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<会田肇のCES2008レポート>車載プレーヤー/ナビでもBDとHD DVDが火花を散らす

公開日 2008/01/15 09:19
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次世代ビデオディスクは、ブルーレイ(BD)とHD DVDとで激しいシェア争いが繰り広げられている。そんな中で、これまであまり目立った動きがなかった車載モデルだったが、2008年のCESではアルパインが一歩踏み出した動きを見せた。


アルパインが試作機として公開したHD DVDのカーナビゲーション。片面2層で30GBの大容量を活かした展開が可能になる。

HD対応XGAモニターと組み合わせたアルパインのHD DVD車載プレーヤー。モニターとはHDMI端子で結ばれ、美しい映像を再生していた。
昨年のHD DVD試作機に続き、今年はHD DVDプレーヤーと、HD DVD対応ナビの二つの試作機を展示したのだ。HD DVDプレーヤーは1280×720pの解像度を持つモニターとの組み合わせでデモンストレーションを行い、ナビはHD DVDならではの大容量を活かした、新たな展開を踏まえての展示となっていた。

アルパインによれば「HD DVDに決めたというわけではなく、ユーザーの要望に応える形でどちらでも対応できる準備は進めている」としているが、昨年に引き続き、ここまで車載器で具体的対応を行っているのはアルパインだけ。松下もBDAブースにおいて、昨年の東京モーターショーでデモを行った試作機の展示は行ってはいたが、そのボディサイズはとても車載機として実用的なものではない。

BDアソシエーションのブースに展示してあった松下の車載用BDプレーヤーの試作機。組み合わせるモニターはXGA対応で、VGAモニターとの同時比較を行っていた。

いずれにしても車載用として展開するには、耐振性や耐熱性などクリアしなければならない問題が数多い。そろそろ車載機でも次世代ディスクへの対応が急がれるところだ。

(会田肇)

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