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「裏面まで気を抜かない美しいデザイン」 ― 「FORIS.TV」新モデル発表会詳報

公開日 2006/10/10 16:57
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別項でお伝えしたとおり、(株)ナナオは「FORIS.TV」の新モデルを発表した。本項では発表会の模様をお伝えする。


鶴見栄二氏

「プレミアム液晶テレビ」の定義

FORIS.TVが提案する新しいライフスタイル
冒頭、同社取締役 カスタマーリレーション推進部 部長の鶴見栄二氏が挨拶した。同氏は薄型テレビの普及率が飛躍的に伸び、市場は成長期から一気に成熟期へと移行し「薄型、大型、地上デジタル対応は当たり前」になってきたことを指摘。これから必要とされるのは多機能かつ「お洒落でプレミアムな液晶テレビ」であり、それが「FORIS.TV」である、と述べた。

同社は来たる11月2日にオープンする「EIZO Galleria Ginza」を中心とした直営ショップ“EIZOガレリア”、本日リニューアルした同社オンラインショップ“EIZOダイレクト”、インテリアショップなどのパートナー店で積極的に販売していくという。


志村和秀氏
次に、同社執行役員 企画部 部長の志村和秀氏が製品の説明を行った。製品についてはこちらを参照されたい。

続いて、コーディネーターに(株)オブザアイ プロデューサーの風間純子氏を迎え、デザインディレクターで医学博士、大阪大学大学院教授の川崎和男氏と、同社の開発マネージャーの橋本雅之氏による対談が行われた。

風間純子氏

川崎和男氏

橋本雅之氏

川崎氏は「前から見た時はもちろんのこと、裏面まで美しいデザインにしようと考えた。隅々まで一切手を抜いていない。設計側にはずいぶん無理難題をふっかけたと思う」と発言。

それに対し橋本氏は、「川崎氏から要求されるものは非常に高いレベルのものであったが、それを実現するために努力したおかげで本当によい製品ができたと思う。裏面をフラットなアルミにするなら、単にアルミを使うだけでなく何かしら機能しないと面白くないなと思った。熱のシミュレーション解析などをして、裏面に穴を一切空けないデザインをつくりあげた」と答えた。

最後に川崎氏は、「単に安いだけの製品なら外国に任せておけばいい。いいものに触れるというのはどういうことか知って欲しい。今回のテレビは第三世代。第四世代のテレビは今回とはまた違ったアプローチで作っていきたい」と抱負を語った。


発表会で行われた質疑応答の主な内容を以下に掲載する。

Q.今回発表した製品は最大で32型でWXGAパネルだ。液晶テレビがどんどんフルHDにシフトしてきている現在、WXGAにこだわった理由はあるのか。
A.大型とは違った新しい提案をしていくのがFORIS.TVだ。32型は人間が観て最も美しいサイズ。ジャストフィットなパネルを採用したのがこの製品だ。フルHDモデルについては現在検討中である。

Q.「フレキシブル黒挿入技術」は自社開発の技術なのか。
A.日本のパネルメーカーとの共同開発技術である。

Q.WXGA画質にも関わらずHDMI端子を搭載したのは何故か。
A.1080p入力を最適にダウンコンバートできるので搭載した。

Q.日本製にこだわったということだが、パネルも日本製なのか。
A.そうだ。26型、32型についてはIPS方式、20型にはVA方式を採用している。

Q.他メーカーの同型液晶テレビと比べ、値段設定が高いのではないか。
A.価格競争に迎合し、安易なコストダウンを図るよりも、他にはないプレミアムな機能を提供することが大切だと考えたため、このような値段設定になった。他と比べやや高いかもしれないが、値段に見合うだけの製品であると自負している。


【問い合わせ先】
EIZOコンタクトセンター
TEL/0120-956-812

(Phile-web編集部)

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