ORBはジュエリーを用いた新イヤホン開始
<HIGH END>final、平面磁界型ヘッドホン「X8000」発表/ゼンハイザー「カスタムイヤーチップ」作成サービス開始
5月18日よりドイツ・ミュンヘンにて開催された世界最大規模のオーディオショウ、「ミュンヘン・ハイエンド2023」。昨年より「ヘッドホン関連ブース」が大幅に拡張されており、据え置きの高級システムも含め、さまざまなヘッドホン/イヤホン関連アイテムが展示されていた。ここでは、final/ゼンハイザー/ORBを中心に、注目のブースを紹介する。
finalは、平面磁界型ヘッドホンの最新モデルとなる「X8000」のプロトタイプを参考展示。長年に渡る基礎研究の成果を投入した新たな “Xシリーズ” として位置づけられ、詳しい仕様はまだ非公開とのことだが、今回いくつか重要なトピックについて伺うことができた。
8000番台はfinalのフラグシップに与えられる名称で、カタログにも写真で紹介されるように、独自のエッチングが施されたダイヤフラムが特徴。またマグネットやコイルなどもさらに強化されており、歪が少なく反応が良いドライバーとして開発されているという。ハウジングはチタンの削り出しで、プロトタイプはマットな質感だが、最終形では鏡面仕上げを予定しているという。
イヤーパッドは3Dプリンターで作られており、光の具合によってキラキラ輝いて見えることも特徴。ケーブルはホワイト&シルバーで、本体と合わせてジュエリーのような上質さも感じられる。
発売は年内を予定しているとし、順次情報が公開されていく予定とのこと。
ゼンハイザーは、IE900等と組み合わせて使用する「Custom Comfort Tips」作成サービスを発表した。耳の形状をスキャンして最適なチップを作成できるサービスで、ミュンヘン・ハイエンドの会場にてテストトライアルが行われていた。
作成には、「認定ショップ」にアポイントメントを取り訪問、約5 - 10分程度で完了するという耳のスキャンを行なったのち、約2週間後に自宅に完成したチップが送られる、という流れを予定しているという。カラーも選択が可能で、IE900以外にもIE200、IE300、IE600に共通して使えるものとなる。
ブースでは、MOMENTUMなどハイファイシステムからサウンドバー、昨今力を入れるヒアリングサポートシステムなどを幅広く展開。「SoundProtex Plus」はいわゆる “耳栓” で、耳のサイズに合わせて3種類の本体と、騒音の軽減度に合わせて4つのフィルターが用意されており、周囲の音環境に応じて選択することができるという。
ゼンハイザーのコンシューマー向けラインはSonovaに買収されたが、スタッフは今後について、「私達の持っている専門知識を活かし、ハイファイ向けのヘッドホンと、ヒアリングサポートアイテムの両方をしっかりサポートしていきます」と力強くコメントした。
ORBは、スケルトンのハウジングに1カラットの宝石をつけたデザインが特徴のイヤホンシリーズ「CF-IEM avec CRESCENT VERT(クレサンベール)」を初披露した。クレサンベールは京セラによる人工ジュエリーシリーズの名称で、これまでアクセサリーが主用途だったが、イヤホンへの展開は初だという。
ルビーやオパールなど6色展開を予定していることで、“推し色” イヤホンを選ぶといった楽しみ方もできそうだ。日本でも順次発売開始するとのこと。
また、海外ではアナログディスクの反りを直す「ディスクフラッター」の人気が非常に高いとのことで、多くのメディアが取材に来場。静電気除去ツール「deStat Handy」、カートリッジエージング器「Cartridge Warmer」などロングセラー製品と合わせて展開されている。
そのほか、注目のヘッドホン関連ブースを写真にてレポートしよう。
final
finalは、平面磁界型ヘッドホンの最新モデルとなる「X8000」のプロトタイプを参考展示。長年に渡る基礎研究の成果を投入した新たな “Xシリーズ” として位置づけられ、詳しい仕様はまだ非公開とのことだが、今回いくつか重要なトピックについて伺うことができた。
8000番台はfinalのフラグシップに与えられる名称で、カタログにも写真で紹介されるように、独自のエッチングが施されたダイヤフラムが特徴。またマグネットやコイルなどもさらに強化されており、歪が少なく反応が良いドライバーとして開発されているという。ハウジングはチタンの削り出しで、プロトタイプはマットな質感だが、最終形では鏡面仕上げを予定しているという。
イヤーパッドは3Dプリンターで作られており、光の具合によってキラキラ輝いて見えることも特徴。ケーブルはホワイト&シルバーで、本体と合わせてジュエリーのような上質さも感じられる。
発売は年内を予定しているとし、順次情報が公開されていく予定とのこと。
ゼンハイザー
ゼンハイザーは、IE900等と組み合わせて使用する「Custom Comfort Tips」作成サービスを発表した。耳の形状をスキャンして最適なチップを作成できるサービスで、ミュンヘン・ハイエンドの会場にてテストトライアルが行われていた。
作成には、「認定ショップ」にアポイントメントを取り訪問、約5 - 10分程度で完了するという耳のスキャンを行なったのち、約2週間後に自宅に完成したチップが送られる、という流れを予定しているという。カラーも選択が可能で、IE900以外にもIE200、IE300、IE600に共通して使えるものとなる。
ブースでは、MOMENTUMなどハイファイシステムからサウンドバー、昨今力を入れるヒアリングサポートシステムなどを幅広く展開。「SoundProtex Plus」はいわゆる “耳栓” で、耳のサイズに合わせて3種類の本体と、騒音の軽減度に合わせて4つのフィルターが用意されており、周囲の音環境に応じて選択することができるという。
ゼンハイザーのコンシューマー向けラインはSonovaに買収されたが、スタッフは今後について、「私達の持っている専門知識を活かし、ハイファイ向けのヘッドホンと、ヒアリングサポートアイテムの両方をしっかりサポートしていきます」と力強くコメントした。
ORB
ORBは、スケルトンのハウジングに1カラットの宝石をつけたデザインが特徴のイヤホンシリーズ「CF-IEM avec CRESCENT VERT(クレサンベール)」を初披露した。クレサンベールは京セラによる人工ジュエリーシリーズの名称で、これまでアクセサリーが主用途だったが、イヤホンへの展開は初だという。
ルビーやオパールなど6色展開を予定していることで、“推し色” イヤホンを選ぶといった楽しみ方もできそうだ。日本でも順次発売開始するとのこと。
また、海外ではアナログディスクの反りを直す「ディスクフラッター」の人気が非常に高いとのことで、多くのメディアが取材に来場。静電気除去ツール「deStat Handy」、カートリッジエージング器「Cartridge Warmer」などロングセラー製品と合わせて展開されている。
そのほか、注目のヘッドホン関連ブースを写真にてレポートしよう。
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