カーオーディオで知られるハイエンドブランド
morelがホームスピーカーを日本展開。第一弾はフロア型「SOPRAN」とブックシェルフ型「OCTAVE 6 LE」
ジャンライン&パートナーズは、スピーカーブランド morel(モレル)について、ホームスピーカーの取扱を開始。第1弾製品となる「SOPRAN」「OCTAVE 6 Limited Edition」の2モデルを10月1日より発売する。
・フロア型スピーカー「SOPRAN」¥2,300,000/ペア(税抜)
・ブックシェルフ型スピーカー「OCTAVE 6 Limited Edition」¥230,000/1本(税抜)
モレルは1975年に設立されたイスラエルのブランドで、オーディオメーカーへのOEM提供ほか、自社ブランドとしても世界55ヵ国以上でホームオーディオやカーオーディオ市場に製品を販売している。日本では2006年からジャンライン(株)が輸入元としてカーオーディオスピーカーの販売を行ってきたが、この度ホームオーディオ製品もリリースされることとなった。
ブランドの特徴として、イスラエルの自社にて100%製造しており、部品の材質や加工精度など細部にまでこだわっている点にある。
発売に先立ち、メディアに向けた内覧会が開催された。内覧会にはオーディオ評論家の土方久明氏が講師として登壇。まずブランドについて「カーオーディオにおいてモレルは、様々な著名ブランドが存在するなかでも事実上輸入ブランドでNo.1。その理由は音が良いからにほかならない。高性能だが鳴らしやすく、その音をひと言で表現するなら “格好いい”。コンテンストに強いとも言える」と紹介。
また同社代表の柴野 義宣氏は、「多くの特許を有する技術力の高いブランドだが、その技術を売りとするのではなく、 “音を聴いて買ってもらう” ことをポリシーとしている」とモレルの考え方に共感していると語った。
「SOPRAN」は3ウェイ・5ドライバーのフロア型スピーカー。3基を搭載するウーファーは160mm径で、コーンには減衰高分子複合体&一体型ワンピースドームを採用。マグネットはフェライトとネオジウムを混合したという「ハイブリッドダブルマグネット」を使用しており、音響負荷はインラインポート×3(バスレフ/28Hz)となる。
ミッドレンジには160mm径のリニア銅スリーブ技術によるドライバーを1基搭載。コーン紙はウーファーやハイブリッドダブルマグネット、ボイスコイルなどの仕様も同様となる。
トゥイーターは28mm径リニア銅スリーブ技術を投入したソフトドーム型。ドーム紙はAcuflexハンドクラフト・ソフトドームとし、トリプルフェライトマグネットモーターを搭載。ボイスコイルはヘキサテック・アルミニウムを採用した。
エンクロージャーは炭素繊維とガラス繊維樹脂を採用し、ハンドポリッシュピアノ塗装仕上げとした。その設計は「箱を鳴らさない設計思想で、デザインは脊髄がモチーフ。各ユニットごとにポートを設けていて、周波数を変えている」(柴野氏)という。
スピーカーグリルには特許技術を投入した「ロータスグリル」を採用。大きい穴と小さい穴で係数を打ち消し合うため、装着により音は変わらないとしている。ただし「外した方が音の傾向がわかりやすく、付けることでスイートスポットが広がる印象はある」と土方氏は説明する。
周波数特性は30Hz〜22kHz(40Hz〜18kHz/±1.5dB)で、インピーダンスは4Ω。定格入力は250Wで、瞬間最大入力は1,000W。音圧感度は91.5dB(2.83V/1M)となり、クロスオーバー周波数は250Hz/2.2kHz。外形寸法は255W×1135H×430Dmm、質量は31.5kg。
「OCTAVE 6 Limited Edition」は2ウェイ・バスレフ型のブックシェル・フスピーカー。なおOCTAVE 6 Limited Editionには同名のフロア型もあり、今後の発売が予定されている。
真空管でもソリッドステートのアンプでも鳴らしやすい「アンプに優しい」設計としており、160mmのミッドバスユニットには75mmのオーバーハングアルミボイスコイル、強力なハイブリッドモーター、超効率のワンピースカーボンファイバー&ロハセル複合サンドイッチコーンを備える。
また28mm径Acuflexソフトドームツィーターは、『クリスタルクリア』としてモレルの代名詞的な存在となっており、磁性流体減衰冷却システムやパワフルネオジムマグネットシステムなど独自技術を採用している。
キャビネットはMDRポリマーコーテッドで、グロスピアノ塗装で仕上げた。カラーはホワイトとブラックを展開。なおスタンドは別売で用意され、日本仕様ではカラーがブラックとなる。
周波数特性は20Hz〜22kHz(40Hz〜18kHz/±1.5dB)で、インピーダンスは6Ω。定格入力が140W、瞬間最大入力は1000W(10m/sec)。音圧感度は89dB(2.83V/1M)で、クロスオーバーは2.2kHz/12dB octave。外形寸法は187W×297H×367Dmm(端子含む)、質量は7.3kg。
土方氏によれば、モレルのサウンドは「根本にあるのはハイファイ再生。情報量や音離れが非常に優れている」というもので、「ピストンモーションが正確で、上から下まで再生帯域が広く、低域のパワフルさに驚かされる」とも説明された。
同社では東京・杉並区にシークレットギャラリーを用意。音を聴いてみたいという方は問い合わせをすることで、日程などの調整が行えるとのこと。
さらに今後、ピュアオーディオ向けスピーカーに加え、サラウンドスピーカーやウォール&シーリングスピーカーなどの販売も行っていくという。
【問い合わせ先】
ジャンラインアンドパートナーズ
TEL:03-3223-4300
FAX:03-6700-6955
Email:info@janline-and-partners.com
・フロア型スピーカー「SOPRAN」¥2,300,000/ペア(税抜)
・ブックシェルフ型スピーカー「OCTAVE 6 Limited Edition」¥230,000/1本(税抜)
モレルは1975年に設立されたイスラエルのブランドで、オーディオメーカーへのOEM提供ほか、自社ブランドとしても世界55ヵ国以上でホームオーディオやカーオーディオ市場に製品を販売している。日本では2006年からジャンライン(株)が輸入元としてカーオーディオスピーカーの販売を行ってきたが、この度ホームオーディオ製品もリリースされることとなった。
ブランドの特徴として、イスラエルの自社にて100%製造しており、部品の材質や加工精度など細部にまでこだわっている点にある。
発売に先立ち、メディアに向けた内覧会が開催された。内覧会にはオーディオ評論家の土方久明氏が講師として登壇。まずブランドについて「カーオーディオにおいてモレルは、様々な著名ブランドが存在するなかでも事実上輸入ブランドでNo.1。その理由は音が良いからにほかならない。高性能だが鳴らしやすく、その音をひと言で表現するなら “格好いい”。コンテンストに強いとも言える」と紹介。
また同社代表の柴野 義宣氏は、「多くの特許を有する技術力の高いブランドだが、その技術を売りとするのではなく、 “音を聴いて買ってもらう” ことをポリシーとしている」とモレルの考え方に共感していると語った。
「SOPRAN」は3ウェイ・5ドライバーのフロア型スピーカー。3基を搭載するウーファーは160mm径で、コーンには減衰高分子複合体&一体型ワンピースドームを採用。マグネットはフェライトとネオジウムを混合したという「ハイブリッドダブルマグネット」を使用しており、音響負荷はインラインポート×3(バスレフ/28Hz)となる。
ミッドレンジには160mm径のリニア銅スリーブ技術によるドライバーを1基搭載。コーン紙はウーファーやハイブリッドダブルマグネット、ボイスコイルなどの仕様も同様となる。
トゥイーターは28mm径リニア銅スリーブ技術を投入したソフトドーム型。ドーム紙はAcuflexハンドクラフト・ソフトドームとし、トリプルフェライトマグネットモーターを搭載。ボイスコイルはヘキサテック・アルミニウムを採用した。
エンクロージャーは炭素繊維とガラス繊維樹脂を採用し、ハンドポリッシュピアノ塗装仕上げとした。その設計は「箱を鳴らさない設計思想で、デザインは脊髄がモチーフ。各ユニットごとにポートを設けていて、周波数を変えている」(柴野氏)という。
スピーカーグリルには特許技術を投入した「ロータスグリル」を採用。大きい穴と小さい穴で係数を打ち消し合うため、装着により音は変わらないとしている。ただし「外した方が音の傾向がわかりやすく、付けることでスイートスポットが広がる印象はある」と土方氏は説明する。
周波数特性は30Hz〜22kHz(40Hz〜18kHz/±1.5dB)で、インピーダンスは4Ω。定格入力は250Wで、瞬間最大入力は1,000W。音圧感度は91.5dB(2.83V/1M)となり、クロスオーバー周波数は250Hz/2.2kHz。外形寸法は255W×1135H×430Dmm、質量は31.5kg。
「OCTAVE 6 Limited Edition」は2ウェイ・バスレフ型のブックシェル・フスピーカー。なおOCTAVE 6 Limited Editionには同名のフロア型もあり、今後の発売が予定されている。
真空管でもソリッドステートのアンプでも鳴らしやすい「アンプに優しい」設計としており、160mmのミッドバスユニットには75mmのオーバーハングアルミボイスコイル、強力なハイブリッドモーター、超効率のワンピースカーボンファイバー&ロハセル複合サンドイッチコーンを備える。
また28mm径Acuflexソフトドームツィーターは、『クリスタルクリア』としてモレルの代名詞的な存在となっており、磁性流体減衰冷却システムやパワフルネオジムマグネットシステムなど独自技術を採用している。
キャビネットはMDRポリマーコーテッドで、グロスピアノ塗装で仕上げた。カラーはホワイトとブラックを展開。なおスタンドは別売で用意され、日本仕様ではカラーがブラックとなる。
周波数特性は20Hz〜22kHz(40Hz〜18kHz/±1.5dB)で、インピーダンスは6Ω。定格入力が140W、瞬間最大入力は1000W(10m/sec)。音圧感度は89dB(2.83V/1M)で、クロスオーバーは2.2kHz/12dB octave。外形寸法は187W×297H×367Dmm(端子含む)、質量は7.3kg。
土方氏によれば、モレルのサウンドは「根本にあるのはハイファイ再生。情報量や音離れが非常に優れている」というもので、「ピストンモーションが正確で、上から下まで再生帯域が広く、低域のパワフルさに驚かされる」とも説明された。
同社では東京・杉並区にシークレットギャラリーを用意。音を聴いてみたいという方は問い合わせをすることで、日程などの調整が行えるとのこと。
さらに今後、ピュアオーディオ向けスピーカーに加え、サラウンドスピーカーやウォール&シーリングスピーカーなどの販売も行っていくという。
【問い合わせ先】
ジャンラインアンドパートナーズ
TEL:03-3223-4300
FAX:03-6700-6955
Email:info@janline-and-partners.com
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