD/A変換することに加え、マルチステージフェイズロックループ(PLL)によって入力された音楽信号のジッターを極限まで低減することを可能とするなど、全てにフラグシップ Vivaldiの技術が投入されている。

SACD/CDドライブメカには、エソテリック製VRDS NEOを採用。CD再生時もデータは全てVivaldi One内部でDXDフォーマットもしくはDSD 2.8MHz/5.6MHzへとアップコンバートされる。

USB-DAC再生、ネットワーク再生の両方に対応。デジタル入力はUSB端子2系統(type Bおよびtype A)、光デジタル端子1系統、RCAデジタル2系統、BNCデジタル1系統、AES/EBU 2系統などを搭載。最大384kHz/24bit PCMおよびDSD 5.6MHz、さらにMQAをサポート。ネットワーク再生はUPnPに加えて、Roon Ready、Airplayにも対応。ストリーミングはTIDALやSpotifyの再生に対応している。

Vivaldi Oneの背面部

電源部はデジタル回路用とアナログ回路用を分離し、クリーンな電源供給を実現するという。

筐体は航空機グレードのアルミを切削加工したもの。内部には音響的ダンピングを考慮したパネルを備え、共振や電磁波による音質への影響を低減している。なお本機は全てイギリス国内で設計・製造されている。外形寸法は444W×220H×420Dmm、質量は27.4kg(アノダイズ仕上げモデル)。

専用アプリ「Vivaldi One App」(無料/近日公開予定)にて音楽の再生/停止等の操作や設定、ファームウェアアップデートなども行える。

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