アンバサダー アル・ディ・メオラも登場
<HIGH END>ミュンヘン・ハイエンド2023開幕。550のブランドが出展、スタートアップエリアも新設
ドイツ時間5月18日(木)の10時より、世界最大規模のオーディオショウ、ミュンヘン・ハイエンドが開幕した。今年も現地から新製品など話題のトピックを速報でお届けする。
前回の2022年は「3年ぶりの開催を手探りで模索する」といった風情であったが、今年はすっかり元通り。マスク装着者もほとんどおらず、ソーシャルディスタンスに対する呼びかけも控えめとなっており、世界各国のオーディオブランドとディストリビューター、メディアが集結する一大イベントとして復活した。
今回の特徴としては、昨年に引き続きオーディオ関連のパーツショウ「IPS」が併設されるほか、ヘッドホン関連ブランドが集結する「WORLD OF HEADPHONES」が昨年の2倍の規模に拡大。また、世界中のスタートアップ企業を対象とした「STARTUP AREA」も新たに設けられ、日本からはヴァイナルオーディオ研究所が参加している。
ミュンヘン・ハイエンドを主催するHigh End SocietyのStefan Dreischärf氏は次のようにコメント。
「今年はハイエンドショウがスタートして40周年になります。最初はたった20のブランドからスタートした小さなショウでしたが、今年は550のブランドが出展、世界規模のオーディオショウまで成長させることができました。
昨年はパンデミックのせいで、すべてのオーディオに関わる産業が大きな影響を受けました。音楽再生や生活スタイルの大きな変化を経ても、今年このような形でオーディオショウを開催できることを大変うれしく思います。
今年の出展社の内訳を見ていると、ドイツが一番多いのに次いで、アジアからの出展社が15%、USAからの参加ブランドが10%と、文字通りインターナショナルのショウとなっています。今年は20,000人以上参加者と、450人以上のジャーナリストが世界各国から参加登録をしてくれました。昨年はさまざまな規制がある中での開催でしたが、今年はそれらも解除しています。みなさまが自由にコミュニケーションを取れる場となればと思います」
続いて、今年のアンバサダーであるアル・ディ・メオラが登場。「素晴らしいオーディオのプロフェッショナルが集まる場に参加することができて、とても光栄に思っています。私自身も素晴らしいパフォーマンスを実現するためにさまざまな取り組みをしてきましたが、ハイエンドのオーディオからも様々な刺激を得てきました。ときには「私自身が意図する以上のもの」を引き出してくれたように感じています。音楽はとても素晴らしいものです。この世界が生きるのに素晴らしい場所になるよう、音楽がその一助になれればと願っています」
質疑応答では、デジタル再生とアナログ再生について、「デジタル再生はもっと良くなるでしょう。私自身はアナログの時代から音楽再生を行ってきましたので、アナログはとても大切ですが、デジタルはさらに進化すると信じています。しかし、それは“エンジニアのスキル”によるところも大きいと考えています。マイクやケーブルの性能、アコースティックデザインも大きく進化しましたが、やはり音楽は人間が作るものであること、それが一番大切であることは今後も変わらないでしょう」とコメントした。
前回の2022年は「3年ぶりの開催を手探りで模索する」といった風情であったが、今年はすっかり元通り。マスク装着者もほとんどおらず、ソーシャルディスタンスに対する呼びかけも控えめとなっており、世界各国のオーディオブランドとディストリビューター、メディアが集結する一大イベントとして復活した。
今回の特徴としては、昨年に引き続きオーディオ関連のパーツショウ「IPS」が併設されるほか、ヘッドホン関連ブランドが集結する「WORLD OF HEADPHONES」が昨年の2倍の規模に拡大。また、世界中のスタートアップ企業を対象とした「STARTUP AREA」も新たに設けられ、日本からはヴァイナルオーディオ研究所が参加している。
ミュンヘン・ハイエンドを主催するHigh End SocietyのStefan Dreischärf氏は次のようにコメント。
「今年はハイエンドショウがスタートして40周年になります。最初はたった20のブランドからスタートした小さなショウでしたが、今年は550のブランドが出展、世界規模のオーディオショウまで成長させることができました。
昨年はパンデミックのせいで、すべてのオーディオに関わる産業が大きな影響を受けました。音楽再生や生活スタイルの大きな変化を経ても、今年このような形でオーディオショウを開催できることを大変うれしく思います。
今年の出展社の内訳を見ていると、ドイツが一番多いのに次いで、アジアからの出展社が15%、USAからの参加ブランドが10%と、文字通りインターナショナルのショウとなっています。今年は20,000人以上参加者と、450人以上のジャーナリストが世界各国から参加登録をしてくれました。昨年はさまざまな規制がある中での開催でしたが、今年はそれらも解除しています。みなさまが自由にコミュニケーションを取れる場となればと思います」
続いて、今年のアンバサダーであるアル・ディ・メオラが登場。「素晴らしいオーディオのプロフェッショナルが集まる場に参加することができて、とても光栄に思っています。私自身も素晴らしいパフォーマンスを実現するためにさまざまな取り組みをしてきましたが、ハイエンドのオーディオからも様々な刺激を得てきました。ときには「私自身が意図する以上のもの」を引き出してくれたように感じています。音楽はとても素晴らしいものです。この世界が生きるのに素晴らしい場所になるよう、音楽がその一助になれればと願っています」
質疑応答では、デジタル再生とアナログ再生について、「デジタル再生はもっと良くなるでしょう。私自身はアナログの時代から音楽再生を行ってきましたので、アナログはとても大切ですが、デジタルはさらに進化すると信じています。しかし、それは“エンジニアのスキル”によるところも大きいと考えています。マイクやケーブルの性能、アコースティックデザインも大きく進化しましたが、やはり音楽は人間が作るものであること、それが一番大切であることは今後も変わらないでしょう」とコメントした。
関連リンク