録音対応の「DP-450USB」も
デノンから音質・デザイン・使い勝手を追求したレコードプレーヤー「DP-400」、5.8万円
初心者でも安心して使える仕様として、回転しているプラッターを手などで止めてしまった場合に、7 - 12秒ほどで回転を自動停止させる機能も搭載。これによりモーターの焼き付きなども防ぐことができる。
付属カートリッジは、DP-300Fと同じMM型カートリッジを採用。岡芹氏は「トーンアームやターンテーブルの性能を向上させることで、このカートリッジの性能をさらに引き出すことができると考えている」と説明していた。
■レコードをUSBメモリーにPCレス録音
DP-450USBはレコードを再生しながらUSBメモリーにデジタル録音することが可能。同社がこれまでラインナップしてきたDP-200USBはMP3のみの録音対応だったが、本機はMP3に加えて非圧縮のWAVでも録音可能。より高品位なデジタルファイル化が行える。
録音はUSBメモリーへのダイレクト録音のみに対応。PCと接続しての録音に対応しなかった理由について芹沢氏は、「音質に悪影響を与えるノイズの源となるPCを、わざわざレコードプレーヤーに接続する必要はないと考えた」と説明していた。
また、バンドルされるPC用ソフトウェアのMusiCut for Denonを使えば、録音したファイルを波形分析して、自動で曲ごとにファイル分割することが可能。さらには音楽データベース「Gracenote」と連携して、波形分析による曲名やアルバム名の自動取得も行える。iTunesなどの音楽管理ソフトウェアにも、録音した音楽をスムーズに取り込んで楽しめることがアピールされていた。
主な共通スペックは以下の通り。対応回転速度33 1/3、45、78。S/N比62dB。ワウフラッター0.1%WRMS。針圧可変範囲0 - 4.0g、適合カートリッジ自重5.0 - 13.0g。付属カートリッジの出力電圧は2.5mV(イコライザーオフ)、150mV(イコライザーオン)で、最適針圧は2.0g。
消費電力は10W、待機電力は0.5W以下。外形寸法414W×105H×342Dmm(ダストカバー取付時414W×132H×347Dmm)、質量は5.6kg(ダストカバー含)。
付属品として、かんたんスタートガイド、ダストカバー、ダストカバースタンド、ターンテーブル、ターンテーブルシート、45回転レコード用アダプター、カートリッジ付きヘッドシェル、カウンターウェイト、オーディオケーブル、ACアダプター、ACアダプター交換用プラグ5種類が付属する。
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