<会田肇のCES2008レポート>車載プレーヤー/ナビでもBDとHD DVDが火花を散らす
次世代ビデオディスクは、ブルーレイ(BD)とHD DVDとで激しいシェア争いが繰り広げられている。そんな中で、これまであまり目立った動きがなかった車載モデルだったが、2008年のCESではアルパインが一歩踏み出した動きを見せた。
昨年のHD DVD試作機に続き、今年はHD DVDプレーヤーと、HD DVD対応ナビの二つの試作機を展示したのだ。HD DVDプレーヤーは1280×720pの解像度を持つモニターとの組み合わせでデモンストレーションを行い、ナビはHD DVDならではの大容量を活かした、新たな展開を踏まえての展示となっていた。
アルパインによれば「HD DVDに決めたというわけではなく、ユーザーの要望に応える形でどちらでも対応できる準備は進めている」としているが、昨年に引き続き、ここまで車載器で具体的対応を行っているのはアルパインだけ。松下もBDAブースにおいて、昨年の東京モーターショーでデモを行った試作機の展示は行ってはいたが、そのボディサイズはとても車載機として実用的なものではない。
いずれにしても車載用として展開するには、耐振性や耐熱性などクリアしなければならない問題が数多い。そろそろ車載機でも次世代ディスクへの対応が急がれるところだ。
(会田肇)
昨年のHD DVD試作機に続き、今年はHD DVDプレーヤーと、HD DVD対応ナビの二つの試作機を展示したのだ。HD DVDプレーヤーは1280×720pの解像度を持つモニターとの組み合わせでデモンストレーションを行い、ナビはHD DVDならではの大容量を活かした、新たな展開を踏まえての展示となっていた。
アルパインによれば「HD DVDに決めたというわけではなく、ユーザーの要望に応える形でどちらでも対応できる準備は進めている」としているが、昨年に引き続き、ここまで車載器で具体的対応を行っているのはアルパインだけ。松下もBDAブースにおいて、昨年の東京モーターショーでデモを行った試作機の展示は行ってはいたが、そのボディサイズはとても車載機として実用的なものではない。
いずれにしても車載用として展開するには、耐振性や耐熱性などクリアしなければならない問題が数多い。そろそろ車載機でも次世代ディスクへの対応が急がれるところだ。
(会田肇)