特許出願中「iBX Intelligent Bass Extension」も搭載

KEF、サブウーファー「KCシリーズ」の上位機種「KC92」。税込35.2万円。

公開日 2024/02/22 15:00 編集部:長濱行太朗
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KEFは、サブウーファー「KCシリーズ」の上位機種となる「KC92」を2月27日より発売する。価格は税込で352,000円。

「KC92」、カラーはブラックとホワイトをラインナップ

KC92は、同社のワイヤレススピーカーやサブウーファー「KC62」などにも採用されている、独自DSP技術「Music Integrity Engine(MIE)」を搭載。KEFのサウンドの特徴である正確さ、併せて従来以上に深みのあるダイナミズムを実現した低域表現に同技術が寄与しているという。

入力信号を分析するアルゴリズムとして「iBX Intelligent Bass Extension」も併せて導入。どのような音量が入力されたとしても、ウーファーのポテンシャルを最大限に引き出した、ダイナミックな低音再生が可能だとしている。

ユニットには、9インチ(約22cm)のウーファーを2基搭載。ウーファーユニットを背中合わせに配置する「フォース・キャンセリング・レイアウト」構成を採用しており、反力を打ち消す効果を利用してキャビネットの振動を低減し、低音再生の精度とディティールを高めている。

ウーファーユニットには、アルミニウム製スキンを含めたハイブリッド構造のペーパー・コーンが導入されている。そして頑丈なモーター・システムとボイスコイルの通気設計も投入。音の歪みの低減、滑らかかつスケールの豊かな低音に繋がっている。

また、ウーファーユニットに折り紙の折り目に近似するプリーツ構造を施す「P-Flex Surround」機構を採用。入力された音声信号に対して、さらに正確なウーファーの駆動を実現させている。本技術は、現在特許出願中とのこと。

搭載された各ドライバーに専用設計された500Wのアンプ、合計1000W衆出力のClass Dアンプを搭載する。また、フリースペース/ウォール/コーナー/キャビネット/アパートといった、サブウーファーの設置環境に合わせた全5種の「ルーム・プレイスメント・イコライゼーション」機能も備える。電源モードも、スタンバイや常時オン、12Vモードなどを用意。

KC92には、同社のワイヤレススピーカー「LS50 Wireless II」から着想を得た、ヒートシンクを背面部に搭載。効率のより冷却性を叶えており、音質の向上や幅広い設置性に効果を発揮している。

周波数帯域は11-200Hz、能率は110dB、ローパスフィルターは40-144Hz(LFE)。消費電力は1000W(待機時0.5W)、外形寸法は330W×352.5H×360.5Dmm、質量は20kg。

フロア型スピーカー「R11 Meta」と組み合わせた場合

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